さもありなん、と言いたくなるような中日の低迷だが
これを踏ん張るには、大野と若松と吉見の獅子奮迅の活躍は不可欠だったと思う。
岡田と又吉と田島のブルペン陣の絶対的な安定感が必要だったと思う。
谷繁を長く引っ張り、後継と呼べる捕手を育てていなかったのも事実だし、
投手陣はもちろん、さらに頼りない打線の目を見張るような補強を行わなかったのも事実である。
主砲と呼ぶには「もう一声」欲しい平田はともかく
開幕時は好調だった高橋周平も長期離脱。
新外国人のビシエドが批判は浴びているがまだマシである点を除けば
中日は「よく戦った」と言いたいくらいの内容だったはずである。
落合政権時代からの世代交代を図るには
去年まで山本昌も谷繁も和田も小笠原も(岩瀬に至ってはまだ在籍)起用していた
高齢化チームの世代交代は全くもって不十分だったのではないか
ジョーダン(5勝4敗)とバルデス(5勝3敗)がもっと活躍しなかったから負けたのだとしたら、大野(5勝6敗)や若松(7勝8敗)はどうなるってんだ。吉見(4勝4敗)も、数字の上ではボチボチなのである。
大きな借金は、山井(1勝8敗)と小笠原慎(0勝3敗)の先発陣の借金と、又吉や岩瀬のブルペン陣の合作によるものである。
投げてみなければ分からない山井は引っ張りすぎたのは監督の責任なのだろうか。
僕は大きく判断して
「チームカラーの不在」が大きな一因だと思う。
長く在籍していたとはいえ、谷繁は他球団からの移籍組であり
それを証拠に佐伯をコーチで重用したり、退団後に呼び戻したりして
プロパー色を失わせている。
二軍監督も小笠原道大である。明らかに外様である。
そこが、彼らのやり方で
常に外部から特色ある外部の選手をかき集めるというのなら
投手力のチーム、守備のチーム、走力のチームなど
系統の明らかなチーム編成が必要だったのではないかと思う。
また谷繁が後継者を育てる大きな狙いがあったのだとしたら
松井や桂や杉山が正捕手の地位を狙うところまでは
我慢する必要があったのではないだろうか。
今の球界は捕手がいささか不足気味で先発マスクの固定が難しくなっている。そこに風穴を開け続けていたのが、晩年の谷繁だったのではないだろうか。
しかし、勝てないというのは
誰かが責任を負わねばならないのだとしたら
「まずは監督」というのは少し違うように思う。
現場まで混乱を招くであろう、シーズン途中の監督交代は
極力避けるべきだっのではないだろうか。
オリックスのお粗末な監督交代劇は短期的で有名だが
中日の長期的な混乱は「落合時代」の代償かもしれない。
長く黄金時代を作った西武もいまや下位球団が指定席で
今年、勢いがある広島も25年間優勝していない。
昨年日本一のヤクルトは痛々しいほどに低迷し、
近年で最も強かった球団だった日本一の年の楽天は跡形もない。
それくらい、プロ選手のチームスポーツの
「新陳代謝」は難しく、上手く行かないのである。
■中日、谷繁監督を事実上の解任 今季は最下位
(朝日新聞デジタル - 08月09日 15:34)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4135415
プロ野球・中日は9日、ナゴヤドームで記者会見し、成績不振を理由に谷繁元信監督(45)を休養させると発表した。事実上の解任となる。後任の監督については未定で、今季の残りの試合は森繁和ヘッドコーチ(61)が指揮を執る。
谷繁監督は今季3年目。選手兼任だった2014年は4位、15年は5位とBクラスに甘んじた。昨季限りで現役を引退し、専任監督となって臨んだ今季も、8日現在で104試合を終えて43勝58敗3分け。特に、7月18日からの後半戦は4勝13敗と苦戦し、最下位に沈んでいた。
佐々木崇夫・球団社長は「結果がすべて。監督に一定のけじめをつけてもらうべく休養をお願いした」と説明した。そのうえで、「低迷には球団にも責任がある。監督の休養を全球団職員がきちっと胸に刻んでほしい」と話した。
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