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2020年06月09日11:58

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Virtual Insanity

基本的に僕は「中国は大好き」だが
「中国政府の態度は問題だ」というスタンスを崩さない
今回のコロナ禍についても「是々非々」というポリシーから見て
彼らが隠ぺいしようとしたかどうかは別にして
習近平主席が自らの失点にしないように本人もしくはその周辺の
不必要な思惑が働いたのは明白であり
この大流行の抑止を少しだけ阻んだことは間違いない。

年明け早々に既に武漢の医師が異常事態を告げる発言をしたのに対し
「世迷い事を流布しようとした」
として彼を処罰し、結果、彼はコロナに感染して死亡してしまった
この事実は大きいと思う。

これが「正しかったのか」「過ちだったのか」を
中国政府は自己批判し、反省するところから始めなければならない
当時は判断材料が乏しかった事も情状酌量の余地はあるだろうし。
ところが「正義は常に我にあり」のスタンスを中国政府が崩さないものだから
この一件については国内では是非もない状態でスルーされている
批判が許されないのだから当然だろうか

しかしながら国際社会では「この一件」は看過されない。
仮に自国の科学者の失態でウイルスが撒き散らされたとしても
それをいち早くカバーしようとしたかどうか
或いはこれが「実は細菌兵器」だった場合、
別のロジックで強力に封じ込めようとするはずだ
中国はそれをやらずして「情報操作」でこの「発生源探し」を
封殺しようとしている
この点については僕は許し難い怒りを覚える。

正直なところ、コロナ禍の感染者数も死亡者数も
インフルエンザが大流行した時と比べると
少なくとも東アジアにおけるそれは規模は小さく
先の新型インフルエンザが流行した2015年1月は
たった一か月で5,000人が国内で亡くなったことを考えると
ナーバスになり過ぎというか、不可思議なことだらけである
或いは「かなり抑制には成功している」と言っても過言ではない、
という見方も出来るだろう。

ところが、インフルと同じリボ核酸型のウイルスのコロナは
変異しやすい性質の為、
根絶はほぼ不可能である事も既に分かっている事であり、
結論としては「今後もゼロには絶対にならない」
のは明白である。
では、同様か更に大規模に流行した新型インフルエンザの時は
医療崩壊が目に見えて問題視されなかったのに対し
今回はどうして「医療崩壊の危機」を声高に叫んだのだろうか

それは中国政府の抑制策が
力ずくで市民を抑え込む「問答無用型」の方策をとり
科学的根拠を示しながら市民を誘導せず、
ロックダウンで伝染の拡大を防いだからである
その結果、ただただ検査と治療薬を求めた群衆が
医療機関に殺到し、
その中にまぎれた僅かな感染者が
さらに病院内で感染させる、という事態を招いたのである

日本や韓国の抑制策とはほぼ真逆と言っていい。
民衆を見殺しにして、非感染者だけで世の中を回していこうという
非人道的方策だからである
結果、ほぼ東京都と同じ人口の武漢市は
医療物資、食料、スタッフに至るまであらゆるものが不足し、
ただただ市民は「嵐が過ぎ去るのを待つ」しかなかったのだと
いう事である。
幸運な事に、コロナは伝染力は強いようだが殺傷力が強くなく
しかしながら感染者には深刻なダメージを与えるという
厄介ではあるが「我慢が通用する」敵だったから、
この抑制策はたまたま効果を得る事が出来た。
それを誇らしげに自慢されても困るのだ

ある意味、中国政府よりも厄介な存在である
某大国の尊大な大統領ではないが
「罹るヤツは罹る。罹らない奴は罹らない」
と強硬に打って出た国ほど被害が大きい乍ら
経済活動が活発なのも困ったものである。
誰が言ったか「ピンチはチャンス」とばかりに
世界のヘゲモニーを掌中に収めんと
中国の「エラー」を徹底的に突こうとしている
これに成功すれば某大統領は政治的評価が
格段に上がる。近く行われる選挙でも大勝するだろう
しかし、国民に多数の死者を出しながらの
手負いの戦いである。無条件で評価する者も少ないだろう

そんなわけだから「病死の恐怖」打開と「経済的死亡状態」打開と
どちらも睨みながらの戦いは今後も避けられぬ。
これを受け入れて経済活動を大きく回復させるのか
はたまた今後も慎重に生きて「縮小した未来」を生きるのか
我が国は遠からず選択を迫られている

これによる中国の経済的ダメージは日本の比ではない
彼の国こそ、貿易大国である
「経済的死亡」を避けるために、
日常生活を取り戻そうとしている国も多数ある
中国は後者に早々に舵を切ったのである。

仮に、この伝染病の原因が自然発生的な何某かであったとするならば
中国ではなく、世界のどこかの国でも同じような展開があったかもしれない
日本の、或いは米国の
いやいや仮にロシアのシベリアのどこかの街で起きたとするならば
もっと健全に、合理的に処理が出来て
大流行が避けられたと考えられるか?

そうなると中国政府ばかりを責める気にもならないのである。

■中国、新型コロナ白書を発表 「情報隠し」指摘に反論
(朝日新聞デジタル - 06月07日 17:48)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6110923
 中国政府は7日、新型コロナウイルスをめぐる自国の対応についてまとめた初の白書を発表した。昨年末から迅速に感染を抑え込み、透明性のある公開に努めたと主張し、米国などが指摘する「情報隠し」に反論した。一方、会見した幹部は、国への通報システムなどに不備があった点は認め、改善をアピールした。

 白書は「中国は生命と安全を第一に最も厳しい措置を取り、ウイルス感染を有効に遮断した」と強調した。会見した国務院新聞弁公室の徐麟主任は、5月末までに治癒率が94・3%に達した点を踏まえ「経験の共有には価値がある」と白書発表の狙いを語った。

 米国や国外メディアが指摘する通報の遅れや情報隠しについて、白書は「歴史や国際社会に責任ある態度で対応した」と主張。中国への責任の押しつけや政治問題化する動きに「断固反対する」とした。

 国家衛生健康委員会の馬暁偉主任も会見で「データ公開が遅れて感染が広がったという指摘は事実に反し、同意しない。現在まで人類が理解していることは、非常に限られている」と述べた。ただし、現場の医師や研究者らの権限が弱く、通報システムなどに問題があった点は認め、「重大伝染病の早期発見につながるよう改善を図っていく」とした。(北京=冨名腰隆)

さて、本日の一曲は
ジャミロクワイの
Virtual Insanity
不思議な映像もさることながら
このアルバムまで割とシックなアシッドジャズ色を残していた
ジャミロクワイがポップな方向に大きく舵を切った感じがした作品である。


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