ジャケット左上の「STAX」マークがイカしてる。
カッコ良過ぎる。
多分これがなければ買わなかっただろう。
25年に及び在籍したオールマン・ブラザーズ・バンドを、2014年いっぱいで離脱すると発表したウォーレン・ヘインズ。
こちらはヘインズ自らのバンドによる2011年11月3日テキサス、オースティン、ムーディ・シアターにおける公演を収録するDVD+2CDsである。
DVDは3時間に及び、その曲目は
Set 1:
1.Intro
2.Man in Motion
3.River's Gonna Rise
4.Sick of my Shadow
5.A Friend to You
6.On a Real Lonely Night
7.Power & The Glory
8.Invisible
Set 2:
9.Take a Bullet
10.Hattisburg Hustle
11.Everyday Will be Like a Holiday
12.Frozen Fear
13.Dreaming the Same Dream
14.Prezel Logic
15.Tear Me Downire in the Kitchen
16.A Change is Gonna
17.Spanish Castle Magic
18.Band Introduction
19.Tear Me Down
Encore:
20.Your Wildest Dreams
21.Soulshine
同年のソロ作で、同じくSTAXからリリースされた「Man In Motion」からは10曲中9曲(STAXの歌手、ウィリアム・ベルのカヴァー「Everyday Will be Like a Holiday」も含む)を演っており、更にスティーリー・ダンの「Prezel Logic」やサム・クックの「A Change is Gonna Come」、ジミ・ヘンドリックスの「Spanish Castle Magic」のカヴァーも演っている。
また1993年の1stソロ「Tales of Ordinary Madness」収録曲や、ガヴァメント・ミュールにオールマンズの曲も演っているが、上記4曲のカヴァー以外は全てヘインズの作だ。
ちなみにCDの方が曲が少なく、DVDには更に2曲のサウンドチェック及びリハーサルを収録(別のライヴなどが入ったもう1枚のCDを加えた限定版もある模様だが、これは入手出来なかった)。
ラインアップは
Warren Haynes(vo,g)
Ron Holliway(tenor sax)
Ron Johnson(ba)
Terence Higgins(dr)
Nigel Hall(Key,vo)
Alecia Chakour(vo)
ゲストとして
Ian McLagan(key)
Grooveline Horns
「STAX」である事を強く意識したと思われる新作からのナンバーはもとより、この女性ヴォーカリストやホーン・セクションを含んだバンドが実に力強くソウル・ミュージックらしい世界を作り上げている。
ヘインズ自身の歌唱やプレイはいつもとあまり変わらないが、さすがのクオリティで、「STAX」マークに相応しい内容と言えるだろう。
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