この3DCG映画の海外と日本での受け方の相違、考え方については本当に評論家がきちと検証しなくてはならないと思う。だって海外(主にアメリカだけれども)では3DCGがメインとなっているにも関わらず、日本では3DCGのアニメはそうそうヒットしないようだし。まあ、アメリカの3DCG映画だって大ヒットした作品だけ日本で公開されるので、実は全然ダメだった映画も山ほどあるわけで。(日本ではDVDスルーとなるようだけれども)
まあ、個人的には日本はTVのアニメの質が高いのでそれに慣れてしまった観客がわざわざ3DCGの映画新作を見に行くか?というのと、3DCGアニメ映画のターゲットをどこに絞るのか?ということだろうけれども。だから3DCGでありながらセルライクに仕上げた美少女とメカでオタク向けに作った『楽園追放』とか既にポピュラーで家族向け鉄板の『ドラえもん』とかは集客できるけれども、純粋に子供向けに作った『よなよなペンギン』とか『ホッタラケの島』とか『泣いた赤鬼』に子供が行かない、という構図になっているかもしれない。
で、オタクと一般向けと両方に受けるように製作して『キャプテン・ハーロック』や『聖闘士星矢』となるかな。
で『ガンバ』だけれども、これまた個人的な意見だけれどもあの伝説のTVシリーズ『ガンバの冒険』が既にあるわけで原作を同じくする新作を見たいかと言われればさすがの僕も躊躇してしまう。それほどTVシリーズは凄かった。全26話という話数を考えた上でガンバを始めとする様々なキャラクター(15匹を7匹に統合して)を見事なまでに生き生きと描いたあのアニメを越える作品が出来るとは到底思えないのだ。実はアニメシリーズを見た後で童話原作を読んで「なんだ、子供向けじゃないか!」とあまりに的外れな感想を抱くほどアニメはハードなドラマだった。(LD BOXを昔買ったしなあ)
日本の技術を駆使して海外にも通用する3DCGアニメを作ろうとするのは納得するのだけれども、その題材に『ガンバ』かあ。
こういう場合、普通に期待するのがポリシーなのだけれども『ガンバ』に関してはなあ。
『ガンバの冒険』24年ぶりに復活 「マーベル・スタジオズ」CEOを招き3DCG映画化
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=100&from=diary&id=3406203
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