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2024年03月03日23:44

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うるう、とは

実にお粗末な話ではある。
改暦でもしない限り、いつでも入力できる「カレンダー」を
うるう日程度でトラブルを起こさせてしまうのだから、
それなりに物を知る人以外が物事を決めている組織では
こういう事が起きがちなのである。
知人との会話でも良く出てくるのだが、
「DXが何たるか分からない経営者の会社がDXを進めるのは危険」
と言うのと同じ理屈ではないだろうか。

この話は僕も四年ごとに言っているような気がするが
「うるう年」って何だ、という話である。
地球が太陽を一周するのは実際には何日か。
太陽暦では約365.2422日とされており、簡単に言うと
一年を365日とすると、4年経つと1日足りなくなるのである。
365×4の1460日後には地球は太陽を4周するのに
1日分ほど届いていないことになるのである。
そこで、「うるう日」を入れる事で、
ちょうど4周を成立させるのが「うるう日」なのである。

このルールを定めた現行の暦が「新暦」または「グレゴリオ暦」と
言われていて、4で割り切れる西暦年は「うるう年」、
でも100で割り切れる年はうるう年とせず、
でも400で割り切れる年はやっぱり「うるう年」とするのである。
4年で1日だから0.25日追加、100年でマイナス1日だから-0.01日
でも400年に1日追加するので0.0025追加。
つまり、暦の上では365.2425日として1年を計算する、というものである。
先述の太陽暦(実際に地球が太陽を一周する時間)の365.2422日と比べて
0.0003日しか差異が無い事が分かるだろう。
この違いは1年で30秒弱という正確さであり、
それゆえに採用されたのである。

我が国が現行の暦に移行したのは明治6年元旦である。
すなわち西暦で言うと1873年であり、今から150年ほど前である。
「400年に一回」のルールは、こないだの2000年が初めてであり、
「Y2K問題」として広く社会的に話題になったのを記憶している人も多い筈だ。

旧暦から新暦に移行した経緯は、別途調べて貰いたいが
旧暦は月の周期に合わせて定められており、
月の周期は29〜30日なので、一年間で354〜355日の設定になる。
つまり、本当の地球の周期(先述の太陽暦)と比すると
3年で1か月ずれる事になるのである。
10年もすると季節が一つずれる事になるので、
「閏月(うるうつき)」を入れて調整していたのである。

で
現行の暦は極めて正確であるから、これに切り替えたのが
明治6年の改暦である。
この時、明治5年12月5日の次を
明治6年の1月1日、1873年の1月1日として揃えたのである。

さて、2月29日生まれの人はいつ年齢が加算されるかというと
2月28日の23時59分「60秒」と定められている。
満年齢は誕生日前日の最後の秒を超えたら加える、
と法律で定められているのである。
これを象徴するのが、4月1日生まれの人は学年が前に入れられるケースがある。
学年で一番誕生日が早い人は「4月2日生まれ」の人である。
3/31までに満年齢に到達する4/1が誕生日の人は
前の学年に入れられる理由はもうお分かりだろう。

僕は役所と警察の人は、この件について
全員が常識だと知っていると思っていたのだが
システムを構築する人が必ずしも役所や警察の人であるとは限らない。
だとすると、発注者は納品されたシステムを検品していないと
そう指摘することが出来る。
そういう癖がついていないといけないという事だろうか。


■【一部を除き復旧】「うるう日」が原因 神奈川、岡山、新潟、愛媛で運転免許証発行できないトラブル 管理システムにエラー 警察庁
(TBS NEWS DIG - 02月29日 12:44)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=7768245
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