離れて見える東京タワーはそびえ立っていた。安定した力強さも感じていた。
久々に足元まで近付いたら、かぼそく見えた。堂々たる重量感のある鉄骨の構造だと思っていたのが、細い鉄骨の組み合わせであった。
スカイツリーが「自立式鉄塔では世界一」と言い訳をつけなくては高さを誇れない。タワーよりもビルの方が高くなってしまった。これから1000mのタワーが出来ても2000mのビルが出来るだろう。
ここで言うタワーとはタワーと呼ばれるビルではない。東京タワーの様な物。或いは「階」が無い建物かも知れない。または高くする事に意義がある建物なのかも。
建物の高さに「希望」や「夢」を感じるには、もはや「軌道エレベータ」しかない。
ログインしてコメントを確認・投稿する