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2011年12月15日09:39

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ドラマ『 鹿男 ・・・・ 』、再び。

しぶりに、お気に入りのテレビドラマ『 鹿男あをによし 』を観た。いやぁ、やっぱり面白い。日本の地底深くに眠る大鯰を目覚めさせないようにするため、1800年前から60年ごとに執り行われてきた「 鎮めの儀式 」。鹿の運び番に選ばれた新任教師・小川(玉木 宏)が巻き込まれた不思議な事件は謎が謎を呼び、展開の先読みを許さないが、後半は急加速してクライマックスに向かって一気に収束して行く疾走感がたまらない。

 教頭の小治田を演じた児玉清が鬼籍に入ったので、彼の出演シーンは特に感慨深いものがあった。今回はドラマを通して観た後、もう一度、オーディオコメンタリーを聴いたが、児玉 清の発言内容は考古学に全身全霊を傾ける「 学究の徒 」小治田教頭のキャラをより理解する手立てとなると同時に、撮影裏話としても大いに興味を惹かれるものだった。彼がクライマックスの撮影で転倒して怪我をし、入浴時には「 名誉の負傷だ、と傷痕を見ると思い出すんですよ 」と嬉しそうに語るくだりでは、すでに彼が亡くなってしまったことを痛感させられる。児玉のコメンタリーの面白さは出演者の視点だけでなく、一視聴者としての温かい視点を持っているところだ。そこには作品に対する深い理解と愛情が感じられる。「 こんなやり甲斐のある役をやらせていただいたことは一生忘れられません。役者冥利に尽きます。ありがとうございました 」という言葉でコメンタリーを終えたことも救いだ。今後もドラマ『 鹿男あをによし 』を観るたび、あらためて俳優・児玉清追悼の念に充たされることになるだろう。
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