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2014年07月04日09:37

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7月3日 上野広小路亭芸協定席 真打昇進披露

 昇進披露も後は国立を残すのみ。この日は夢吉も出るし、それは無理でもせめて小柳枝に間に合えばと思ったが、昼過ぎまで仕事が長引き、結局中入り後からの入場となった。
 会場は全体九分入りのほぼ満員。八割方熟年男性という渋い客席。

●口上
 司会は柳好。「柏枝という名は柳橋を継ぐ落語家が名乗る名跡。当代も先代も一度は名乗っている。後は当代がいなくなれば次は・・・」で、となりの当代が「オイオイ」。次は師匠の柳橋。「柏枝は札幌出身で先代に弟子入りしたときの前職はフリーター。先代から『フリーターって何だ』と聞かれ、『好きなときに働いて後はぼーっとしているんですよ』と説明したら『噺家と同じじゃねぇか』」と納得されたという。「柳橋はあたしも先代も家庭が円満。同じ春風亭でも昇太とは大違い」小柳枝からは「柳橋の下で勉強15年 真打となりて拍手喝采」と前の名前と新しい名前をよみこんだ歌を送られる新真打。

●うめ吉 俗曲

●柳好「お菊の皿」
 伊勢参りに行った帰りの船で「江戸のお人なのに皿屋敷をご存じない」とからかわれたというエピソードから、十八枚のオチまで、とくにいじったところもなし。この噺は結構いろいろアレンジされやすい噺なので、まっとうに演じてちゃんと面白いというのは良い。軽やかで明るい落語。

●柳橋「粗忽長屋」
 先代から預かったべん橋の昇進。「噺を覚えると、先代の墓の前に言って聞かせていたそうで、そのせいか墓荒らしによく間違われていた・・・」。以前日本橋で見たとき、顔色がやけに悪かった覚えがあったが、今日はごく健康そう。明るい軽妙な落語が続く。

●鏡味味千代 太神楽 

●柏枝「大工調べ」
 マクラは北海道出身で道内の大学を出てフリーター生活、一度も会社勤めをしていない・・・という自己紹介。寄席で先代柳橋の出待ちをして入門。師匠が亡くなって当代の一門預かりになったという次第まで。
 与太郎のところを棟梁が尋ねてきて噺が始まる。』新真打がこの噺を選んだ時点で期待値が上がるのだが、最後までは演じる時間がなかったか。終始見ていてしっくり来ない感じで、例のたんかの後も普通は盛大に中手が入るものだが、皆聞き取るのに精一杯だったのか拍手も遅れてぱらぱらという感じ。この人は最後によく奴さんを踊るが、踊る時間を入れるぐらいなら、噺を最後までやってほしかった。特に寒い謎かけは客を引かせたな。様子が良いのに勿体ない。


  
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