香料が入った飲みものが多すぎます。なぜ、こんなにも安易に香料が使われているのかと、つい怒りにも似た気持ちがこみあげてきてしまいます。とにかく香料を添加して強いにおいを消費者の脳に刷り込み、もう一度買わせることを狙ったような製品が多すぎます。
いかにも利益を追求することが企業の目的とは言え、ちょっとやりすぎのように思います。たとえば「100%果汁」とうたいながら香料を添加するのは、いかがなものでしょうか?全体の量から見れば、香料はほんとにわずかですから、関係ないとメーカー側は考えているかもしれません。
しかし「100%果汁」という表示を見て、おそらく消費者は中身がすべて果汁と期待して買っているのだと思います。ところが実際は、本来の果物とはかけ離れた、人工的でツント鼻をつくようなにおい。そして、いかにも作り物のような変な味です。
メーカー側は製造の際に失われた香りを補っているといいます。であるならば、果物から抽出した天然香料だけ使い、元の香りを忠実に再現すべきでしょう。ところが、素性の知れない合成香料を使っているケースが多いのです。
しかも、何を使っているのか、具体的には一切表示していません。問い合わせても「教えられません」「わかりません」の一点張りです。「わからないなら使うな」と思わず言いたくなります。いい加減この辺で、なんにでも香料を添加し、その強力なにおいと味で製品を買わせようという姿勢を、改めてもらいたいと思います。
このまま香料が安易に使われ続ければ、本当の果物のにおい、本当のコーヒーや紅茶のにおいが分からない人間ばかりになってしまうでしょう。また微量とはいえ、取り続けた場合、健康への影響も心配されます。各メーカーは、この点を十分考えて、無節操な香料の使用をやめるべきだと思います。
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