熊谷くんが勇気を出して発言したことには大きな意義がある
政府の、或いは首相の発言というのが
どうしても事態に即しての動きになってしまい
玉虫色、言葉を選ばずに言えば
日和見的な発言が目立つのであり、そこに対して
一石を投じた形になってしまう
しかし、反応としては実に正しいというか
理にはかなっているのである
本来であれば、「○○となったら、○○とする」というガイドラインを示し
その中に休校や出席停止が示されるべきところ
政府方針として強制力はないのに
「従わないという選択肢はない」ような指示を出すのであるから
無責任であると言えるのである
一方で、「全国一律で休校」という判断そのものは英断と言える措置でもある
問題は発表に至るプロセスとその「発令」方法だと僕は思う
そもそも「伝染」という観点から言えば「全国一律」は乱暴である
現時点においても感染者がゼロの県はたくさんあり
地方自治、或いは自治体の判断というものが差し挿まれない「政府方針」は
乱暴だと言わざるを得ない
新型コロナの流行が始まっている最中に僕は東京に出張したのだが
東京はマスクもしていなければ手洗いも励行されておらず
観光客は自由に街を闊歩し、当たり前のように経済活動が行われて
当たり前のように濃厚接触が繰り広げられていた
だから、ここに感染者が混ざれば「一気に流行しそうだ」と
知人とも会話したばかりである
それでも衛生意識が高い我が国においては
伝播の速度は遅く死亡率も低い
1.5パーセント程度の死亡率の病気なら
風邪や普通の肺炎とどう違うのか、というレベルにある
危険ではないというのではなく、
このウイルスに対する特効薬がまだ開発されていないという事と
恐るべき速度で伝染しているという点が特殊なのである
これが世界に目を移すと国外の罹患者は
約80,000人に対して2,750人の死亡者なので
3.5%に到達する
或いは
クルーズ船だけに目を移すと
705人に対して4人の死亡者で0.5%にまで低下する
それに「80歳代の感染者」なんて、
新型肺炎でなく風邪でも亡くなってもおかしくない話であり
大騒ぎしすぎの感が否めないのである
ただ水際で食い止めるという固い決意があったのだとしたら
1月の末にでも「春休みを前倒し」くらいの発言は可能だったのではないか
各自治体の反応を見ながら
「感染ルートの特定できない感染者が複数発生した時点で、強制的に行う」
と言っておけば、今回のような反発も少なく済んだのではないか
仮に千葉市が「学校で預かる」ようなことになれば
本来は子供を一堂に集めないことで伝染を防ぐという
本来の休校の目的は果たせないことになるだろう
世界的潮流とはいえ
男女雇用機会が均等化されたのは結構だが
それにより少子高齢化は進行し労働人口つまり納税者人口が減ってしまう事で
より「女性も働け、女性も納税しろ」という風潮が強化されてしまった
そこで、子供をもうけても幼い間はどこかに預けなければならなくなってしまった
それは当然の事だろう
しかし何世代か前に既に「核家族化」は社会問題となっていて
親と同居しない、或いは故郷を捨てて。。。失敬
故郷を離れて家庭を持つ人たちの比率は飛躍的に増大してしまっているのである
それを強化したのは政府の方針である
首都圏には4000万人の人が集中して居住しているが
2世代前の1960年は1700万人だったわけで
祖父の代から東京に住んでいるという真正の首都圏人は半分もいないのである
なので
「子供を預けて、夫婦共働きで暮らす」ことは首都圏人にとっては
当たり前というかデフォルトで
そうでない人の方が少ないのである
ところが、それ以外の地方都市や田舎の世界では
そうではない。親が近くに住んでいたり、同居しているのが多く居るのである
言い換えれば、親や曽祖父の代から住んでいる土地で生活しているのだから
生活支援者が身近にいるのが当然なのである
僕はこのSNSに日記を書きだしたころから繰り返し訴えているのだが
中央集権が過ぎるあまり、日本は病的であり
東京が風邪をひくと日本が寝込む、或いはそう感じる人が多すぎる、と
指摘しているのである
だが、日本全体が人口が減少しているというのに
東京だけが人口が増え続けている
水源も電力も食料だって自前で確保できず、地方に依存しているのに
そのお陰で地方に物資が不足しようとも
地方に無理やり作った原発が事故でメルトダウンを起こしても
人々が東京に住もうとする
魅力のある街で暮らしやすくて仕事がたくさんあるからだと思う
だけど
首都移転をすれば一極集中から分散できると思う
僕はそう訴えていたのである
今回の件は、効果が認められる「新薬」が世に出るのが早いか
気温が上昇してウイルスの活動が低下するのが早いか
どちらかをみて、いったん収束に向かうだろう
だが
今の社会の形が正しい形状をしているとは僕はどうしても思えないのである
共働きが間違っているとは言わない
一極集中がダメだとは言わない
だが、共働きをするにはそれなりに社会に受け皿が用意されていなければならないし
一極集中の結果、地方が受ける被害について手当もされなければならない
それが政府の仕事だと思っているからだ
だが、近年の政府は「東京さえ良ければそれでいい」感が強すぎる
敢えて言わせてもらうならば
東京だけ感染者が増大して破滅的状況に一度なったらいいのである
ちょうど武漢と同じ規模の人口である
その時は東京を1か月ほど封鎖すれば良い
クルーズ船のようにすれば良い
些か「暴言」が過ぎたかもしれないが
もしこれで蔓延が防げなかったら
「来週から1か月ほど首都を(感染者のいない)静岡に移す」
と首相が言っても従うのだろうな?
それくらいの強権発動型の物言いをしているのだと
我々も彼も覚悟しなければなるまいね
■千葉市長「低学年、学校で預かる方向」 政府休校要請で
(朝日新聞デジタル - 02月27日 20:32)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5989204
政府が全国の小中高校に3月2日からの臨時休校を要請したのを受け、千葉市の熊谷俊人市長は27日夜、ツイッターで「全国一斉春休みまで休校…いくらなんでも…。社会が崩壊しかねません」と指摘した。「医療関係者や福祉関係者、警察・消防など社会を支える職種で、親等に預けられない事情を抱える方々を何とかしなければ…」などとも書き込んだ。
そのうえで「低学年と特別支援学級を中心に、保護者が対応できないケースについて学校で、感染防止に十分配慮した上で預かる方向で検討します」とした。
千葉市教委の担当者は「いま上層部が対策を協議している。それ以上のコメントはできない」と話した。(黒田壮吉)
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