北海道は室蘭と伊達の仕事。
もし天候が荒れたらと思い、前日に入ることにしたため、
1日たっぷりと観光できる余裕が生まれた。
以前から1度は二風谷のアイヌ資料館に行きたいと思っていた。
それにしても、時間がありすぎる。
何せ苫小牧に着いたのは朝の6時。
マルトマ食堂のホッキカレーを食べても、まだ7時にもならない。
思い切って襟裳岬まで足を延ばすことにする。
襟裳の春は 何もない春です
えりも町から襟裳岬に向けて道を折れると、
初めて見る景色に迎えられる。
なんと形容したらよいのか、言葉が見つからない。
低い台地に丸くえぐられた谷、
氷河が削ったのであろうか、
不思議な地形をしている。
左の写真は、展望台から見た岬。
下まで降りられるので行くと、
踊り場で双眼鏡を覗いている人がいる。
声を掛けると、覗かせてくれた。
岬の突端のほうに、アザラシがいるという。
確かに見えた。
この周辺はサケの定置網漁が盛んだが、
網にかかったサケを、アザラシが食い荒らしているという。
しかも卵(筋子?)の入った腹ばかりを狙うので、
漁師が困っているという。
この人は環境省の人で、実態を調査しているという。
動物保護と漁業の保護のはざまに立って、辛そうだった。
アザラシは、一番多く数えられたので、500頭。
当然海に入っているのもいたはずで、
700頭以上いるのではないかと、言っていた。
この辺りはコンブ漁も盛んで、波打ち際にかなり流れ着いていた。
右の写真は、アザラシのいる島。
右の平たい島の真ん中あたりに、実は1頭いる。
拡大していくと、伸び上っている様子が見えるのだが、
ここでそれが見られるだろうか。
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