前にも書いたのだけれども
黒田にそれだけの価値があるのか、という事に対して
とても強い疑義を覚えるのである。
北別府学は
広島カープ一筋で213勝を挙げた大エースであるし
大野豊もカープ一筋で148勝、138セーブを挙げている。
黒田がファンに感動を与えたかどうか、と言われると
それなりに与えたんじゃないかと思うけれども
プロ生活の一番充実した時期はメジャーで過ごしたわけだし
それもFA権を行使しての退団だったから
僕は前年に「阪神に移籍」と騒がれていた時に
「行かないで」とプラカードで応援したファンが沢山いたので
残留したという逸話には正直、心を動かされた記憶も残っている。
しかし、結局は翌オフにメジャー挑戦するのである。
そこでも「カープ愛」こそ語っていたものの
前年に感動した分は大きくマイナスな感情に働き
「仕方ない事なのだろうけれども、あの感動を返してほしい」
と思ったものである。
そういった誘いにも応じず、低い年俸にも文句も言わず
球道を極めた大野豊は通算防御率は2点台。
本当に大野にはメジャーから誘いがあったが
断ったのである。
単純比較は出来ないが、黒田のNPB通算防御率は3.55だ
今年のカープをけん引したものは何か。
僕は打線もさることながら
12球団随一の左腕、ジョンソンの安定した活躍と
野村の成長を第一に挙げたい。
黒田の存在はその次だろうか
6億の投手の成績とはとても思えない。
現役で功労賞でも貰っているのか?と言いたくなるほどに
成績面では不満があったわけだ。
高く評価したい野村とジョンソンの二人の勝ち数だけだと
31しかないので少し物足りないのである。
セイバーメトリクスの「DIPS」という数値の算出法があるのだが
今年のカープは3.70で、リーグでは巨人と並んで2位タイである。
1位は阪神の3.54であるが
チームの失点数は2位巨人の543失点をぶっちぎって
広島は497失点なのである。
つまり、投手の基礎成績では「真ん中より上」程度の成績で
失点を大きく防いだのが「守備」もしくは「相手の拙攻」だったということになる。
これは阪神の被安打が1139なのに対して
広島が1194とかなり多かったにもかかわらず
チーム防御率では阪神が3.38に対して
広島が3.20と逆転している事にも表れている。
つまり、投手の好成績の原因としては
守備が良かったのである。
広島の永久欠番も
他に比類ない
通算記録でいうと536本塁打の山本浩二と
2543安打、504本塁打の衣笠の永久欠番は異論はないが
黒田よりも長く大きくカープに貢献した投手がいるところに
彼の背番号を永久欠番とするのは
幾らなんでも大げさだと思うのだ。
それが25年ぶりのリーグ優勝の熱気によるものだとしても、
打って守れる選手がずらりと並ぶ野手が
優勝の最大の原動力であったと
僕は信じてやまないわけで
黒田への「ありがとう」と
優勝の原動力的なものとはごっちゃにしないで欲しいと
そうしないと表彰制度が安っぽく感じられてしまうので
なんだかやだなぁ、と強く思うのである。
NPB特別表彰 広島黒田に功労賞
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4281053
プロ野球の日本野球機構(NPB)は7日、今年度のコミッショナー、およびセ・パ両リーグの特別表彰受賞者を発表した。
コミッショナー特別表彰は、功労賞に広島の25年ぶりリーグ優勝に大きく貢献し今季限りでの現役引退を発表した黒田(広島)が、特別賞に史上初の2年連続トリプルスリー(打率3割・30本塁打・30盗塁)を達成した山田(ヤクルト)が、それぞれ選ばれた。賞金はいずれも50万円。
セ・パ両リーグの特別表彰者は次の通り。
【セ・リーグ】
▽最優秀監督賞 広島・緒方監督▽功労賞 三浦(DeNA)=通算25年で172勝し、今季限りで引退
【パ・リーグ】
▽最優秀監督賞 日本ハム・栗山監督▽特別賞 サファテ(ソフトバンク=リーグ新記録の43セーブ)
※賞金は最優秀監督賞100万円、他は50万円
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