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2020年08月24日15:04

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渡辺さんと言う苗字

渡辺明名人が「三冠」に返り咲き、
8大タイトルを8人が分け合う「群雄割拠」の時代から
渡辺、永瀬二冠、失陥したが最上位のタイトル竜王を戴く豊島、
さらに若くして二冠を達成した藤井聡太の「4強」を本記では示唆している。
実は、新時代の到来は既に訪れていて「羽生一強」の時代が
余りにも長すぎたためにそういう感覚を覚えてしまうのであるが
角換わり腰掛銀で居飛車陣形を組み上げる「藤井スタイル」が
もはやスタンダードになりつつある今日から言うと
ここを攻略する事がさらに次世代の到来を見出すことになるのは間違いなく
圧倒的な終盤力の藤井が象徴するように
終盤に定評のある棋士だけが上位に君臨している

「オールマイティ」と称されるのは羽生と渡辺だが
両者とも終盤の精緻さは最高レベルであり
大駒で敵陣を食いちぎり始めると、盤面は穏やかでも終盤の気配がする

さて、何かのテレビ番組で見たのだが
「渡辺」さんというのは、漢字違いで50通り以上のバリエーションがある
かなりポピュラーな苗字である。
番組の説によると、
「渡辺」もしくは「渡部」が元の漢字であり
その名の通り、
「渡し」を生業にしていた船頭など海運業系の人たちが名乗った名前、
もしくは彼らが多く住んでいた川や海の周辺を
「渡部」もしくは「渡辺」とした、という話である。

その漢字が微妙に少しずつ変化して50通りを越える変化が
発生した理由と言うのが、
本家に対する分家の「忖度」だというのだ。
分家が同じ苗字で家を構える際に漢字に一画を加えたり、
異体字を用いたりしたのを何回も繰り返して複雑化した、というのが
渡辺姓の多様化の最大の原因だと
その番組は指摘していた。

確かに、知人の家でも似たような話は聞いた。
サカガミ君の場合は
本家は「坂上(さかのうえ)」
分家1は「坂之上(さかのうえ)」
その分家は「坂上(さかうえ)」
さらにその分家は「坂上(さかがみ)」。
分家2は「坂上(さかじょう)」、
分家3は「阪上(さかがみ)」、
と曽爺さんの代から爺さんの代で分家する時に
激しく読みを分けたのだそう。
だから、サカジョウさんとサカガミ君は親戚付き合いをしているのではなくて
本当に親戚なのだ、と主張していた。

或いは知人の
ホリノウチ君もそうである
堀ノ内、堀之内、堀内、堀家と
親戚の中でも4つの姓があると言っていた。
読み方は「ほりのうち」だけではなく「ホリウチ」も含まれていると。

しかしそれは近代になって皆が姓を持つようになっての
時代の話であって
そのずっと前の時代から「渡辺」姓はあったのである

酒呑童子という鬼を退治したという伝説を耳にした事があるだろうか
或いは「頼光の鬼退治」とも呼ばれている話である。
この鬼退治の主人公は「源頼光(よりみつ、またはらいこう)」で
丹波に住む「鬼」を退治した話である
鬼が本当に居たのかどうかはこの際さておくが
この鬼退治の時に「四天王」を引き連れて退治した逸話は
実しやかに伝えられ、当時の勇者の代表格として
実在の人物が祭り上げられている話なのである。
また四天王メンバーには
坂田金時、幼名が金太郎の彼も含まれている事でも有名だ。

この時の「四天王」の中に渡辺綱(わたなべのつな)という武者がおり
本姓は源なので歴史上は源綱が正しい名前なのだろうが
物語上では渡辺綱、という名前で描かれているのである。
彼こそは嵯峨源氏の出で、皇族だった者が臣籍降下した
武士の始まりの一人と数えられている武人なのである。

この渡辺綱こそが、現在の渡辺さんの祖、であると
言われている
無論、本姓は「源」さんだが、川沿いの渡しの人が沢山住む地域を
領地として押さえていた、あるいはそういう利権を持っていたから
区別のため、源の渡辺姓を名乗る事になったのであろうが
同じ系統で言えば、あの武田信玄も正しくは源晴信であった筈で
甲斐武田氏の棟梁として「武田氏」を名乗ったが、
本姓は「源」であり出家してのち「信玄」と称したのである

天皇から姓を賜り臣籍降下した以上は公家からも外れ
与えられた土地を治めて自活する事になるので
当然、領地を守るために武装する必要があったのである
他にも臣籍降下の例は枚挙に暇がないほどであるが
源満仲を祖とする清和源氏の直系(満仲の息子が頼光)であり
かなりのポジションの彼を美化する話が出てきても
不思議のない話である。

苗字で「●●部」と書く方の苗字の由来が
職業から来るものである事は広く知られているが
「渡辺」が「渡部」のバリエーションにあるのは
結局、同じだからである。

職業由来の苗字で言うと分かりやすいのが
「はっとり」さんである。
「服部」と書いて殆ど全部の人が
「ふくべ」ではなく「はっとり」である理由は
「はっとり」の語源は「はたおり」だからである
被服を担当する職業が、機織り(はたおり)であり
字で書くと「服部」、読むと「はっとり」となったのである。


■将棋「4強」の新時代が到来=情勢が一変する可能性も―藤井二冠誕生
(時事通信社 - 08月21日 07:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6201942
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