社会とは「生き物」であり、そこで生きる我々も
日進月歩で変わっていくものである。
私が若い頃は老人の定義は
明確に「55歳以上」とされており、
電車などの優先座席は「シルバーシート」と書かれていた。
「55歳以上の老人、妊婦、病気やけがの人に席をお譲りください」
と書かれてあったのだ。
その当時は、会社などの「定年」は55歳だった事もあるし
年金の受給開始年齢も55歳だったのだろうか
その頃から考えると、
現在の55歳を
老人扱いするとご本人が憤るほど
若くなっている気はするが
実際は全体的に若作りしていて、
老け込まないように心も体も鞭打っているのが
本当のところでは無いだろうか
話が脱線してしまったが
エスカレーターで右側
(私は関西出身なので左側)を空けて乗る習慣というのは
エスカレーターから聞こえるアナウンスが
「お急ぎの方のために左側を空けてお乗りください」
と呪文のように毎日聞かされて育ったから
身についているのであり、
決して「そうすべきだ」と思って定着したのではない。
私が生まれ育った阪急電鉄沿線の
ほぼすべてのエスカレーターからは
女性の声で
「手すりにつかまり」
「右側に立ってご利用ください」
「小さなお子様をお連れのお客様は」
「手を繋いでお乗りください」
と機械的に何度も何度も聞かされるのである。
女性の中には
エスカレーターに乗るのが苦手な人が居る
どうしても一旦足元を見て
リズムを取り直してから乗り込まないといけない人が居て
行列を一時停止させる人が居る。
別に結構な事なのだけれども
それだけ「余裕が無くて」「習慣的に」「感覚的に」利用するものである
その事実を証明しているのである。
そんな人たちに
足掛け40年から50年かけて
余裕のないタイミングで音声で
洗脳してきた結果を
今から「改める」?
現実的じゃないね
転勤で初めて関西を離れた時、
エスカレーターに乗る人の列が
右側ではなく左側に出来ているのを感じて
ハッとしたことがある。
私はエスカレーターに乗る前に
無意識に右手に荷物を持ち替えているのだ。
理由は簡単、左手で手すりを持つためである。
だが、右側に立つと右手で手すりを持たねばならぬ。
三つ子の魂百までではないが
毎回毎回、一旦右手に持ち替えた荷物を
左手に持ち替えている自分に気が付いて
尚且つ、関西に戻るまでそれは改まらなかった。
その転勤が終わって関西に戻り
ふと乗りなれた地下鉄の駅の壁を見ると
「危険!エスカレータは歩行禁止」
と書かれた張り紙を目にした。
危険の理由がエスカレータの故障や
自らの転倒であるならば、何十年も
「お急ぎの方は左側をお進みください」
とアナウンスしてきたあの機械音はどれだけ罪深いのだろうか
谷町線の地下鉄のエスカレータが渋滞している事なんて
ラッシュアワーの時間帯だけで、それ以外は
がらーんとした空虚な施設なのだ。
全く危険性を感じない状態で張り紙を見ると
「何が危険?」
と逆に考え込んでしまう。
エスカレータでのけが人や転倒者が増えた理由の一つが
かつては老人と呼ばれていた年齢の人が
当たり前のように街に繰り出して働いている事実と
高齢者社会の進行により全体の中のその比率が上がっている事にある。
もう一つが、過保護過干渉社会と過積載社会の進行だ!
子どもに対して、そこまでデリケートにするか?って次元で
現代の親は子供に干渉し、目を離さないように必死である
きょうだいが多くあった時代は、絶対に一番下だけにしか
親はマークする事が出来ず、きょうだいの上の子たちは
自発的に精神的成長したものである
迷子になった経験のある者が激減しているのではないだろうか
それではエスカレータの正しい乗り方なんか身につくわけがない
大人たちが造作もなく乗り降りしている、あの、
機械に自分も自然に乗り降りしてみたい!
誰も見ていない瞬間に逆走してみたい!
とかそういうチャンスも無いって事だ。
そりゃ、事故も増えるだろう
後はベビーカーやキャリーバッグの利用の急増である
昔は面倒でもちゃんと畳んで使っている人が殆どだったベビーカー
それがどうだい
今では、より畳みやすくなったベビーカーを
広げたまま、手押し車に利用したまま
エスカレーターの利用している人が沢山いる
商業施設などではちょっと見ていたらすぐ見つかるレベルでね
キャリーバッグは、利用者激増。
これが一番邪魔である。
風呂敷包みを使う人は激減したが
ボストンバッグ一つに頑張って荷物を詰め込むといった光景は
もはや死滅したようである
その代わりと言っちゃなんだが、
エスカレーターに皆が車を一台乗せるんだから
そりゃ並んで乗れないわな。
横もすり抜けにくい。
高齢者やけが人への対処なら「それへの対処!」と明確に打ち出せば
理解してもらえる人も、認知してもらえる人も増えるだろう。
それを奇麗事や合理性の名のもとに勧めようとすれば
逆のデータが示されれば翻るのか?って話で
本当に「何のための」思想チェンジなのかを
皆で共有する必要がある。
嫌煙キャンペーンだって
本質は感情論だろう?
