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2019年04月30日17:19

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迷惑千万な祝日

誰も言わないから言ってやる
いや、どこかで同じ事を呟いている人も沢山居るのかも知れない

この大連休が甚だ迷惑である事を。
いや、「即位の日」くらいは祝日である意義を理解しないでもない
その前後を自動的に休日にするのは如何なものか!

これって毎年言っている事なのだが
誰かが休んでレジャーを楽しんでいるという事は
そのレジャーを提供して稼いでいる人たちがいて
つまり、彼には働いているということである
当たり前すぎて問題じゃないと思うかもしれないが
だったら、各種行政機関や金融機関も便乗して休むというのは
どういう了見であろうか

ケチを付けたくて言っているのではない。
矛盾しているじゃないか、と指摘したいのである。
日本の何割の労働者が休みを取れているのか?
という単純な疑問から
2015年現在で遂に7割を超えた第三次産業の比率に至るまで
「休日って何?」
という疑問に基づいて指摘を加えたい。

●日本の祝日は皇室がらみで多すぎる

そもそも日本の祝日は多すぎる。
はっきりと方針は出ていないが
今日までの今上天皇陛下の誕生日は12月23日であるから
退位されると12月23日は平日になる。
だったら、4月29日は何故祝日として残ったままなのか
すったもんだして「昭和の日」として制定してしまったから、
無くせないだけなのであろう
僕にとっては「水戸黄門とは東野英二郎」であるように
諸先輩方にとっては「天皇陛下とは昭和天皇裕仁」という印象も拭えない
この時代に祝日が廃止されることはまず無いだろう
つまり、4月29日は平成生まれ(或いは昭和末期)の諸兄にとっては
思い入れもへったくれも無い、単なる黄金週間の幕開けとなる祝日に過ぎないのである
しかしこれだけではない。

「海の日」が実は最近生まれた皇室がらみの祝日である事は
どのくらいの人が知っているだろうか
元々は「海の記念日」が7月20日として定められていたものを
時の宰相が良かれと思って強引に祝日にしてしまった
一説では海洋事業に肩入れしている笹川家(ボートレースの元締め)が
永年の宿願として「海の日」を祝日にしようと頑張ったから
実現したとも言われている
笹川良一という日本船舶振興会など数多の利権団体を作った
戦中戦後の政治家の事は別途述べるが
「海の日」の前身の「海の記念日」は
簡単に言うと
「明治天皇が明治丸という民間の汽船で東北巡幸を行って、横浜港に帰着した日」
なのであるが、
「だったらハッピーマンデーで日付を変えちゃ分からないだろ!」
という指摘が後を絶たず、やはり皇室がらみの祝日の色を消している。

そして、ちゃらんぽらんな「海の日」に対抗して
「だったら山の日を」運動が始まり、遂に出来てしまった。
巻き添えというか副産物というか、余計な祝日である。

「文化の日」が「実は、日本国憲法公布の日」である事を知っている人は
多いと思うが、実はこの日は明治天皇の誕生日であり
戦中から戦後直後までは「明治節」という祝日だった。
つまり、この日も皇室がらみである。
言葉を選んで述べているつもりだが、
明治天皇の誕生日されるめでたい日に合わせて
平和憲法の「日本国憲法を公布」したわけであるから
「日本人は懲りていない」
と外国人に誹りを受けても反論できない。
そして、公布からちょうど半年後の施行の日を
「憲法の日」としているのだが、
紐解けば、皇室がらみの日に公布して
その半年後が記念日の祝日になる設定だから
「文化の日」「憲法の日」ともに皇室がらみの祝日である。

それで言うと
もっとも問題視して良いのは
「建国記念の日」である。
皇室がらみの匂いがプンプンするだろう?
元々は「建国記念日」と呼び、その前身は戦時中までの「紀元節」である。
「紀元節」とは初代天皇の神武天皇が即位した日、とされているが
当然ながら、科学的立証は全くない。
だが、だから「嘘だ」と言う積りはない

この日が紀元節とされた理由は結構、無茶苦茶である
そもそも「日本書紀」に登場するだけの「神話上の」扱いを受けている
神武天皇だが、実在しなかったというわけではない
仮に「神武天皇」に相当する実際の天皇が居たとしても
日本書紀を書いた720年頃に歴史の「調整」が行われた可能性が高いのである。

