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2016年07月12日01:38

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北京4日目は紫禁城

北京3日目の夜は北京ダックの夜だったが
現在は移転して
それは現在の場所ではは無くなっている「便宜坊カオヤ店」に
行ったのである。

カオヤーとは漢字で書くと「烤鴨」で、いわゆる北京ダックのことである。
実は、この日が船で一緒になった日本人7人が一緒に過ごす最後の晩だったのである。

染谷さんは、実は北京外語学院とかいう専門学校の学生で
翌日から、そこの寮に入る手続きとかがあるらしく
翌晩は不在。
翌日はピエールが所要で不在。
染谷さんは中国の滞在期間はトータル2年を超えていたし、
ピエールも中国に来るのは5回目だか6回目だか、と言っていた。
なので、北京に来ると彼らには色々としがらみがあるのだ。

「今は夏休みだからね。その間に日本に帰って
リゾートバイトしてさ。お金がたまったら、また中国に戻るのさ。
2か月近く、根を詰めて働いたら100万円くらいになるじゃん?」
どんなアルバイトなのか分からないが、
塾の講師なんかもしていたみたいで100万円くらいのお金があれば
大学の寮に入っていると1年くらいはかなりリッチに生活できるらしい。

そんなことより、このとき兄弟コンビが珍しく彼に声をかけたときに気が付いたのだが
「染谷」さんは、実は「堀木」さんという名前だったのだ
「一文字も合っていないのに、僕がソメタニ、ソメタニ言うたときに
どうして返事したり、答えたりしたのよ!」
と僕がつっこんだが
「まぁ、面白いから。それだけ」
と飄々として答えるだけのつかみどころのない人物だったわけだ。

つまり、船から合わせると4日間、
染谷さん、染谷さん、と呼んでいた男は
実は堀木さんで
「最初から、僕はホリキだ、と言っていたのに、君が最初から
ソメタニさんと言い始めるから、何かの遊びだと思って付き合っていたら
マジで間違えているのだと気づいて。。。
いつ、判明するだろうかと待ってたんだから(笑)」

そんな事もあったけれども基本的には
みんな仲良く、できるだけご飯だけは一緒に食べることにしていたのだ。

4日目は、念願の紫禁城(=故宮博物館)の訪問である。
故宮博物館とは、北京の中心にある城というか皇居あとである。
明(みん)の時代から清朝が終わるまで
皇帝がそこで政治を執っていたわけであり
映画ラストエンペラーを観てから中国に来たらまず行きたかったのは
故宮だったから感動したものである。

泊まっていた北京南站付近からは
運河沿いに東に1キロ進むと
運河を渡る永定門という橋があって
僕が訪れた時は単なる橋であった。
現在は、当時門があった頃を再現していて
とてもナウい門がある。

このように、中国人は
新しい復刻史跡を新築してしまうという悪い癖があるのだ。

ともかく、その永定門を渡って北へ針路を変えると
今度は天橋という広い交差点に出て
それも突破して北に数キロ進むと前門(チェンメン)という
地下鉄のある通りに出るのである。
そこから更に北に抜けると
毛主席記念堂とか天安門広場とかが広がっていて
何やら政治的な建造物らしいものが
両サイドに広がっているのだが
そこも結構な広さなのである。

その更に大通りの北側にあるのが
たぶん歴史の教科書なんかに載っている
「天安門」があるのである。
その北側に展開する広大な敷地に広がっているのが
故宮博物館「紫禁城」なのである。

有名なので詳細は割愛するけれども
それはそれは広大で勇壮で。
これは行かなきゃ伝わらない。
同じような建物がいくつも連なっているのだが
その中でも太和殿という、メーンの建物は一段と大きい。
映画ラストエンペラーでも、主人公の愛新覚羅溥儀を演じた
ジョン・ローンが実際にここで撮影したのだ、という説明を
案内役の人が中国語で喋っていた。

それは有料なので、横で盗み聞くしかないのだが(笑)

当時は人民料金は15元だったが
外国人料金は55元だったか60元だったか
結構な値段がしたものだから
僕は敢えて中国人のふりをして入場したのである。
チケットの色が違うので、もぎりのところで見つかったら大変なことになるので
日本人同士でバラバラになって
「一切、言葉を発さない」という作戦でそこを通過した。

発券所で「几个?」(いくつ?)
と尋ねるので
「一个(1枚)」とか「三个(サンガ)=3枚」などと答えると
枚数分のお金を渡すとチケットまでは手に入る。
ここのチェックは甘いのである。
※ちなみに現在は外国人向け観光施設として
パスポートの提示は必要だわ、予約がないと入場が後回しだわ、と
チェックが厳しいので無理である。

そこで「午門」という入口の門さえ潜れば、
後はノーチェックで自由に行動できるのだ。
まあ、75万平米の広大な敷地をほぼ、休みなく北上したとしても
1時間では突破できない。
やっと紫禁城を北に貫いたときは、日も暮れ始めていたのである。

そして、止めに当時は出入りが自由であった
景山公園という紫禁城の北側に位置する小高い山に登り、
南を向いて見下ろすと。。。
写真は拾いものですが。。。
フォト


こんな眺めで見えるのである。
これは素晴らしいのだ。
大気が汚れていて、遠くが霞んでいるのが
何とも中国らしいのだが、それがまた良い。
とにかく、4日目は大満足の1日だったのである。
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