もうこれもうんと前の日記で
「AKB商法の是非」として述べたことがあるのだが
阿漕であり、ファンの財布の中身と偶像そのものを
モノとして扱っている事務所と運営側の悪意を感じてしまう。
それでも、彼女たちは意図してその位置を望んでいるのだから
自己責任の部分はあるとしても
アイドルとはそもそも「人気者の若者」の意で
最初にアメリカ英語として普及したところから始まるのである。
ところが、「基本形のアイドル」が死滅しつつある中で
「自称アイドル」がタレントとしての地位を確立していく。
AKBの仕掛け人、秋元康が「おニャン子クラブ」を
世に送り出したからである。
全盛期は僕はまだ中学生になるかならないかだったが
彼女たちが「アイドルでも何でもないのにキャーキャー言われている」事実を
明確に意識していた。
それを承知でおニャン子の一人を夜のオカズにしていた時期もあった(笑)
今だから言えるのだが
僕がアイドルとして意識していた何人かの女性タレントをオカズにした事は
逆に一度もない。崇高な存在と言えば大げさだが
「アイドル」に性的欲求の解消を目的とした感情は芽生えなかったからである。
ところが、それら「正統派」と呼ばれていた「基本形アイドル」が駆逐されたのは
他ならぬ「グラビアアイドル」今でいう「グラドル」が席巻してきたからなのである。
つまり、アイドルは性的魅力を前面に押し出す「グラドル」と
もっと敷居の高い「モデル上がりの女優」の二路線に分かれていくのである。
その隙間に存在した「バラドル(バラエティタレントのアイドル)」も居るには居たが
ニッチな産業というか、務まるタレントは少ない高性能な存在であり
かなり稀有な存在だった、と思われる。
それから考えると「握手会商法」「AKB商法」と揶揄された
「出会えるアイドル」業の確立は実に画期的な事ではあった。
そして集団で行動するため、メンバーの切り売りや
新メンバーの育成も兼ねた繰入が容易で
彼女たちのステージは、「自分だけの存在」により近い
「ブレイク前夜のタレント」を演じることで成り立っていた。
直接接触できて小劇場で活動するのが主体だったからである。
そういう存在を応援する事に喜びを感じる人を対象に
数多くのイベントを打つことで知名度を上げて
「握手商法」はどんどんと拡大していたのである。
黎明期のSKE48と何度も仕事で接触していた僕は
彼女たちがステージのチケット売りのために
枕営業紛いの行動をしていたことをはっきりこの目で見ている。
地下にあり、薄暗い個室ではないがテーブル毎に仕切りがある
某タレント系焼肉店の片隅で
お酌をしながら「社長、アタシたちのステージに来てください」
と肌が触れる距離感で接待していたのをはっきり見たのだ。
当時未成年のメンバーか研究生だったと思う。
ステージでは使わないが、
当時では珍しい特殊な衣装と髪飾りをつけていたから
はっきりと判別できた。
社長が酒を注ぎ返そうとすると、マネジャーらしき男が
「社長〜。さすがにこのご時世なので、未成年にアルコールは。。。」
と素早く対応し
「そうだったな。お茶かジュースにしようか。おーい!」
てな感じでやり取りをしていたのである。
もはや、美少女を道具としてしか扱っていない会社と
自らを商品と割り切って集客を図る「ご本人」たち。
誰が止められるだろうか。
但し、これでは本来のアイドルの定義は果たしていない。
本当の意味でのアイドルは、男性アイドルが現在も果たしているのだが
自分から「チケット買って」なんて言わねばならない女性アイドルは
「自称・アイドル業」ではあるが
