mixiユーザー(id:26726846)

2015年03月01日20:25

205 view

Ange「Un Petit Tour Et Puis S'En Vont」(2CDs)

フォト

オリジナル・アンジュ最後のツアーを収録したライヴ2CDs。

1995年5月17日と24日の公演からセレクトしたとされる全24曲だ。

同年ファン・クラブ限定でわずか1000セットだけ発売され、その後「Rideau!」(1995)「A...Dieu!」(1996)という2枚のアルバムに分けて市販されていたもので、こちらはそのオリジナル盤の方を2008年にMuseaが再発したヴァージョンである。

ちなみにオリジナルはデジパックだったみたいだが、このMusea盤では普通のプラケースになっている。

デジパックは嫌いなので、これはむしろ良かった。

ラインアップは

Christian Decamps(vo,g,key)
Francis Decamps(key,vo)
Jean-Michel Brezovar(g,vo)
Daniel Haas(ba,g)
Gerard Jelsh(dr)

3rdまでの初期メンバーが顔を揃えているが、曲目は70年代のみならず、80年代、90年代からも選ばれており、アンジュ最後のライヴに相応しいものだ。

なんと前半では代表作のひとつである3rd「新ノア記」(Au Dela Du Delire)を全曲演奏。

オリジナル・アンジュのスタジオ・アルバムは全て聴いているし、当然好きだったのだが、近年は若いメンバーを入れて実質クリスチャンのソロ・プロジェクトとなった新生アンジュの方に惹かれてそっちばかり聴いていたので、正直今更オリジナル・アンジュなんか聴いてもつまらないのではないかと思っていた。

いやしかしとんでもない。

実際はその曲の良さと演奏力の高さに改めて惚れ直した次第である。

ていうか多分かなり上手くなっている。

アンジュのライヴと言えばライヴ・アルバム「Tome IV」(1977)が有名だが、比較にならない。

演奏も曲目も、そして録音も、段違いにこちらの方がいい。

正にアンジュの集大成であり、決定版と言えるだろう。

初めてアンジュを聴く人、いやアンジュが嫌いだと言う人にすら薦めたくなる内容だ。

名盤!

フォト


1 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する