色々思うところがある。
一つはまだまだ日本の野球熱は「アツい」なぁ、という事だ。
関西に本拠を置く2球団が
それぞれリーグ優勝するのが今まで(60年ほど)無かったこともあるが
如何に阪神が優勝できていなくて、なのに人気球団であるか、を
証明する出来事だからである。
僕は阪神地区在住で人生の大半は阪神の本拠地の近くに住んでいながら
幼いころから他球団のファンである。
天邪鬼でもへそ曲がりでもアンチ阪神ででもなく、真っ当な理由がある。
何故なら、元々は阪神ファンだからである。
当時のスター選手だった田淵幸一のファンであり、彼が
西武ライオンズに移籍したのを機に西武ファンになり、
以来、西武ファンだからである。
元々、阪神という球団がダサくて、試合も面白くなくて
大して好きではなかったのもあるが、「嫌い」とは思わなかった。
1985年の阪神の日本一の時は日本シリーズの相手は西武であり、
それ以来、幾度もリーグ優勝も日本一も達成している西武は
阪神と日本シリーズで対戦することなく、今度は西武が低迷する事になる。
もう「許せない」だろう?(笑)
ところで、阪神が「御堂筋」でパレードするのにはどうしても納得できない。
多くの人がお気づきかどうか分からないが、
両チームのフランチャイズが交差している印象があるのである。
何となく「オリックス」ブルーウェーブ時代の
「がんばろう神戸」に印象が残るオリックスだが、
現在は本拠地は大阪市にある「京セラドーム大阪」であり、
準本拠地が「ほっともっとフィールド神戸(神戸グリーンスタジアム)」に残るのみで、オリックスは現在は純然たる「大阪の球団」である。
一方の阪神は、兵庫県西宮市にある「阪神甲子園球場」が
本拠地である事は言わずと知れた事で「兵庫の球団」である。
つまり、それぞれのパレードの適正所在地は
「阪神は神戸、オリックスは大阪」という事になる。
異論もあるだろうが、千葉ロッテや横浜DeNAベイスターズが
東京でパレードしたらおかしいのと同じ理屈である。
或いは埼玉西武ライオンズが新宿や池袋でパレードするのも
違和感はあるだろう?
同様に千葉ロッテを除けば
ベイも西武も地元より都民の方がファン人口は多く
都内でパレードをしても何らおかしくない。
ところが、阪神だけは堂々と御堂筋でパレードする事が
市民からもファンからも期待されてしまうおかしな現象が起きているのである。
オリックスの場合は、準フランチャイズ問題はさて置くとしても
前身球団がオリックス(神戸)、阪急(西宮)、近鉄(藤井寺→大阪)と
揺らぎがあるため、近接する二県にファンがそれぞれ居る背景は
無視できないのであるが、
どうも阪神だけは、圧倒的多数のファンが大阪に所在しつつ、
行政や経済界もこれに便乗しようという動きが
この捩れに加速を与えているように僕は感じる。
球団の親会社である阪神電車の本店は大阪市であり、
さらに阪神阪急ホールディングスの本店も大阪であるから、
経済界の期待が大阪より起こるのは致し方ない。
だが、吉村知事が叩かれているように
公務員の無償奉仕まで行われるほど
大阪府が阪神球団の活動で負担を強いるのはとんだ筋違いである。
つまり、税金は投入できないが、公務員は投入する?
府はこの歪みを受け止めねばならない苦しい立場だったという事だ。
仮に、御堂筋(大阪市の中心にある目抜き通り)で
阪神だけがパレードを行わなかった場合、
経済効果は兵庫県にだけ集中するだろう。
商業的にこれをやらない道理はない、というわけだ。
ところが、「やって欲しい」市民はこれを「無償」だと考えているから
話がややこしい。
やるからには、警備やその他の労働コストが開催地に発生するので
簡単な話ではないからである。
本拠地でも何でもない大阪府民にこれを負担させるわけにはいかない。
約880万人といわれる大阪府民の何分の一が恩恵に与るかは知らないが、
残りの大多数からすると「どうでも良い」「迷惑な話」だからである。
狭量な事を言うように思うかも知れないが
お金が絡む事で曖昧にして「楽しければ良い」「笑顔があるから良い」
というのは政治家の発想であり、市民がこれを受け入れる必要はないのである。
維新政権の人気取りと揶揄されても否定できない話である。
二球団コラボ企画なので、絶対にやるべきであり、
踏むべき地雷であったとしても吉村知事にはこれを
上手く力に変える度量が必要である。
それでも野球人気は後退しており、大谷翔平どころか
各球団の看板選手は次々と米国大リーグに移籍していく
流出現象に歯止めは掛からない。
正直なところ、かつての経営が下手な阪神の方が愛嬌はあったが
現在の勘違いスタイリッシュを突き進む阪神はもっと嫌いである。
加えて、スター不在の日本のプロ野球にも興味自体を失い始めているのである。
■100万人が沿道集結=阪神、オリの優勝パレード―大阪・神戸
(時事通信社 - 11月23日 20:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7648190
プロ野球阪神の日本一と、オリックスのパ・リーグ3連覇を祝う優勝パレードが大阪、神戸両市で開催された23日、沿道は両球団の監督や選手らを一目見ようという多くのファンらで埋め尽くされた。
パレードは午前と午後でチームを入れ替える形で、大阪・御堂筋と神戸・三宮で実施。選手らが乗り込んだ2階建てバスが通過すると、沿道からは「ありがとう」「おめでとう」と歓声が上がった。主催者発表では大阪で約55万人、神戸で約45万人の延べ約100万人が集まった。
御堂筋での阪神のパレードは2005年のセ・リーグ優勝以来。茨城県ひたちなか市から駆け付けた会社員上念拓馬さん(35)は「18年待った。最高でした」と興奮した様子。午前6時半から待っていたという堺市の会社員石川和之さん(26)は「うれしすぎる。日本一を達成してくれてありがとう」と感謝した。
移動して両方のパレードを見た奈良県橿原市の染田陽向さん(21)は「最高の一言。毎年見たい」と声を弾ませた。
三宮でオリックスのパレードを見物した京都市の会社員山本達也さん(29)は「みんなかっこよかった」と満足げな様子。お気に入りの選手の名前入りタオルを持参した京都府の大学生木下緑さん(20)は「元気をもらえる存在。大好きな宗佑磨選手が近くで見られてうれしかった」と笑顔を見せた。
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