SPORTS CARじゃなきゃ！コミュのシビックタイプＲ試乗

とうとうこの日がやって来た！
間違いなく、ホンダが言っている通り最強の４ドアセダンである。

アイドリングから品の良い重低音が響いて心地よいサウンド。クラッチを繋ぎスルスルと簡単にスタートできたのはホンダ車では珍しい。
低速トルクも十分あり、市街地でも快適だ。
ちょいとアクセルを踏み込むと豪快なサウンドと共にあっと言う間にレブカウンター。
5800回転からハイカムに変わるとパーンと言う音と共に豪快にパワーが炸裂する。
ハイカムに切り替わる感覚は突然変異、この感じは９６スペック以上だ。
このエンジンは最高の出来。ＤＣ５インテＲより速いとは聞いていたが、ここまで違うとは・・・この車を乗った後、ＤＣ５が普通のエンジンに感じてしまうほど違う。
試乗後は、私のインテＲが遅く感じて困った。
ギヤ比やエンジンの調整もろもろあるが、加速感はナビ付きだったのでＤＣ５より100ｋｇ重いはずなのに、凄く軽快。
こんなエンジンは世界中にホンダしか作れないだろう。
久しぶりにワクワクして、車から降りたく無くなった。駆け抜ける歓びはＢＭＷ以上。
同じ2Lでこんなに違うのー！！驚きの連続だった。
Ｍ６も感動したが、シビックＲも負けない位感動できる。
世界一の４気筒！この車にカーオーディオはいりません。
エンジンが最高の音を奏でている！
オーデイオは、エンジン回したら音楽など何も聞こえません。
これじゃ、私のインテＲが妥協Ｒにしか思えない。
ホンダが本気で作ると、こんな車が出来てしまう。
国産ではホンダだけ！他メーカーじゃ逆立ちしても作れません。
ハンドリングはＦＦって感じにくいセッティングで、トルクステアはＤＣ５に比べるとほとんどない。
コーナーもＦＲ車のような感覚で曲がってしまい、ステアリングをこじって曲げるＦＦ車的な要素は少ない。
車体はかなり跳ねぎみだが、乗り心地は角が取れている、ドンという感じではなくトントンって感じ。固い足といえばそれまでだが、速く走る足なので許容範囲内だ。
路面によっては小ジャンプ的な時もあるが、楽しさの方が数倍上をいっている。
後席でドリンクを飲むことは不可能に近い。その為か、後席のドリンクホルダーは無かった。
乗り味はNSX-Rの乗り心地にそっくり。
本物を作るとこういった乗り味になってしまうのだろう。
また、今回はブレーキの効きが最高良かった。
少しブレーキを踏んだだけで、グーと効く。これは今までにない効き味。ホンダ車には珍しく良いブレーキだ。
しかし、弱点があり交差点などでステアリングをきっている時に、急にブレーキをかけて止まろうとすると直ぐにABSが介入してしまう。これだけはもう少し何とかして欲しい。
EBDが本当についているのか疑問に感じてしまった。
シートはレカロと違って座面全体でホールドする。体全体が密着しているので
とても安心感がある。
レカロ程のサポート性は無いがあまり気にならない。国産でこんな良いシートはめったに無いので、レカロが無くても問題ありません。
レカロ以上の座り心地があり大満足だった。
このタイプＲ、ワクワク、ドキドキ感があって本当に欲しくなる。
これに乗ると、ほとんどのスポーツカーが対したことない事に気が付く。
走る歓びがこんなに感じられる車は数少ない。
新型シビックタイプＲ！乗らないともったいないよ。