今日は冷たい雨の1日。
出かけて帰って来たドッコイ氏はすっかり不調で苦しそうである。
布団を頭からかっぶって寝ている。
一方こちらは長かった便秘から開放された日。
かといって、体調ばかりは「足して2で割って」とはいかない。
ドッコイ氏のしんどさは、氏がかぶるしかないものだ。
ここで私は信州にいるお義母さんを思い出してしまう。
半身不随で、車椅子も自分で漕げない彼女。
炎天下、農道に2時間も倒れていて発見された。
命を繋げた無事は喜ばしいことだが、
私は彼女を見ていると、その困難を我が身に置き換えて
気分が悪くなってしまうようになったのだ。
1日、紙オムツをあてて車椅子に座りっぱなしの生活。
自分の意志では歩くことも出来ない。
そんな立場に自分がいきなり置かれたらどうだろう?
気が狂ってしまいそうだ。
事実、通院にはふたり人手が居るので
つきそってはいるのだが
私は義母の孤高の横顔を見るのが辛く
少しインターバルを入れてもらうようになった。
半身の力はますます弱っており、次回からは「介護タクシー」だろう。
常日頃私が先に死にたいと想っているのだが、
(ありがたいことに心臓病もち)
糖尿病のドッコイ氏とどちらが先に逝けるのか…
青ざめた寝顔を見ながら考える。
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