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コメント(209)
>>[174]
キリスト教とは相いれない、個人の勝手解釈のしょうもない内容でしたが（ブログとコミュの書き込み）、出版は一応はしたみたいですね。
アマゾンにありましたね。現在は「この本は現在お取り扱いできません。」となっています。
シンクロニシティ―共時性― 神の言葉による歴史展開: 繰り返す歴史は意味のある偶然の一致を伴う 大型本 – 2017/9/14
アーネスト・P・フィールド (著)
価格 4200円
出版社 : Book Way (2017/9/14)
発売日 : 2017/9/14
言語 : 日本語
大型本 : 180ページ
ISBN-10 : 4865842632
ISBN-13 : 978-4865842630
国会図書館リサーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026157903-00
キリスト教とは相いれない、個人の勝手解釈のしょうもない内容でしたが（ブログとコミュの書き込み）、出版は一応はしたみたいですね。
アマゾンにありましたね。現在は「この本は現在お取り扱いできません。」となっています。
シンクロニシティ―共時性― 神の言葉による歴史展開: 繰り返す歴史は意味のある偶然の一致を伴う 大型本 – 2017/9/14
アーネスト・P・フィールド (著)
価格 4200円
出版社 : Book Way (2017/9/14)
発売日 : 2017/9/14
言語 : 日本語
大型本 : 180ページ
ISBN-10 : 4865842632
ISBN-13 : 978-4865842630
国会図書館リサーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026157903-00
“
�掘〕縦蠅龍詰�に対する反論
1 予定論と運命論
予定論に対して、それは一種の運命論であると反ばくする人々がいる。実際多くの人々は、キリスト教の予定論と、異教の運命論とを混同しているところから誤解する。予定の教理は、永遠の昔から、神が一つの統一的計画、または統一目的を持たれ、それをこの世の成り行きの理法を通じて完成させられると教えるのである。
予定論は、その計画のうちに定められた目的が、第一に神の栄光、第二に神の民の幸福であると主張するのである。
これに対して、運命論は、究極原因の理論を受けいれない。運命論は宇宙統治のたづなを神の無限の知恵と愛とより奪い、盲目的必然にゆだねるものと言える。それは、自然の行程と人類の経験とを未知の不可抗力的な力に帰するのであって、その力に対する抗争はむなしく、これに対して不平を言うのは幼稚であるとするのである。
運命論には、宗教に、愛・あわれみ・聖・正義・知恵などを入れる余地がなく、またそれらを刺激する何物をも与えない。しかし、予定論は、これらに対し、考えうるかぎりの最も強い根拠を与える。それゆえ、予定論と運命論とは、あたかも人間の行動と機械の働きと異なるように、あるいはまた天の父なる神の尽きない愛と地球の重力とが異なるように異なるのである。カルヴィンはこの予定論の教理が運命論であるとの非難を極力否定している。
世には、終始一貫した運命論者というものはいない。なぜならば、徹底した運命論者ならば、「もしきょう死ぬのであれば、どうせ死ぬのだから食べる必要はない。もし幾年か生きるのであれば、どうせ生きるのであるから、食べる必要はない、ゆえに食べない」と言わねばならないことになる。しかし、神がある人を、ある時まで生きることを予定したもうのであれば、神は断食という愚かな自殺行為を避けることをも予定のうちに入れたもうことは言うまでもないことである。 ”
（「予定論」 L.B.ボエトナァ著 後藤光三訳 いのちのことば社 pp.64-65）
ヨブ記（口語訳）
11:7あなたは神の深い事を窮めることができるか。
全能者の限界を窮めることができるか。
11:8それは天よりも高い、あなたは何をなしうるか。
それは陰府よりも深い、あなたは何を知りうるか。
11:9その量は地よりも長く、海よりも広い。
11:10彼がもし行きめぐって人を捕え、
さばきに召し集められるとき、
だれが彼をはばむことができよう。
ヨブ記（新改訳）
26:14 見よ。これらはただ神の道の外側にすぎない。私たちはただ、神についてのささやきしか聞いていない。だれが、その力ある雷を聞き分けえようか。
イザヤ書（新改訳）
40:12 だれが、手のひらで水を量り、手の幅で天を推し量り、地のちりを枡に盛り、山をてんびんで量り、丘をはかりで量ったのか。
40:13 だれが主の霊を推し量り、主の顧問として教えたのか。
40:14 主はだれと相談して悟りを得られたのか。だれが公正の道筋を主に教えて、知識を授け、英知の道を知らせたのか。
40:15 見よ。国々は、手おけの一しずく、はかりの上のごみのようにみなされる。見よ。主は島々を細かいちりのように取り上げる。
エレミヤ書（新改訳）
