mixiユーザー(id:26726846)

2015年04月12日11:19

232 view

Elton John「The Diving Board」(Deluxe Edition)

フォト

エルトン・ジョン目下最新の2013年作。

例のロシア盤MP3DVDを聴いていたら1番新しいのが聴いてみたくなった。

基本的なラインアップは

Elton John(p,vo)
Raphael Saadiq(ba)
Jay Bellerose(dr)

で、曲によって

Keefus Ciancia(key)
Doyle Bramhall II(g)
Jack Ashford(tambourine)

が加わる形。

エルトン・ジョン自身が「これまでで1番ピアノがメイン」と語っているそうで、なんとギターが入る曲はボーナス・トラックの1曲を入れてもわずか3曲しかない。

とはいえ 2Cellos やホーン・セクション、コーラス隊が加わる曲もあり、逆にエルトン・ジョンのピアノ独奏によるインスト曲があったりで、アレンジは多彩だ。

エルトン・ジョンのアルバムにいつものバック・バンドのメンバーが1人も参加していないのは、1979年の「Victim Of Love」以来(Leon Russell との連名だった一応前作、2010年の「The Union」は別として)らしいが、エルトン・ジョンが1曲も書いていなかったその「Victim Of Love」と違ってこちらは全曲、エルトン・ジョンとバーニー・トーピンが書いている。

プロデュースは「The Union」に引き続き T Bone Burnett 。

レオン・ラッセルとの共演からはエルトン・ジョンも大きな刺激を受けたそうだし、いつもと違うメンバーを起用した事も合わせて意欲作である事を感じさせる。

果たしてこの新作は、エルトン・ジョンのピアノと歌声が紡ぎ出す音楽の魅力にひたすら圧倒されるばかりの超強力作となっている。

一聴すると若干渋過ぎる感じもするが、聴けば聴く程深く魅了されていく滋味に富んだ1枚である。


さて、多種のデラックス・エディションがリリースされている同作だが、こちらはウォールマート・ヴァージョンで、CDとDVDの2枚組。

CDがボーナス・トラック4曲を加えた19曲入り、DVDには2013年6月アリゾナ、バド・ウォルトン・アリーナにおいて行われたウォールマート主催の公演を93分に渡って収録している。

こちらのラインアップは

John Jorgenson(g,vo)
Kim Bullard(key)
Matt Bissonette(ba,vo)
John Mahon(perc,vo)
Nigel Olsson(dr,vo)

曲目は

The Bitch Is Back
Bennie And The Jets
Levon
Tiny Dancer
Philadelphia Freedom
Candle In The Wind
Goobye Yellow Brick Road
Rocket Man
I Guess That's Why They Call It The Blues
Sad Songs(Say So Much)
Daniel
Don't Let The Sun Go Down
I'm Still Standing
Crocodile Rock
Saturday Night's Alright(For Fighting)
Circle Of Life
Your Song

新作からの選曲はなく実にヒット・パレードなセットリストとなっており、目新しさはないかも知れないが、見始めるとやはり終始釘付けとなってしまう。

同じDVD付きでもエディションによってDVDの内容は異なるので注意が必要。

フォト


1 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する