妄想物語

〜　ホスピタル星第一星人に遭遇　〜　

ピーピーピー

《大気圏ニ突入50秒前　情報ヲモウ一度確認シマスカ？》
「頼む」
《重力及ビ大気成分ハ地球トホボ同ジ　地表ハ月ノ様ニ平坦デス》
「なるほど　これでナース星人の秘密の花園が現実味を帯びて来た」
《大気圏突入　反重力モード開始シマス》
「了解」

ヒュンヒュンヒュン・・・

《着陸完了　外気チェックモ地球レベル確認　ハッチヲ開ケマス》

パカッ

「着陸までは最新式システムの音だけど　ハッチの音だけ　えらく旧式だね」
《製造1960年代　品名ミナシゴハッチ　定番部品デス》
「やっぱり　まいっか　降りてみよう」

《警告　警告　宇宙船ノ半径5メートル以内ニ　生命体確認》
「おっ　さっそくナース星人がお見えになっ・・・・」

『やあ』　
「おー　見事なまでの二等身！　ていうか君　ナース星人？」
『そう』
「なんかイメージ違うんだけど」
『それ　あなたの妄想』

この星の住人って
なんか　手ごわそう・・・