23:24 人がひそかな所に身を隠したなら
私には見えないとでも言うのか――主の仰せ。
天をも地をも、私は満たしているではないか
――主の仰せ。
11:7あなたは神の深い事を窮めることができるか。
全能者の限界を窮めることができるか。
11:8それは天よりも高い、あなたは何をなしうるか。
それは陰府よりも深い、あなたは何を知りうるか。
11:9その量は地よりも長く、海よりも広い。
11:10彼がもし行きめぐって人を捕え、
さばきに召し集められるとき、
だれが彼をはばむことができよう。
ヨブ記（新改訳）
26:14 見よ。これらはただ神の道の外側にすぎない。私たちはただ、神についてのささやきしか聞いていない。だれが、その力ある雷を聞き分けえようか。
イザヤ書（新改訳）
40:12 だれが、手のひらで水を量り、手の幅で天を推し量り、地のちりを枡に盛り、山をてんびんで量り、丘をはかりで量ったのか。
40:13 だれが主の霊を推し量り、主の顧問として教えたのか。
40:14 主はだれと相談して悟りを得られたのか。だれが公正の道筋を主に教えて、知識を授け、英知の道を知らせたのか。
40:15 見よ。国々は、手おけの一しずく、はかりの上のごみのようにみなされる。見よ。主は島々を細かいちりのように取り上げる。
エレミヤ書（新改訳）
23:24 人がひそかな所に身を隠したなら
私には見えないとでも言うのか――主の仰せ。
天をも地をも、私は満たしているではないか
――主の仰せ。
（評論）19日から聖書週間ーまったく盛り上がらない「全国運動」、発刊5周年の「聖書協会共同訳」をどうするのか
https://catholic-i.net/tokushu/%ef%bc%88%e8%a9%95%e8%ab%96%ef%bc%8919%e6%97%a5%e3%81%8b%e3%82%89%e8%81%96%e6%9b%b8%e9%80%b1%e9%96%93%e3%83%bc%e3%81%be%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%8f%e7%9b%9b%e3%82%8a%e4%b8%8a%e3%81%8c%e3%82%89%e3%81%aa/
“ 日本のカトリック教会の「聖書週間」が今年も11月19日から26日にかけて行われる。だが、「行われる」といっても、カトリック中央協議会のホームページを見る限り、シンポジウムなどの「行事」はいっさい予定されていない。わずかに、４ページのリーフレットとポスターの注文を同協議会事務局で受け付けているだけのようだ。
聖書週間は「聖書に親しみ、聖書をより正しく理解するための全国的な運動」として日本の司教協議会が総会で、1977年11月の第3日曜日からの1週間を『聖書週間』とすることが決定、実施されているものだ。だが、司教協議会がその実施母体として発足させた聖書委員会は「諸委員会の機構改革にともない、1998年2月に解消」（中央協議会ホームページ）され、引き継いだ常任委員会で「リーフレットとポスターの制作が継続されている」という説明が、中央協議会のホームページにあるのみだ。
４ページのリフレットとポスターだけ、「全国的な運動」がまったく盛り上がらない中で、小教区も信徒たちも、どのように対応したらいいか、分からない、というのが正直なところではないだろうか。
私たちの信仰の基本にある聖書について、日本の司教団がどれほど真剣に考えているのか、疑問を抱くのは、「聖書週間」ばかりではない。
カトリックとプロテスタントの高位聖職者や聖書学や宗教学、日本語などの専門家が結集し、10年近くかけて制作した「聖書 聖書協会・共同訳」が2018年12月に刊行されて、この12月で5周年を迎える。だが、司教協議会では、2010年2月の臨時総会で「聖書の新しい共同訳事業」を承認したにもかかわらず、それが完成し、刊行された直後の2019年1月の常任委員会で「『聖書 聖書協会・共同訳』のカトリック教会の典礼での使用については数年先に検討する」ことを決定。その理由も、「数年先」の根拠も一般信徒には説明のないまま、事実上、使用を棚上げしてしまった。今、「数年先」を迎えているのにさっぱり、音沙汰がない。
「聖書 聖書協会・共同訳」の刊行事業は、「『新共同訳』が刊行されて20年が過ぎた現在、聖書の新しい訳が検討されるべき時期が来ている。過去数十年間に生じた聖書学、翻訳学のどの進展、底本の改訂、日本語や日本社会の変化、また『新共同訳』見直しへの要請が、新しい翻訳を求めている」との認識から始まった。
https://catholic-i.net/tokushu/%ef%bc%88%e8%a9%95%e8%ab%96%ef%bc%8919%e6%97%a5%e3%81%8b%e3%82%89%e8%81%96%e6%9b%b8%e9%80%b1%e9%96%93%e3%83%bc%e3%81%be%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%8f%e7%9b%9b%e3%82%8a%e4%b8%8a%e3%81%8c%e3%82%89%e3%81%aa/
