退院しました。
ホントは無事退院しましたと言いたいところですが、どうもイマイチ。
月曜から検査入院と言う事で横浜南共済病院に入院。
病棟に行くと看護婦さんから「○○さん、おかえりなさい」との声。
もう8ヶ月くらい経つのに覚えてるものなのですね。
俄然やる気が出ました。
初日は血液検査、レントゲン、心電図などの外来でも可能なもの。
しかし心電図の担当の先生から「ドSな検査日程ですね」と。
そのときこれからの私の行く末は予想も出来ませんでした。
二日目はティルト試験。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%88%E8%A9%A6%E9%A8%93
可動式ベットに括り付けられて、ただ立っているだけの検査です。
通常時はなんともありませんでした。
しかし投薬後の試験終了直前、急激な血圧低下。
自分の血圧が20になるのを目視しました。
2年前、献血中に起きた症状と似ています。
激しい頭痛と吐き気。
強制終了です。
自立神経にも若干の異常があるとの事です。
三日目はあらゆる方法での心電図。
とにかく身体に貼っているものが多いんですわ。
着替えをするのも一苦労。
そして問題の四日目。
アセチルコリン負荷試験。
http://www.jhf.or.jp/senmoni/term/word_a/acetylcholine/
心臓カテーテル検査の一種です。
カテーテル検査には嫌なイメージしかありません。
足の付け根からの検査なので、前日のシャワーでセルフ断髪式。
今回で3度目ですわ。
冠攣縮性狭心症を診断する試験で、安全で楽な検査と聞いていたので、麻酔だけ我慢すればと思っていたのですが。
説明では私の病気と冠攣縮性狭心症を持ち合わせている人は10%未満とのとこで、今回はそうでないと言う事を確認するためだと。
検査室に入ると10人以上のスタッフさん。
これはただ事ではないと身構えます。
検査室にはドリカムのインストが流れ、ちょっとだけ癒されます。
ちなみに手術の時は情熱大陸のテーマ曲が流れていました。
さぁ検査です。
麻酔針は痛かったものの、すんなりクリア。
検査開始10分順調に検査が進んでいると思っていたその時、急に先生やスタッフが焦りバタバタし始めました。
血管が痙攣を起こしたのです。
私の心拍数が急上昇し、次の瞬間。
「どーーーーーーーん!!」
鈍器で殴られるような衝撃。
なんと意識がある状態で胸に植え込んだICDが作動しました。
AEDをくらったのを想像してください。
もう恐怖しかありません。
完全に意識がある状態でくらったのは初めて。
物凄い経験をしました。
激しい吐き気と心房細動。
それでも平常値近くまで落ち着くと検査が再開。
その後も痙攣が何度かあったものの電気ショックは起こらず。
心身共にかなりのダメージを負いましたが、なんとか検査は終了。
終了後には冗談を言えるまで回復しましたが、ホントは恐怖でいっぱいでした。
検査後はCCU(循環器集中治療室)へ直行。
そこでウソのようでホントの話。
検査ベットからストレッチャーへ移動するときから、部屋を出るまでに流れていた曲。
ドリカムの「またね」です。
またねじゃねぇーよ、もう。
不本意ながら3年連続の集中治療室。
でも今回は意識はしっかりしています。
真っ白い天井と明るい蛍光灯が懐かしかったわ。
CCUは今回も見事なまでのメガネハーレム。
みなさん私のことを覚えてくれていました。
どうやら前回私のような状態で搬送された方は亡くなるか、長期入院になるみいで1ヶ月足らずで回復退院する人はいなく印象が強かったそうです。
なかでも初めの担当の女性は、「あっ、メガネ好きの」って言ってわざわざ自分のメガネをかけたり外したりしてくれるではありませんか。
もう一生ここで暮らしたい。
いや、でも早く退院しなきゃ。
CCUではただひたすら安静にしているだけ。
初めの6時間は止血圧迫しているため寝返り、足を曲げてさえいけません。
そうなると新たなる問題が発生します。
そうです、腰の爆弾が爆発するのですよ。
搬送2時間半でクライマックス。
湿布を貼ってもらうもののあとはただただ我慢するのみ。
何故にこういった時って眠れないのでしょうね。
眠れたらどんなに楽な事でしょう。
あまりの痛さを紛らわせるために鼻歌を歌ったり。
何とか安静終了時間が過ぎ先生が圧迫止血している強力なテープを剥がします。
ここです、ここ。
物理的な痛さ。
テープにはあらゆる毛が張り付いている訳ですよ。
せーので一気にやってもらいました。
部分的にツルッツルです。
トイレに行くとき以外はベットでの生活。
御飯も歯磨きもベットの上ってなんだか罪悪感があります。
それでも素敵なメガネナースに囲まれているから幸せ。
ほぼ眠れないまま次の朝を迎えます。
五日目は朝からトレッドミル検査。
心電図を身体につけランニングマシンの上を走る検査です。
CCUから歩いてこの検査に来た患者は前例がないそうです。
初めはゆっくりから傾斜がつき、徐々にスピードが速くなる。
検査をしていく段階でわかったことですが私の心臓はアスリート向きで、なかなか心拍数や血圧が上がりにくいらしい。
なもんで走るスピードがどんどん速くなり、通常の検査の2倍で走らされていたとのことでした。
それにしても上半身裸に縞模様のパジャマ、そして裸足で走る。
これじゃ脱獄犯じゃありませんか。
途中でその事に気がつきニヤニヤしながら検査終了。
コチラでは異常がみられず、ある程度の運動ならオッケーのサインを頂きました。
やったぁ、目指すはフルマラソン。
メガネハーレムCCUと別れを告げ、午後はサンリズム検査。
とにかくいろんな心電図を撮る。
30近い電極を身体に貼り付けられます。
鶏ガラのような私の身体にそんなに貼るところってありますかって言うくらい。
通常時と薬剤で負荷をかけた時と。
ただ寝ているだけの検査なのでこりゃ楽チンですわ。
ただ終了後も点滴は外せないとの事で、不自由な生活は翌日まで続きます。
そして最終日。
点滴を外し、心電図を撮って今回の検査は終了。
異常は見られず本日退院の許可が出ました。
今回の検査でわかったこと。
良かった事は、血液・内臓とも非常に健康である。
心臓自体は悪くなく機能も平均以上である。
悪かった事は、私はまぎれもなくBurugata症候群である。
そして冠攣縮性狭心症でもある。
また自律神経に若干の異常をきたしている。
学習した事は、ナースはみんなに優しい職業である。
セクシーナースは存在するものの、エロいナースは男性の幻想である。
嗅覚脱失に私には病院生活はそれほど苦痛にならない。
味覚障害があっても病院食は美味しくなく感じる。
検査入院が終了し帰宅したわけですが、なんだかより一層生きるのが大変になってしまったって感じ。
身体よりも心のダメージの方が大きいです。
まぁでも新たな病気が判明して、その対処が事前に出来るって事で納得しなきゃね。
それ以外は驚くほど健康だっていってるしさ。
ドSな検査スケジュールのため、入院中にモンハンも少ししか進まず映画鑑賞は7作品。
ツムツムも普段より出来ませんでした。
それでもなんだか充実していた入院生活。
身体と心を整えてゆっくりと社会復帰します。
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