平成が終わるらしい
実感は何もないのだけれど
自分にとっては何物でもなかった「時代」の概観はしかし
加速というか流転と言うか
僕が育った「昭和」を思い切り洗い流しては
徒に懐かしむといったようなアンビバレントな側面ばかりが
鼻について嫌いだった
大丈夫だ
平成を楽しんで生きてきたつもりである
天に唾を吐いてばかりいたわけではない
西暦なら2000年の時どうしているだろう?
とか
●●歳になったら20●●年だね、みたいな
未来予想がおぼろげに出来たのだが
天皇が死なないと元号は変わらないと
信じ込んでいただけに
今上天皇が退位する、というよく考えたら
もっと早くそうすれば良かったのに。。。と
思えるようなプランは想定していなかった
昭和天皇は死期が近づくと
毎日容体情報がテレビで流され
深夜のNHKではリアルタイムに血圧なんかが
画面でずっと流れていたりして
「それって結構不遜なことしてるんじゃないか」と
父親に尋ねてみたり
「次の元号は何だ?」
と皆で想像してみたり、これまた不敬罪的な遊びをしていたものである
明仁皇太子が天皇になる、という事実が
それがどうした!とはならずに
日本の天皇制度は実は日本の国体を考えた時に
必要があって維持されているのだと
その時に実感した
国民がこれだけ関心を寄せる昭和天皇と皇太子の動向を
連合軍が踏み躙ったら、きっと戦争は繰り返されたのではないかと
何となく思ったものである
しかし僕は、天皇制度維持を支持しているわけではない
改憲派であるし、軍隊は持つべきだと思っている
日本は前の戦争が終わるまで
周辺諸国に色々と被害を負わせたのは厳然たる事実で
その賠償は可能な限り、しかし迅速に行われたと
平成になる時点で確信していた。
清算は昭和という時代が続いている限り求められるだろうと
だが、平成になれば新しい時代に移り
前を向くものだろうと
そのためには前の戦争の贖罪の象徴でもあった
昭和天皇裕仁は戦前戦中の日本の「象徴」として
その地位を存続させていたのではないか
即位した時に既に55歳になっていた今上天皇明仁に至っては
平成の時代感を醸し出すには既に年を取り過ぎていた、との
指摘もあった
だとしたら、次期天皇になる皇太子徳仁
(いまだ浩宮さまとして認識しているなぁ)
は、59歳で即位になる。
いくら長生き時代になったとはいえ高齢での即位である
令和時代はそんなに長くはないのだろう、と
想像してしまうのは別におかしい話ではない
というか来年は2月23日がきっかり
天皇誕生日として祝日になるのだろうか
大人としての前半生を「平成」で過ごした
「昭和」生まれの僕だが
皇太子より年も若いので
「令和」ともう一つの元号を経験することになるのかなぁ
長生き出来れば、の話だが
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