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2014年12月07日12:21

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コメディ映画で本当の勇気をしめし不意を打つ偉大さ 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

アメリカのコメディ作品がスゴい理由は、
ふざけて笑いまくる展開が、突然、人間の愛を描き、信念や勇気を映し出す場合だ。
ピクサー映画なんかも「ビッグバン★セオリー」といったテレビドラマもそうだ。
突然、その泣けて感動する場面はやってくる。
そういうとき正直にいえば、その、対応に困る。不意の感動にだ。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(gotg)』は、
マーベル・コミックでは少々異色の立ち位置だ。
少年時代、地球から誘拐されたピーター・クイル。
70年代音楽満載のウォークマン *1 を持ち歩く彼は、宇宙で盗賊稼業を営む。
そのクイルが、ある惑星で発見したオーブは宇宙存亡に関るものであった。

クイルを筆頭に、緑色の暗殺美女ガモーラ。
脳筋戦士ドラックス。心優しき樹木型宇宙人グル―ト。
くわえて、凶暴・凶悪アライグマ、ロケットがオーブをめぐる冒険活劇。
一癖も二癖もあるキャラクターが、手を取り、世界を救う。

本作はgotg誕生の物語だ。
まとまるまでバラバラ。
いってみればダメ集団。
頭の悪い行動や台詞のコメディが全篇で展開する。

だが、しかし、だが、しかしだ。5人はやがて本物のヒーローになる。
そして、最大最強の宇宙の敵をまえに人々を救い、
ハズかしげもなく、臆面なく、誇りを持ってストレートに言う放つ。
「オレたちこそガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだ」と。
その5人の凛々しい姿。その不意打ちが、清々しく最高にカッコよい。*2


※1 地球にいた幼少のころ、病床の母親にもらったウォークマン。中身は母親がチョイスした最高にイカす音楽のべストミックステープだ。何気に構成が非常にたくみなのはクイルの耳に響く往年の音楽の歌詞・意味が、映画の場面で場面にふさわしい格好のBGMとして一体になる部分である。https://www.youtube.com/watch?v=ymUvrtgL9Cs

※2 こういうのでいいのだ。
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