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みちこの映画コミュの華麗なるギャツビー

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いつも思うんですけど、バズ・ラーマンの映画って、ジオラマみたい。
彼の作った箱庭の中で、人が動き、車が街を走りぬけ、建物の明かりが消える。
おかげで人の感情や体温がリアルすぎない。
あえて、それほど感情移入ができないようにしているのだと思います。

だって登場人物の気持ちを観客に感じさせたかったら、
あんな豪奢な衣装に身を包ませないと思うんですよね。

浮世離れした美しい人々や、絢爛豪華なロケーションを作るのには、
エンターテインメントを追求しているだけではなく、
悲しい結末を、さほどそう感じさせないようにした意図を感じます。

それは『ムーランルージュ』や『ロミオ&ジュリエット』にも言えること。
映画はすべて感情移入が出来る必要があるか。
答えはノー。そう教えてくれる良作だったと思います。


さてさて、この映画は、終始トビー・マグワイアの達観した視点で進みます。
彼は、レオナルド・ディカプリオ扮するギャッツビーを観察する。
ギャッツビーの正体は何者なのか。彼の言うことは本当なのか。
頭の中は謎でいっぱいです。

それでも、ギャッツビーの人となりや、孤独は感じ取っていて、それには少しも疑いを持たない。
だからこそ彼に協力して、最後まで彼を見届けたのだと思います。

映画が終わってから、誰よりも謎めいていた男が、
非常に「解りやすい」ピュアな男であったこと、
結局ギャッツビーが愛した女性デイジーが
嘘つきで、それを自ら嘘だと自覚していない性質の悪い
女性であったことに気づかされて、ハッとしました。

そしてこのデイジーの要素を、大抵の女性は持っている。
これが一番面白いと思った部分でしたね。
(したたか、という言葉は主に女性に使われますものね)

そう言えば、この映画に出てくる男性は、みんな良くも悪くも「解りやすい」人たちばかり。
勉強になります(笑)

わたしはどちらかというと、男性に近い感覚の持ち主。
そしてギャッツビーのような男性が大好きです。
「華麗なる」と訳すより「偉大なる」と訳して賞賛したいな。
『タイタニック』のジャックにも通じる、素敵キャラでした!

追伸。
デイジーのお友達役のクールビューティーな方。
ずっとエミリー・ブラントだと思い込んでました!!

コメント(2)

お久しぶりですね…学生時代に昔の映画でロバート・レッドフォードとミア・ファローの「TheGreatGatsby」見た後に、このフィジェラルドの原作を読見ました。なんか、後味が悪く、空しい儚さを感じました。「滅びの美学」というのか…

セレブ社会の裏側の残酷さというのか…

今回の作品も見てみたいですね〜(^O^)

>>[1]

ロバート レッドフォードの映画も、小説も全く触れずに観ましたので、新鮮でした。
おっしゃるような儚さ、虚しさ、残酷さ、出ていましたよ。
でも、それ以上に、滑稽に思えたので、そこがもしかしたら、バズ ラーマン流なのかも知れません。
プラダやティファニーなど、最高のファッション、ジュエリーも楽しめました!

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