電子タバコや蒸気タバコなら気にならない。。。って事は
相手や自分の健康のために文句を言っていたわけじゃなくて
本当は、他人の煙が煙たかっただけじゃないか?
だとしたら、肺気腫がどうのこうの、という危険予告のラベルって
殆ど「喫煙者には響いていない」と知りつつ、
健康被害を全面に出して嫌煙キャンペーンを張っていた事になる。
エスカレータのあるべき姿は
誰のために、どんな形で利用する事が
どういう人の利便性に貢献できるものとして作られているのか
今一度、皆で議論されたいと思う。
もっと老人が増えても、2列乗り?
知らない人同士でも、2列乗り?
後ろから煽ってくる奴が来ても、2列乗り?
現実的かどうかって話よ。
歩く人に「片側空け」見直し論
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5432726
エスカレーターの片側を歩く人のために空ける習慣を見直してもらおうと、全国の鉄道事業者などが呼びかけを本格化させている。片側を歩く人との接触事故が後を絶たないほか、半身まひなどで手が動く側でしか手すりがつかめない利用者もいるためだ。しかし、片側空けの習慣は定着しており、利用者側に呼びかけが浸透するかは不透明だ。
福岡市中央区の市地下鉄天神駅。ホームに列車が到着すると上りエスカレーターに人が流れ込み、左側に立とうとする人の列がホームに長く延びた。市地下鉄では2013〜17年度に年間31〜56件のエスカレーター事故が発生。乗り口の床には「歩かないで」のステッカーで呼びかけているが、右側は先を急ぐ人たちが次から次に駆け上がっていく。
日本エレベーター協会(東京)によると、エスカレーターでの転倒事故は359件(03〜04年)から1023件(13〜14年)と増え続けている。一般的なエスカレーターの幅は約1メートルと狭く、同協会は「歩いて追い越しを想定した設計にはなっていない」と話す。
片側空けの習慣に戸惑う人もいる。福岡市東区の女性(56)は左半身にまひがあり、右側の手すりしかつかめない。福岡や東京などでは、急ぐ人のために右側が空いており「右側に立つと、急いでいる人に邪魔と思われそう」と語る。外出時にはできるだけエレベーターを使っている。
全国の鉄道事業者や商業施設などは今夏、手すりにつかまり2列での利用を呼びかけるキャンペーンを実施。JR東日本は今月中旬から東京駅に警備員が巡回するなど本格的な取り組みを始めた。また、東京都理学療法士協会も東京パラリンピックを控え、16年にエスカレーターマナーアップ推進委員会を設立し、立ち止まっての利用を推進している。
片側空け習慣を見直す動きに、利用者からはさまざまな声が漏れ聞こえる。
小さい子供がいる母親らは「子供にあたったら大変」などと2列立ちを支持する声が目立ち、福岡県飯塚市の主婦(35)は「左腕で子供を抱っこしている時は右側の手すりをつかみたいと思う」と言う。一方、通勤通学で急ぐ人は多く、福岡市南区の高校3年の女子生徒(17)は「学校に遅刻しそうな時などは右側を駆け上がれる。片側空けには賛成」と話した。【宗岡敬介、末永麻裕】
2列立ちの方が移動速く
エスカレーターの歴史に詳しい江戸川大の斗鬼(とき)正一教授(文化人類学)によると、片側空けは1944年ごろにロンドンの地下鉄で始まったとされる。日本では、67年過ぎに阪急神戸線梅田駅で呼びかけられたのが始まりで、2000年代には商業施設などにも広がったという。
しかし、2列立ちで利用した方が、全体の移動時間は速くなるという分析結果がある。
構造計画研究所(東京)は、全長30メートルのエスカレーターで350人が通り抜けるまでの時間を比較した。2列立ちは前後の間隔を1段空け、片側空けの場合は右側の歩行者は2段空けて歩き、全体の3割が右側を歩くと想定した条件にした。
結果は、350人全員が通り抜けた時間が2列立ちは6分49秒、片側空けは7分35秒で2列立ちのほうが46秒速かった。全体の6〜7割が歩くと設定すれば片側空けの方が速くなるが、最短でもその差は15秒だった。
エスカレーターの長さや歩行速度など状況にもよるが、同研究所は、片側空けは立って乗る側の列が長くなって混雑を引き起こす可能性もあり、安全面などを考えれば2列立ちの方がメリットが大きいとしている。【宗岡敬介】
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