最近公開の例の映画は見ていない。
僕の中で「新ウルトラマン」とは「帰ってきたウルトラマン」
またの名を「ウルトラマンジョー」の事である。
永年、いやもう40年以上疑問に感じていた事がある。
「ウルトラセブンはどうして“セブン”なのか」
これに対する一定の説明は最近になってWikipediaで確認したので、
疑問に対しては“解決済み”の筈だが、実は解決しない。
他の作品用に用意していた名前を拝借した(流用した?)のは結構だが、
シリーズにして、長く見て4作目(ウルトラQ、ウルトラマン、キャプテンウルトラ)、
ウルトラマンのストーリーとの関連性から見れば2作品目であるこの作品に
“セブン”と名付けて違和感は無かったのか?
これが疑問の本質なのである。
もちろん、理由もこじつけた説明も作中に登場する事から、
名付いている事には全く異論はない。
ただ、「2作品目がセブンで何故平気なのか」にすっきりした答えが出ないのである。
こういった特撮ヒーローものやアニメの設定に
細かいツッコミはナンセンスであろう事はよーく分かっているが、
当時もあっただろう違和感はどうしたのか、は別問題だ。
確かに「宇宙戦艦ヤマト」などのSFアニメでも、
エンジンからの推進材で移動するシーンに違和感を感じないわけではない。
“ワープ”という更に強力な移動方法を提示して
やんわりとこの問題を顕在化させていないが、
空気もなく何某かの重力に影響を受けない限りは、
宇宙では一度加速した物体は半永久的に慣性により同じ速度で移動し続ける。
つまり、長時間ジェット推進力なんか必要はない。
寧ろ、相手戦艦と交戦する時は進行方向に向かって上下左右に船体を動かしたり、
強い反動が予想される波動砲発射時は、これに反発する波動砲同等の推進力が必要だ。
それが無ければ、相応の反動で後ろに下がっていく力が発生する。
理想の船体は機動戦士ガンダムに登場する「マゼラン」タイプの形であり、
前方から見ると「的」は小さく、
上下左右はどう回転しても前方に対しては火力に違いは無く、
艦砲戦に適したフォルムと言える。(もちろん、弱点はある)
で、話は戻るが「ウルトラセブン」についてだが、
この作品が発表された時(1967年)は、
後に放送される後継のウルトラマンシリーズの存在を意識していない。
未来を予想していないのは仕方のない事だが、
後継作が前作までの世界観を維持しないというのは問題がある。
何しろ次作は「帰ってきたウルトラマン」である。
何か強く意識される「帰ってきた」事があるのである。
実は「空想科学シリーズ」と銘打って制作されてきたウルトラシリーズは、
「ウルトラQ」、「ウルトラマン」「キャプテンウルトラ」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」の順であり、
ウルトラQに登場する怪獣は一部がウルトラマンに、
ウルトラマンと同じ巨大(或いは極小)宇宙人が、
どういうわけか地球を侵略者から守る、という設定と、一部の怪獣だけはセブンに継承されるものの、それ以外の作品は繋がらない関係である。
つまり「帰ってきた」以降と、それ以前の作品は断絶があるのである。
それだけに4作目を「セブン」としてしまった尻拭いやフォローがないのは
少年だった僕に大きなハテナだけを与えて、解決してくれないままなのである。
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