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2019年02月07日15:55

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簡単には済まされないぞ!

メディアで盛んに報じられている野田市の栗原事件が
一つの引鉄になっているようだが、あの事件はまさに氷山の一角に過ぎず
現実には児童虐待に対するアプローチは手詰まり感がある

政府が乗り出して解決できる筋の話ではない。
殿様が農民に「我が子を大事にせよ」とお触れを出したとて
民草が大人しくそれに従うか、って話である。
政府はガイドラインを定めて、その上で法で縛る積りらしい

それに直面している現場からすると
自分たちの悪行を必死に隠蔽する親から
その庇護下の子供を洗脳や暴行から脱出させられるか?という
魔法でも使わないと解決しない問題だという
そういう風に政府は考えているとはちっとも感じないのである

結局、世間の「興味」に迎合する形で
国政がジェスチャーを起こしているだけであり
これは告発があればそれ相応の権限を持った機関が
家庭内に踏み込む形を取らねば実態が分からないだろう、と
そういう問題を提起しているにも関わらず
一向に結論に向かわないのが問題なのである

知人の家では母親が酷い虐待を行っている
その家には父親、母親の成人二人と
高校生の娘、中学生の娘がいるのだが
娘二人は母親の強い拘束力を持った監視下に置かれており
母親の許可なくとった行動の殆ど全てを
母親が「キャンセル」するという有様である。
娘の内、高校生の方は親類の家に四六時中逃げ込み、
中学生の方は服従する事で何とか「事件化」を免れている

その虐待の実態とは、
食事を与えなかったり
小遣いを与えなかったり
予告なく娘を置いて家族旅行に行ったり
病院に行きたいのに保険証を渡さなかったり
鍵を閉めて家から閉め出したり様々であるが
いずれも保護者である親の地位を背景に
生活権を侵害する行為であり
一方で、目に見えて法的に縛るのが難しい
陰湿なやり方である

そこで
「父親は何をしている」
と叱責したのだが、下の娘が生まれるまでは
この父親、つまり母親にとっての夫が
虐待の対象だったようで、妻に従うというか逆らえない状態が
続いていたようだ
家から閉め出された娘は、近隣の親戚の家に逃げ込み
SOSを発信したが
母親は父親に
「友達の家に泊まると言って帰ってこない」
と虚偽の情報を与えるなど手が込んでいた

父親と連絡を取るために渡された携帯電話も取り上げるなどして
情報遮断を図るなど、悪質な事この上ないので
親類含めて対応策を講じることになった

僕の知人と言うのは、この親戚の一人であり
最近になって相談があった。

「この問題は母親が社会不適合者であり、保護者としての資格を喪失している、
もしくは
虐待の常習者で犯罪者かその予備軍である」

と指摘したのだが、
母親の両親などは流石に自分の娘の外から見た姿が
そういった表現で表されることに対して抵抗感があるようだった
だが、僕の指摘に何ら抗弁できる状態になく
事後策を講じることに対しては前向きであった

この問題を
お孫さんたちを引き取って養女にする、という選択肢は無いのか?
と提案すると
「娘(母親)が猛烈に反対するのは必至で、それに抗して様々な手続きを
スムースに行う自信がない」
という話になった。
加えて、実の娘を実質「犯罪者扱い」するこの処断について
忍びないと考えている事もありありと感じられた。

加えて、父親の男も、本人(母親)を前にすると
対抗できないくらい苛烈な攻撃を受ける、結果的に
母親側の意見に同意させられる、という
話し合いが難しい状況であることが説明された

さらに母親に完全服従する事で問題を問題化させずにいる
中学生の方の娘が厄介である
児童相談所などに事件化させずにこの中学生の娘を母親から引き離すのは難しく
姉に当たる高校生の娘も
残された妹の存在を慮って行動に移しがたいという
お判りあろうか
「人質」同等の存在があるとき、それは深刻なのである。

もちろんこの問題を外部に持ち出して「問題化」「事件化」した暁には
一気にやらねばならない
中学生の娘も救い出さねばならないのである
何故なら、この保護者夫婦は
虐待行為を繰り返し行っていても自浄作用も持たず
片方に虐待を行うという事は、
「もう片方に行わないとは限らない」からである。
目の前で長期間にわたり虐待行為があり
本人からSOSの訴えがあったにも関わらず
具体的な抑止が出来なかった、
ほぼ無能に近い状態の父親も同罪と言えば同罪である
状況次第では母親の暴挙にに加担させられていたわけだから
その罪はかなり重い

結果どうなったかは、別の機会にしたいが
「内輪の問題」を誰かが訴え出た時に
適切に判断して処理するには
残酷だが「悪い奴」を「懲らしめる」手続きが必要だ
身内同士がそれを告発し是正する事は
えげつなく難しいのであり
法で縛るにも限界がある

野田市の事件ではないが
明らかに外部の人間が事実に気付いていたのに
保護者能力を喪失しつつある人間に
子どもを預ける、という事が
どれだけ危険で誤った処断であるかという事は
残念ながら明白である

その子供を社会が或いは親類が引き受けられるものなのかどうかは
我々が問われている問題なのであり
子供が居る以内に限らず
児童相談所などの施設とスタッフの充実が急務であれば
人員増強と給料の引上げ等で
劇的な改善が求められるところだろう

新施設の建設などで反対運動などが起きるのは
住民感情としては理解できるが
そういう問題では無く、
「もっと建てなきゃ、もっと充実させなきゃ」
という国民感情の機運が高まるように政府は動くべきだ

そして、虐待行為に対する罰則の強化も良し悪しである
この手の「内部告発」「親告」がベースにある場合、
告発が躊躇われるケースを想定すべきだからである

■関係閣僚会議あす開催=児童虐待対策を協議−安倍首相表明
(時事通信社 - 02月07日 10:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5488374
 参院予算委員会は7日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席して2018年度第2次補正予算案に関する審議を続行した。首相は、千葉県野田市で小学4年の栗原心愛さんが父親から暴行を受けて死亡した事件を踏まえ、8日に関係閣僚会議を開催すると明らかにした。公明党の山本香苗氏への答弁。 
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