mixiユーザー(id:2142867)

2015年05月17日01:47

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岬めぐり 余談

伊達からの帰りに余裕があったので、
一番近い観光地・昭和新山に寄った。

私は小学校の修学旅行以来。
海岸沿いの道を走っていたら、すでに山の頭が見える。
同行者は口々に「行かなくても良いのではないか」と
ちょっとバカにした様子。

ところが麓に着いてみると、
箱根ほどではないにしても、いまだに噴煙を上げる活火山。
結構な迫力。

ここは72年ほど前、突然畑が隆起し始め
2年ほどかけて出来上がった火山ドーム。
戦中だったため中部地震と同様に政府は秘密にし、
学究の対象にならなかった。
ところが現地の郵便局長が、
―当時のことだから郵便局長になれるのは、その土地の有力者だったろう―
数年前に起こった有珠山の噴火の際に、
外国人研究家の様子を、そばにいて学んでいた。
彼は隆起の様子をつぶさに記録する。
これが現在も、重要な資料として色褪せないでいるそうだ。
そして新山を荒廃させないため、彼は私財をなげうって辺り一帯を買い取り、
整備したという。

今の世にこんな人がいるだろうか。
ああ、目先の欲得ばかり気にする売国奴ばかりだ。

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