「周りから人気がある」という意味のアイドルではなくなっているからである。
このやり方を
規模も対象も大きく拡大してもやり続けなければならない
AKBや乃木坂欅坂の連中は耐えられないだろうと
容易に想像がつく。
ももクロも同様であろう。人気が出てもグループで活動する必要が
どこにあったんだろうか
単体では戦えないから集団で売り込みされているのだろうか
早見あかりは早々に脱退して単体で成功しているし
歌で戦った初期のモーニング娘とは意味も違う。
その上、色気というか
時代の流れで
アイドルは性的対象として人気を集めることに
反発を感じたり覚えたりしない時代が訪れていて
彼女たちの活躍は世の男性の少女趣味を
いたずらに掻き立てているのではないかと懸念すらしている。
そんなわけで
AKB商法は人道的に問題があるのである。
電撃卒業の生駒里奈から見る“接触商法”の功罪 アイドルの「働き方改革」が必要に?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4969535
今、日本のアイドルたちの働き方が問われている。ももいろクローバーZの有安杏果が1月15日に卒業発表をすると、1月31日には乃木坂46の生駒里奈が同グループからの卒業を発表。昨年は、でんぱ組.incの最上もがが体調不良を理由に脱退、AKBグループでもHKT48の兒玉遥、AKB48・チーム8の早坂つむぎ、乃木坂46の北野日奈子らが相次いで休業を発表。いまなぜ、アイドルたちの休養・卒業が連鎖しているのか、その要因を考える。
■24時間、私生活のすべてが仕事に!? 今も昔もアイドルはストレスとの戦い
今昔を問わず、トップアイドルともなれば寝る時間もないほど忙しいというのは基本認識だ。1970年代後半のモンスターアイドルデュオ・ピンクレディーは「1日の睡眠時間は多くて1時間半」、「忙しすぎて当時の記憶がスッポリ抜けている」と振り返った。80年代の伝説の高視聴率歌番組『ザ・ベストテン』(TBS系)では、アイドルが海外や地方に行ってスタジオに来られない場合、移動中の新幹線や駅のホームで歌を中継するといったシーンがよく見られたが、当時のアイドルの忙しさを象徴する映像だと言えるだろう。
そんなかつてのアイドルたちは、まさに“選ばれし者”の代表でもあった。ファンにとって手の届かない“神聖”な存在であり、ファンとの距離が遠ければ遠いほど後光もさし、プレミア感があったのも事実。ところがおニャン子クラブ登場以降、アイドルは“一般人化”し、1990年代のアイドル冬の時代を経た後は、“会いに行けるアイドル”としてAKB48が誕生。アイドルは手の届かない神聖なものから、“すぐに会える”親近感が沸く存在へと変化した。
では、今のアイドルたちが忙しくないのかと言えば、そんなことはない。初のドラマ単独出演を果たした乃木坂の生駒は1月25日、自身のブログで「毎日心が千切れるくらいです」と明かし、「1個の事に集中したら結構いい感じになる人なのですが、それだけじゃダメだってのもわかってるのですが、天才に生まれてないからさ、これは時間かかるのですね」と演技に対する不安や葛藤を露わにした。実際、アイドルたちは歌やダンス以外に演技力やバラエティ番組での対応力など、様々なスキルを求められている。しかも自身のSNSなどの更新に関しても、自分という“商品”をPRするための仕事である要素が強い。今も昔もアイドルになる以上は、様々なストレスと向き合わなければならない。
■アイドルの生命線となった「握手会」、だが精神的な疲弊は限界に!?
