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2015年03月21日01:32

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デジタルアニメの総集編を上映するということ

 昨日の『境界の彼方』を見て感じたのは「最近のTVの総集編って画質が良いなあ」ということ。『まどか☆マギカ』ももちろん劇場版の新作の方が映画的であり、画質も良かったけれども総集編も十分映画的に大画面に耐えうる出来だった。

 そういうのはデジタル収録されているのが普通の今のアニメファンには常識かもしれないが、かつてのセルによるアニメ作品ではTVシリーズを劇場でかけたら結構悲惨な出来だった。まさか劇場で上映するとは思っていなかったせいかセルの傷やゴミ、あるいはピンボケや甘いピントなどが大画面に拡大されてしまうのだ。『宇宙戦艦ヤマト』などはその元祖だけれども、それでも昔はあのTVシリーズが大画面で見られる、というだけで納得していた。

 『ガンダム』などは劇場化に際して富野監督が映画用にブラッシュアップし、三部作の後ろにいくほど新作画面が増えてTVシリーズでの突っ込みどころだった“宇宙にガンタンク?”が“ガンキャノン”に変えられているのに感動したものだ。

 そんな中でもっとも劇的に画質が瞬間的に変化するのが『伝説巨神イデオン/発動編』である。完全にTVシリーズの再編集だった前編の『接触編』はまあ当然TV画質だったが、最終4話を劇場映画化した『発動編』では導入部としてTVシリーズ第39話「コスモスに君と」が挿入されている。そしてその話が終わって劇場版シーンが始まった瞬間に画質が劇的なほど変わるのだ。劇場で見て思わず「おお!イデが発動した!」と感動してしまったほどである。

 多分、アニメがセルからデジタルに変化したことで表現とかで色々なことが失われた部分があると思うけれどもデータとして製作されることで色々な可能性も増えてきていると思う。
 今後はその可能性をいかに表現にフィードバックさせることが課題になるように思える。

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