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2009年06月19日19:24

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八大龍王伝説 【010 聖王国軍登場】

え〜と冷や汗今週少し疲れが出たのが、気分が絶不調ですふらふら
執筆活動?も暗礁に乗り上げ、ほとんど進みませんでした ぶひーブタ でも、書き置き分がありますので…アップします 少し読みやすくなるかなと思い…文章ごとに一段落あけてみましたうまい! いかがでしょうか?

(※ここからは、二〇一〇年九月三日改訂バージョンです コラムは別です)


八大龍王伝説


【010 聖王国軍登場】


〔本編〕
この頃(ハクビがバルゴーを倒した頃)になるとバルゴーの部下達が、ハクビ達のいる場所に集結し出していた

その内の一人が叫ぶ

「隊長の敵(かたき)だ!一人残らず殺せ」

ハクビ、マーク、レナは十五人ほどの兵に周りを取り囲まれた

ハクビには、マークとレナを守りながらこの囲みを突破する術(すべ)がどうしても思いつかなかった

ハクビ一人なら個人技でこの囲みから突破することも或いは可能かもしれない

しかし、マークとレナの二人の兄妹を守りながら…となると事情はそう簡単ではない

むしろ絶体絶命と言えるであろう

その時である

ハクビ達を囲んでいる兵以外の別の帝國兵があわてて走ってきた

その兵はあわてながら大声で叫ぶ

「ソルトルムンク聖王国軍が攻めてきました!このままでは退路を絶たれます」

見ると白々と明け始めた朝靄(あさもや)の中、十数頭の騎兵が帝國兵をけちらしながら、こちらに向かってくる

先頭は金の鎧に全身が覆われた重装備の騎兵であった

一目でゴールドナイトと誰の目にも明らかだった

ゴールドナイトは最終段階(トップランク)の重装備の騎兵である

最終段階は國(くに)の王でないと任命出来ない称号のことで、ランクとしては第一段階、第二段階の上に第三段階があり、その第三段階のさらに一つ上のランクである

当然その実力は折り紙つきである

少なくとも第一段階(ファーストランク)から第二段階(セカンドランク)で編成されているバルゴー隊長配下の帝國兵では、たとえ束になってかかっても敵うものではない

ハクビ達を囲んでいた帝國兵は、我先へと散り散りに逃げ出し、後にはハクビ達三人と倒れて苦しそうにしている瀕死のバルゴー隊長だけになっていた



〔参考一 用語集〕
ハクビ(眉と髪が真っ白な記憶喪失の青年)

マーク、レナ(コムクリ村の住人 マークが兄で、レナが妹)

バルゴー隊長(バルナート帝國軍の白虎騎士団に所属する小隊長)

ソルトルムンク聖王国(大陸中央部から南西に広がる超大国 第八龍王優鉢羅(ウバツラ)の建国した國)

バルナート帝國(北の強国 第七龍王摩那斯(マナシ)の建国した國 金の産地)

コムクリ村(ソルトルムンク聖王国の南西部にある小さな村)

ゴールドナイト(最終段階のゴールドホースに騎乗する重装備の騎兵 金騎兵とも言う)

第一段階、第二段階、第三段階、最終段階(兵の習熟度のランク 第一段階、第二段階、第三段階、最終段階の順に上がっていく)


〔参考二 大陸全図〕
フォト



〔参考三 あらすじ〕
龍王暦〇〇〇一年 八大龍王によって八つの國(くに)が建国される

龍王暦一〇四九年八月 ソルトルムンク聖王国にあるクルス山でハクビが発見される ハクビは記憶喪失

龍王暦一〇五〇年二月一五日 ソルトルムンク聖王国のコリムーニ老聖王とバルナート帝國のロードハルト帝王がバクラにて会談 その席上、コリムーニ老聖王急死 死因は不明

龍王暦一〇五〇年二月一八日 ソルトルムンク聖王国、バルナート帝國に対して宣戦布告

龍王暦一〇五〇年三月一〜三日 ソルトルムンク聖王国とバルナート帝國が国境の町バクラで交戦、ソルトルムンク聖王国側大敗 (「バクラの戦い」と呼ばれる)

龍王暦一〇五〇年三月一〇日 ソルトルムンク聖王国の王城マルシャース・グール陥落 ソルトルムンク聖王国滅 コリムーニ老聖王の孫、ジュルリフォン聖王子は大陸の最南端ツイン城に逃げ込む

龍王暦一〇五〇年五月三日 コムクリ村にバルナート帝國軍が襲撃、ハクビ、マーク、レナは力を合わせて帝國兵士二人を倒す 続いて、ハクビがバルゴー隊長を倒す



【コラム 兵種について 3】
『種類と法則』
 兵種の種類と法則について説明する

ファーストランク(第1段階)のポーンの時、4つの種類の武器を選択することにより、それぞれランスポーン(槍を扱う兵:槍兵)、ソードポーン(剣を扱う兵:歩兵)、ボウポーン(弓を扱う兵:弓兵)、マジックポーン(魔法を扱う兵:魔兵)に分かれることは説明したが、ランクアップして、クラスチェンジするごとに武器だけでなくホース(馬)やドラゴン(竜)をはじめとする動物達に乗ることにより、兵の特色が変わっていく

例えばランスポーンがホース(馬)に騎乗することにより、ブロンズナイトにクラスチェンジするが、この兵は槍を扱うのは変わらないが、兵種としては騎兵という扱いになる

また、同じくランスポーンがジャイアントホーク(大型の鷹)に騎乗することにより、ホークナイトにクラスチェンジするが、やはり槍を扱うのは変わらないが、兵種としては飛兵という扱いになる

6種の兵(槍兵、歩兵、弓兵、魔兵、騎兵、飛兵)が登場したと思うが、これがこの世界の兵の基本的な種類である

この6種の兵にはそれぞれに法則がある

第1が、槍兵、歩兵、騎兵の3すくみの法則である

つまり
 
騎兵は、突進力で蹴散らす為、歩兵には非常に強いが、槍兵には長い槍で突進力を殺されるので弱い
 
歩兵は、動きの鈍い槍兵の懐にとびこめるので、槍兵には非常に強いが、騎兵には弱い

槍兵は、騎兵の突進に対して長い槍で攻撃出来るので、騎兵には非常に強いが、歩兵には弱い

第2が、飛兵の位置的優位性の法則で、これは飛兵が接近戦においては、地上にいる他の兵種に攻撃及び防御等の際、位置において優位にたてるというものである

第3が、弓兵の中長距離の優位性の法則で、これは弓兵が中長距離において、他の兵種に対して優位にたてるというものである

特に空中にいる飛兵を物理的に攻撃出来るのは、弓兵ぐらいである 

しかし、逆に接近戦においては非常に弱い

第4が、魔兵の物理攻撃における絶対的劣位性の法則で、これは魔兵が兜、鎧等を身につけていないため、槍、剣、弓といった物理的な攻撃には絶対的に弱いということである

但し、魔兵はそれを補ってあまりある魔法であらゆる距離の攻撃及び防御が行えるため、必ずしも他の兵種から劣っているとは言い難い

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