アジアの恥スワンナブーム空港

スワンブーム空港のためにタイ人は損をしている。

昨日、空港でのできごとを描いてわずか半日でものすごい反響があった。

外国人のみならず多くのタイ人もスワンナブーム空港職員の不親切さに辟易しているようだ。

タイ人からの意見をいくつかあげてみると

「・・食事が高すぎるのでコンビニがないか職員に聞いたが冷たくあしらわれた。結局教えられた１Fには辿り着くことができなかった。」

「・・ペンを借りることでさえ職員いまいましそうな顔をした。」

「・・どんなことを聞くにしてもあの見下した態度はなんとかならないか」

こんな意見ばかりで好意的な意見は皆無であった。

一番の問題は二人で1000バーツ以上はかかる高額なレストランしかない不便さだろう。

出発階、４Fにはかろうじてファミマなどのコンビニはあるが、テーブルなどは皆無である。椅子に座ってパンをかじる程度にしか食事はできない。

離れ小島のような１Fのコンビニやフードコートに辿り着くまで誰もが不思議の国のアリスにならなければいけない。

出発まで時間がない旅行客にとってはこれ自体がRPGである。

重い荷物を背負って、動かないエレベーター、不親切きわまる空港職員、もぐりボッタクリタクシードライバーをかいくぐって１Fに辿り着く必要があるのだ。

すくなくとも自分はアジアのいろいろな空港を見てきたがこんな空港はスワンナブームのみである。

ちなみにアジアの主要なハブ国際空港の位置にあ空港使用料を円で比較してみよう。

タイ　　２５８０円

日本　　２０４０円

シンガポール　１６７０円

台湾　　１０５０円

香港　　　５００円

中国　　１３８０円

マレーシア　１７１０円

http://www.etour.co.jp/air_tax/asia.html

アジアにおけるハブ空港の中ではトップランクであることがわかっていただけるだろうか。

そんな空港がアジアで一番不便なのである。

自分が怒りを感じているのはタイがこの空港で誤解されることである。

どんなタイ人がいるにせよ、自分はサパンクワイの下町に住んでいる日本人、よきタイ人を知っているつもりだ。

少なくとも自分の周囲には不親切なタイ人などいない。家族同様のタイ人も多いし、彼らを愛している。

たとえ道ばたで会うタイ人であっても、彼らの多くは多少自分を犠牲にしてでも外国人とみれば自分から親切にする。

腹が空いているとみればごちそうし、道がわからなければ遠かろうとバスに案内し、駅までつれていくことも厭わない。

そんなタイ人を知っている自分にとってこの空港は本当にもったいないと思うのである。