現在日本には、地下アイドルを含めればアイドルグループの数は4000組以上とも言われる。もはや誰でもアイドルを名乗れる時代であると同時に、アイドルを辞めることへの精神的なハードルも低くなった。そのため、彼女らに“アイドル然とした覚悟”を求められる時代でもなくなった。ただし、この“アイドル戦国時代”を勝ち抜き、TVや雑誌で日の目を浴びるのは並大抵のことではない。そうした中、アイドルが生き抜いていくために産み出したのが“接触商法”だ。
“接触商法”とは、アイドルと直接触れ合えることをウリにするイベントや商品のことを指し、代表例としては「ハイタッチ会」、「握手会」、「ツーショットチェキ」などがある。事実、日本のアイドルシーンを牽引するAKBグループにとって「握手会」はファンとメンバーを繋ぐ大切な行事となっている。AKBクラスともなれば「握手会」に10万人が集まることもあり、運営側にとってもCDやグッズの売上を得るためのビジネスとして欠かすことのできないイベントとなっている。
しかし、アイドル側の立場になってみると別の側面が見えてくる。握手会では数千人の見ず知らずの相手と握手をしなければならず、精神面・体力面での負担が大きいことは容易に想像できる。NMB48の山本彩は自身が出演したドキュメンタリー映画で“9時間”対応したと語るなど、「握手会」の長時間対応も常態化。実際、テレビ番組の相談コーナーでHKT48・草場愛は「男性が怖い」、「握手会が嫌」といった悩みを指原莉乃に打ち明けたことも。
ファンとアイドルが触れ合える場として認識される「握手会」では、グループ内での人気が如実に分かってしまうプレッシャーや、アンチが“説教をする”、“罵声を浴びせる”などの問題もあるという。卒業を発表した乃木坂・生駒もアンチからの攻撃に悩んでいたとされ「握手会」も休みがちだったという。2017年8月1日の公式ブログで生駒は「握手会、欠席してしまいすみませんでした。 皆さんの優しさや、期待に応えられる状態ではなかったのです」とコメント。さらに「アイドルだけど、根っこは普通の人なんだ」と苦しい胸のうちを明かしていた。だが、会場でアイドルたちが疲れた顔を見せたり、塩対応でもしようものなら、SNSでファンたちに叩かれたり炎上してしまうのが現状なのだ。
さらに、2014年にはAKB48のメンバーふたりが「握手会」の最中にノコギリで襲撃される事件が発生。昨年も欅坂46の握手会の会場で発煙筒が焚かれる騒ぎが起きている。いくらセキュリティを強化すると言っても、10代や20代前半という人生で一番多感な時期の女性にとって、「握手会」を代表とする“接触商法”が与える心理的負担ははかりしれない。事実、川栄はこの事件の影響でAKBを卒業。「去年の事件があって、握手会に出られなくなって。AKB48は握手会を大事にしてるけど、私は出られないし、これからも出られることはないし…」と、AKB=握手会という現実と向き合い悩んだことを明らかにした。
■ハグ会、抱っこ会、過激化する“接触商法”の是非
ところが、“接触商法”において「握手会」、「ハイタッチ会」、「チェキ撮影会」などはまだ序の口で、アイドルとハグができる「ハグ会」や、直接抱っこできる「抱っこ会」など、より過激さを売りにしている”接触商法”もある。地下アイドルから飛躍したでんぱ組も、ブレイク前は“接触商法”に頼らざるを得ない時期が長く続いていた。もちろん、ブレイク後にこうした“接触商法”を少なくしていくグループもあるが、AKBやハロプロをはじめ、多くのアイドルグループがこうした手法に頼らざるを得ない状況が長く続いている。
過激化する“接触商法”についてはアイドルファンの間でも議論になっており、ブラックマヨネーズの吉田敬は、過激化する“接触商法”について「握手会とか一切なく、歌とダンスで勝負やって方向にはならないのか?」とTV番組で問題提起。ネット上でも近頃のアイドル卒業の動きをうけて議論が活発化。「接触商法で稼ぐのが長続きする秘訣」、「接触商法今すぐやめろと思う」、「接触商法とかでアイドルのイメージが悪くなった」、「接触商法の何が悪いんだ」と賛否両論の意見が交わされている。
運営側にもファン側にもメリットの大きい「握手会」だが、“接触商法”のあり方について見直す時期にきているのかもしれない。一連のアイドルたちの卒業・休業劇の増加はアイドルたちが自身の働き方について“限界”を示したサインと見ることもできる。
「握手会」に限らずアイドルとファンが触れ合うイベントは、参加するアイドルたちの心と体のバランスに十分配慮した企画でなければならない。今後、アイドル業界が“ブラック”と敬遠されないためにも、過激化する“接触商法”や労働環境について、立ち止まって考える良いタイミングなのではないだろうか。
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