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2026年09月20日20:15

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久々に筆を執り

前回日記を書いてから、半年余りが過ぎた。
一言でいえば忙しかったのであるが、その間に様々な事が起きた。
細かい仕事の事はここでは言えないが、部下を一名降格させ
もう一名の錯乱していた部下を他部に異動させた。
僕自身に人事権はないので、各方面に手を尽くしてやっと実現した人事である。
名誉のために言っておくが、この両名に罪はない。
降格させた者はその地位に相当する能力が無く、
異動させた者は心身の喪失により当部での業務に堪えられなくなったからである。
気の毒な事に両名とも当人自身はその事実を自認しているが
他者に対してそれを認めることが出来ないというジレンマが
これに時間と手間を掛けさせたのである。

後日談として、この顛末をいつか認める事があろうかと思うが
この半年はその余波もあっておよそ落ち着いて休日を迎える事が
出来なかったのである。

さて、気が付けば僕も五十路を迎えており
体調の浮き沈みを感じる事が少なくなってきたのであるが
ニュースで有名人の訃報に触れるにつれて
自らの年齢を自覚し直すという事を繰り返している。

部下の派遣社員が「ハイキュー!!」のファンだと言うので
コミックスの第一巻を読んでみたが、どうも興味は持てなかった。
世間で言うところの「推し」があるというのは実に羨ましいと
思うばかりである。
しかしながら、僕にも「推し」が無かったわけでは無い。
応援していたそれらが次々と鬼籍に入ってしまい、
過去を振り返るしかなくなってしまっているだけである。

その中でファンであると言って憚らなかったYMO
イエローマジックオーケストラはメンバー3人のうち、
2人が相次いで亡くなった。
とりわけ坂本"教授"龍一が無くなった事実は大きな喪失感を抱いた。
前年に高橋ユキヒロも亡くなっているので、相次ぐ訃報にショックが大きかった。
それも数年前の話。

プロ野球界では先日、巨星・張本勲が逝った。
人はいずれ亡くなるものであり、相応に高齢の張本氏が亡くなるのは
意外でも何でもないが、彼よりも若くして亡くなった
ファンだった選手が亡くなったショックは大きかった。
元・広島カープの北別府学氏が
3年ほど前に亡くなったインパクトはそれなりにあった。
昔、高知龍馬空港の待合で見つけた時に握手してもらったのは
今でも忘れられない思い出である。

去年の年末にはゴルフ界の孤高のスター・ジャンボ尾崎氏が亡くなった。
ちょうど彼が監修したゴルフ場でゴルフ大会を開催している時だった。
彼との縁をゴルフ場がアピールしなくなったのは運営会社が変わったからなのか
その事には帰り際まで触れずに現場を去った。

大好きなTVスターだった田村正和も亡くなった。
とはいえ、彼を好きになったのは三谷幸喜の作品を通じてのみである。
「古畑任三郎」シリーズは全話一言一句とは言わぬまでも
凡そ全ての演技や台詞を記憶していた時期があった。
思えば毎話ごとに登場する「相手役」も大部分が亡くなっている。
これを挙げれば枚挙に暇がないので割愛するが
藤村俊二氏も菅原文太氏も山城新司氏も亡くなったのである。
「総理と呼ばないで」も好きだったが数字が悪かったのか
人々の記憶は薄くなっているようだ。

こうしてビッグネームが次々と星になっていく報道が続く理由は
一つは有名人がテレビサイズになり、次々と現れては消えていくシステムが
戦後加速しているからである。
映画俳優とかつて呼ばれていた人たちは
一作出演すれば数年間、話題の中心にあるスターであるが
テレビやWeb上で取沙汰されるタレントはかなり短期間で消化されていき、
また登場する数も夥しくなってしまったからである。

とりわけセンセーショナルに取り扱われ記憶に鮮明なのは
若くして病死するケースや自死するケースだろうか
何れにしても自らの死について深く考える前に
他人の死を通じてそういうことを考えてしまう自分が
少し情けなく思う。
父親は早く亡くしたが、母親は健在であり
まだろくに親孝行も出来ていない。
自分の体の自由が利くうちに、と思っているうちに
そこそこいい年になってしまったのである。
飼い犬も来年で15歳になる。
先に犬を見送るかと思っていたが、僕より年下の家内の調子も急降下中で
目が離せない。

子供たちが無事に巣立つまであと僅か、現役世代として頑張りたいが
時の流れは冷徹に進んでいくものであるなぁと
改めて思うのである。



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