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言葉の語源コミュの『かぐや姫』の語源

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『かぐや姫』はもちろん「竹取物語」のヒロイン。

「竹取物語」は中国の神仙小説の影響を受けているとはいえ、日本の伝承文学がベースになっていると思われる。


※『かぐや姫』ではなく古くは『かくや姫』であったという説もあり、この説に魅力を感じているけど、僕の仮説の場合どちらであっても問題ないので、ここでは『かぐや姫』の方で述べることにする。


『かぐや姫』のフルネームは『なよ竹のかぐや姫』だけど、このネーミングは記紀に出て来る『木の花の咲くや姫』に酷似している。

従って『木の花の咲くや姫』と『なよ竹のかぐや姫』とは同じ構造だろうと推定できる。

『なよ竹の』と『姫』は特に問題は無いので、問題は『かぐや』の部分ということになる。

『咲くや』と『かぐや』の比較から、『かぐ』は動詞、『や』は間投助詞と推定できる。

ただ、『かぐ』という動詞は「臭いを嗅ぐ」の『嗅ぐ』しかなく、この言葉は『かぐや姫』の語源としては相応しくない。

『かくや姫』説なら『かく』という動詞になるが、『かく』の場合も『書く(描く)』『欠く』『掻く』『懸く(掛く)』などどれも『かくや姫』の語源としては相応しくないものばかりだ。

従って『かぐや姫』の『かぐ』は文献に残っていない古い動詞に由来すると考えざるを得ない。

しかし手がかりはある。『かぐ』なら『ぐ』、『かく』なら『く』の部分は活用語尾だから、意味は『か』の部分によって決まる。

『ふつか』『みっか』など日にちを数える時の助数詞として使われる『か』について、故金沢庄三郎博士は朝鮮語由来の語彙であり古くは太陽を意味したと述べている。

『か=太陽』ならば、『かぐ』or『かく』は「(太陽のように)光り輝く」という意味であったと推定できる。

従って『なよ竹のかぐや姫』とは「なよ竹の中から現れた光り輝く姫君」という意味であろうと考える。

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