1996年にリリースされた3rdアルバムのフランスMusea盤。
日本人によるゴスペルと日本人によるプログレを毛嫌いしている私が例外的に好感を持っている日本のプログレ・バンドがこのアルス・ノヴァだ。
当時のラインアップは
熊谷桂子(key)
金澤京子(ba)
高橋明子(dr)
関東ローカルではなくヨーロッパなどでもライヴ活動を行っており、国際的知名度があるのもその理由だが、ぶっちゃけ女性バンドである事が大きい。
女性のみによるプログレ・バンドは世界でも珍しいと思う。
多分男性のバンドだったら無視していただろう(もっとも後に男性メンバーが加入するが)。
音楽的にはホラー映画のサントラみたいな感じで、Claudio Simonettiに通じるものがあり、またよく言われる様にIl Balletto Di Bronzoを思わせる部分も多い。
ジャズやブルースからの影響を微塵も感じさせないクラシカルなプログレ世界が一分の隙もなく構築されたアルバムだ。
このあまりにも一途で遊びの無い鼻息の荒さがいい。
ちなみに日本盤とは全然ジャケットが違っており、こちらの方がカッコ良くて好みである。
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