●年間の祝日は何日あるか

厳密な祝日は15日である。国民の祝日に関する法令で
5月3日の憲法記念日と5月5日のこどもの日に挟まれた日が
元々は「国民の祝日」という名も無き休日だったのが
4月29日を「みどりの日」から「昭和の日」に塗り替える時に
「このまま『みどりの日』を無くすのは忍びぬ」
と誰かが言って
「みどりの日」にしちゃったのである。しちゃっただけで、元々は名も無き休日だ。
これを加えて16日になった。
さらに正月の3が日も実質休みなので、1月2日と3日の2日間も
実質、祝祭日扱いである。

そうすると、土日以外に18日も休日が発生する事になる。

ここで、諸君に訊きたいことがある
「勤め先の会社は『完全週休2日制』か、それとも『週休2日制』か」
である。ブラック企業にお勤めの方については
また別の質問になってしまうが
「完全週休2日制」というのは計算しやすい仕組みなのである。

年間が52週(7曜×52週で364日、プラス1日で365日)と考えると
完全週休2日制とは年間の休日は104日に固定されている事が多い。
(変形完全週休2日のところもあるかな。。。)
ということは、年間の労働日は261日、と予め決まっているのだ。
これを1日8時間労働と計算すると
2088時間、12か月なので12で割ると174時間が月間の労働時間である。

この174時間が月間の労働時間として「基本給」に組み込まれているので
例えば、5月に11連休があって、他にも土日で休みがあったから
「全部で15日も休んじゃった」
となると、
1日平均11時間くらい働かないと
基本給で取り交わしている労働時間に到達しない事になる。
(正確には10.875時間である。)

これって凄い問題で
労働基準法という昭和22年に定めた、時代とマッチしない法律によると
1週間で40時間以上働かせてはダメ!という事になっているから
到底無理な所定労働時間の設定になってしまうのである
残業だって、近年は「月間70時間が過労死ライン」とかなんとか言ってはいるが
これをスレスレの線で誤魔化すために
「36(サブロク)協定」という労使協定である程度の残業は労働者も受け入れますよ、
というのを取り交わしているのである。

ただ、例に出た5月のケースは
所定労働時間に達する目的のために
普通よりも厳しい残業スケジュールを組むという
本末転倒な部分があり
これが年末年始もお盆や夏休みも、何ならシルバーウィークだって生じるので
至極迷惑な展開になることだってあるのである。

当然だが、働いていない分を給料で支払う義務は
雇用者には無いので、休みが多ければ給料を減らすか、
数少ない出勤日に沢山働いてもらうしか手立ては無いよね?
それを考えると、この「大連休」だって、半分くらいは出勤。。。というのが
世間では当然の流れではないかと思うのだ。
ハッピーマンデーも迷惑だが
プレミアムフライデーも同じ理屈で迷惑である事は、先日も述べた
つまり、そういう事なのである。

加えて、来年はあれだ
首都圏だけで盛り上がっている「東京五輪」
※どうして「日本五輪」と言えないのか
の開幕日を休日にしようという動きがある。
いや、勝手に休みにすればいいだろう

●すでに忘れられている祝日

「体育の日」って何月何日?
多くの人は「10月10日」と無意識に答えてしまうかもしれないが
2000年からハッピーマンデーのせいで
10月の第2月曜日となっている。
つまり、10/8〜10/14まで変動するという事だ
この日が「スポーツの日」に来年から呼称変更するのだ

しかし、この日こそ
東京オリンピックの開会式の日を
「国民が体育に勤しむ日にしよう」と大合唱して決められた
記念日ではないのか
記念日を変動制にするのがオッケーなら
クリスマスも12月の第4日曜日にすればいいじゃないか(笑)
12/22〜28の変動制だが、絶対に休日で大切な家族と確実に過ごせるだろ
日本人にとって、記念日は日付よりもその理念が大切なのであって
別にずらしても良い、というのであれば
そういう事だ。
僕は、それはイカンだろ!と思うから
こうやって難癖をつけているのだが(笑)

ということで
意味も知らない祝日は「休んではいけない」という風にしたらどうだろうか
などと、いつも思っているのである。





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