僕が少年時代の「スーパースター」と言えば
あらゆるジャンルを超えて「ディエゴ・マラドーナ」がダントツだった
どんなにサッカーに興味がない人でも名前と顔くらいはすぐに分かる筈だ
しかもこれが全世界に及び、マイケル・ジャクソンやドナルド・トランプにも匹敵する知名度があり、尚且つ当時はキャリアをさらに伸ばし続けていた。
現代においても
「マラドーナの再来」或いはそれ以上の選手、と呼ばれる選手もいるが
例えば彼の場合は、古豪名門ながら当時は弱小だったセリエA・ナポリに移籍すると
瞬く間にスクデット(リーグ優勝)、UEFAカップ優勝をもたらしたばかりか
代表チームにおいても86年ワールドカップで優勝、90年同大会で準優勝と
華々しい功績を残した。
ここまでの世界を股にかけて強烈なインパクトと結果を出した選手は
過去にもその後も他には類を見ないのである
スキャンダルも「超一流」であり、彼を「天才」と呼ぶことがあっても
「王子様」とは決して呼ばないのはその破天荒さに依拠しており
(王子様(ラ・プリンシペ)はウルグアイのフランチェスコリの称号であった)
決して、品のいい選手では無かったが絶大な人気があったのである。
当時サッカー少年だった僕は
その彼を受け入れられなくて、チームの大黒柱でありながら
背番号は「22」番を付けていた。
かつて日本野球界のス―パースターであった王貞治の
連続本塁打王記録をストップさせた阪神・田淵幸一の背番号に因んでいる。
サッカーなのに野球選手に因んだ背番号、と笑われもしたが
そういう気質であるから
僕はミシェル・プラティニをアイドルとして好んでいたのである。
ミシェル・プラティニは晩節を汚してはいるが
実に「王子様」というか「王様」然とした
フランスのエースストライカーであった。
フリーキックの名手でもあり、セリエAのユベントスに所属し
最多フリーキックゴール数を記録していた
(後にジャン・フランコ・ゾラに抜かれるまで)
偏った能力は無いが全体的に整っていて
攻撃のセンスが抜群、というのがプラティニの魅力であったが
何よりも泥臭くないおしゃれなプレースタイルが特徴である
マラドーナの持つ、全て「居合い抜き」のような間合いを支配するドリブルや
人知を超えた空間認識力でのロングパス
更には通常の角度ではありえない強さで蹴る左足
現代サッカーでは信じられないほどボールタッチの数は少なさ
など突出した能力は見せなかったものの
フリーキックだけなら、まさに「天才」だったのである。
マラドーナは「神の手」事件が有名であるが
同じ試合で見せた「5人抜き」が最もエピソードとしては知られているだろうか
しかし、94年ワールドカップでサウジアラビアのオワイランが
それと同等の「5人抜き」を演じて見せたのに
マラドーナほど有名でも評価されても居ない。
野球選手ではどうだ、あるいはテニスプレイヤーではどうだ
世界中で津々浦々にまでその名前は知られているだろうか
ピート・サンプラスやジョン・マッケンローが
現代の若者に歴史上の人物として知られているか
はたまた、マーク・マグワイヤやサミー・ソーサ、或いは
ケン・グリフィーJrやバリー・ボンズが地球の裏側まで
知られているだろうか?って話である。
閑話休題、
「スーパースター」と簡単に名乗ったり謳ったりできる世の中にはなったが
マラドーナほどの強烈な存在はそう簡単には生まれないのである
あ
一人居る。マイケル・ジョーダン。彼クラスの存在だと僕は思うのだ。
ジョーダンを数字の上で越えたとしても彼の印象には叶わないだろう
新型コロナ不安で…プロサッカー選手のうつ病が倍増か「将来に大きな不安」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=138&from=diary&id=6055154
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