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2015年04月14日22:25

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死を笑う−うさぎとまさると生と死と−/航路

たまたまですが、死に関する本二冊。

中村うさぎ・佐藤優「死を笑う−うさぎとまさると生と死と−」毎日新聞社

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万人に必ず訪れる最期の日。
原因不明の病で死の淵をさまよった中村うさぎと、いわゆる「鈴木宗男事件」で社会的に殺されかけた佐藤優。
異色の2人が贈る「死の入門書」がついに解禁。
死は終わりか、救いか、それとも…。
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中村うさぎさんと佐藤優さんが死について語り合った本です。
最初は別の題材の対談の予定だったのだそうですが、中村さんが原因不明の病気で一時期心臓が止まったという事から死について語り合う事になったそうです。
学部は違いますが同じ同志社大学の出身という事もあり、なかなか面白い対談となりました。
やはり佐藤さんの映画やVシネマ、マンガに宗教学までの博覧強記ぶりが印象的です。


コニー・ウィリス「航路」上下 ヴィレッジブックス

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認知心理学者のジョアンナは、デンヴァーの大病院にオフィスを持ち、朝はER、午後は小児科と、臨死体験者の聞き取り調査に奔走する日々。
目的は、NDE(臨死体験)の原因と働きを科学的に解明すること。
一方、神経内科医のリチャードは、疑似NDEを人為的に引き起こしてNDE中の脳の状態を記録する研究計画を立ち上げ、彼女に協力を求める。
だが、実験にはトラブルが続出し、やがて被験者が不足する事態に。
こうなったら自分でやるしかない。ジョアンナは、みずから死を体験しようと決意するが…。
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コニー・ウィリスの長編SFです。
臨死体験がテーマの話ですがあまりSFっぽくはなく一般小説に近いです。
上巻では主人公ジョアンナはほとんど病院を出ませんがぐいぐい読ませます。
臨死体験といってもオカルト的な方向には行きませんが、それでも謎を追う主人公の行動に引き込まれます。
下巻では意外な展開になりますが、やはり主人公らの追う謎が魅力的で読み進むのが止められません。
コニー・ウィリス面白いですね。他の作品も読んでみようかな。

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