正しく知ろう北方領土コミュのロシアの戦勝記念式典に出席を検討

非常に不思議に思うのだが、日本政府は以下のようにロシアに譲歩して何を得るつもりなのだろうか？

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3893134.html
>安倍総理は、ロシアのプーチン大統領との会談のため、モスクワで今年５月に予定される第二次世界大戦の戦勝７５周年の式典への参加を検討する考えを示しました。

ロシアに譲歩しても、ロシアは日本に領土は返すつもりはない。
そのことは、４島返還を２島返還に方針変更してみた結果、よく理解できたことのはずだ。
さらに譲歩をして何の役に立つのだろうか？
学習能力がないのか、あるいは、国を売っているのだろうか？

欧州全体で催す対独戦勝記念日などに出席するのであれば、検討する余地はあるだろう。
しかし、上記の式典は、基本的にはアメリカにもイギリスにもフランスにも関係がなく、ロシアの国内だけで行われる「個人的」な式典だ。
そういう式典に、同じ敗戦国の首脳が出席することにどういう意味があるのだろうか？
メドベージェフがしきりと唱えていた「日本は第二次世界大戦をもっと反省せよ！」ということを認めるために出席するのだろうか？
あるいは、ガルージンが言っていたような「ロシアは２７００万人の犠牲者を第二次世界大戦で出した。日本は、北方領土を言う前に、そのことを考えてくれ！」という主張を認めるために出席するのだろうか？

終戦まじかになだれ込んで来たソ連軍により、満州の村々が襲われ、日本の民間人２０数万人が略奪され、強姦され、その上で殺された。
民間人２０数万人が未だに「未帰還」となっている（多くは女性と老人であったから、犯されたり面白半分に殴られたりして殺された者たちだ）。
軍人たちに対しても、終戦の詔勅により数日で戦闘をやめた無抵抗の日本軍人６０万人を捉え、「戦争犯罪者」などと呼称して勝手にシベリアに連れ去り、過酷な環境下で重労働を行わせて６万人も死なせた。
こういうことは敵国米英でさえも行わなかったことだ。

日本は第二次世界大戦で中国や東南アジアの国々に大き被害を与え迷惑をかけたが、ことソ連に対してだけは、逆に日本の方が一方的な虐殺の被害者であったことは、言を俟たない明々白々たる事実だ。
非常に大きな被害を与えられているのに、「相手の顔を立てる」ということの意味が分からない。

大事な領土を４島返還から２島返還に譲り、それでもロシアが拒否し続けているために、「日本の方が全部悪かった。ロシアは正義のヒーローだった」とまで言うつもりなのだろうか？！
これを「土下座外交」と言わずして、何が「土下座外交」なのだろうか？！

日本人の血を引く者が言うこととは思えないレベルの酷い話だ。