“ 日本のカトリック教会の「聖書週間」が今年も11月19日から26日にかけて行われる。だが、「行われる」といっても、カトリック中央協議会のホームページを見る限り、シンポジウムなどの「行事」はいっさい予定されていない。わずかに、４ページのリーフレットとポスターの注文を同協議会事務局で受け付けているだけのようだ。
聖書週間は「聖書に親しみ、聖書をより正しく理解するための全国的な運動」として日本の司教協議会が総会で、1977年11月の第3日曜日からの1週間を『聖書週間』とすることが決定、実施されているものだ。だが、司教協議会がその実施母体として発足させた聖書委員会は「諸委員会の機構改革にともない、1998年2月に解消」（中央協議会ホームページ）され、引き継いだ常任委員会で「リーフレットとポスターの制作が継続されている」という説明が、中央協議会のホームページにあるのみだ。
４ページのリフレットとポスターだけ、「全国的な運動」がまったく盛り上がらない中で、小教区も信徒たちも、どのように対応したらいいか、分からない、というのが正直なところではないだろうか。
私たちの信仰の基本にある聖書について、日本の司教団がどれほど真剣に考えているのか、疑問を抱くのは、「聖書週間」ばかりではない。
カトリックとプロテスタントの高位聖職者や聖書学や宗教学、日本語などの専門家が結集し、10年近くかけて制作した「聖書 聖書協会・共同訳」が2018年12月に刊行されて、この12月で5周年を迎える。だが、司教協議会では、2010年2月の臨時総会で「聖書の新しい共同訳事業」を承認したにもかかわらず、それが完成し、刊行された直後の2019年1月の常任委員会で「『聖書 聖書協会・共同訳』のカトリック教会の典礼での使用については数年先に検討する」ことを決定。その理由も、「数年先」の根拠も一般信徒には説明のないまま、事実上、使用を棚上げしてしまった。今、「数年先」を迎えているのにさっぱり、音沙汰がない。
「聖書 聖書協会・共同訳」の刊行事業は、「『新共同訳』が刊行されて20年が過ぎた現在、聖書の新しい訳が検討されるべき時期が来ている。過去数十年間に生じた聖書学、翻訳学のどの進展、底本の改訂、日本語や日本社会の変化、また『新共同訳』見直しへの要請が、新しい翻訳を求めている」との認識から始まった。
日本聖書協会（理事長・石田学・日本キリスト教協議会教育部理事長、副理事長・菊地功・日本カトリック司教協議会会長）が国内のカトリック、プロテスタントの３２教派、１団体から推薦された議員２１人による「共同訳事業推進計画諮問会議」（カトリックからは司教協議会の推薦で岩本純一、下窄英知の２名）からを設け、2008年から2009年10月まで４回の会合で「翻訳方針前文」をまとめ、理事評議員会で翻訳事業の開始を決定。
そして、カトリック司教協議会も2010年2月の臨時総会で「聖書の新しい共同訳事業を日本カトリック司教協議会として承認する」との決議をしたことで、正式にカトリック、プロテスタントが協力して翻訳事業が開始されることになった、という経緯がある。
翻訳事業には、翻訳委員148人、翻訳者62人（翻訳委員プロテスタント107人、カトリック41人、翻訳者プロテスタント37人、カトリック25人）が参加。
翻訳者にはカトリックから川中仁・上智大学神学部長、雨宮慧・上智大学神学部名誉教授、浦野洋司・カトリック神学院東京キャンパス非常勤講師、柊暁生・南山大学人文学部教授・聖書学者、高橋由美子上智大学外国語学部教授＝当時＝、編集委員には、カトリックから宮越利光・カトリック司教協議会典礼委員会秘書など。
さらに、 検討委員には高見三明・長崎大司教、和田幹男・カトリック神学院聖書学講師＝当時＝。加えて 外部モニター（20人）には、梅村昌弘・横浜司教、岡田武夫（前東京大司教）、幸田和生・前東京補佐司教＝肩書当時＝などが入っていた。
聖書の翻訳事業は、カトリック、プロテスタントの信仰一致の取り組みの重要な柱であるはずだ。その取り組みを司教協議会として総会で承認し、カトリック側から高位聖職者も、トップクラスの専門家も大勢参加して出来上がった知恵と努力と祈りの結晶である「聖書 聖書協会共同訳」を、司教協議会として、いまだに棚上げしたまま、事実上放置しているのは理解できない。しかも、その理由について、いまだに何の説明もないのは困ったものである。
「聖書委員会」が廃止された司教協議会のどの部署が担当するのか分からないが、司教協議会として、カトリック教会への「聖書 聖書協会共同訳」の導入について、明確な判断をする必要がある。 ”
“ 日本語訳より西洋語訳を信用する悪癖
その前に一言お断りしておくと、日本語の翻訳だと何となく聖書を読んだ気がしないから、英語の訳を読めばもっと正確に理解できるのではないか、などと言う人がよくいる。しかし、後述するように、日本語の聖書の翻訳は今やかなり高い水準のものなのである。日本語訳では駄目で、英訳なら信用できる、などというのは、低級な英米崇拝心情以外の何ものでもない（最もこの点については、特に英訳に限らず、何訳でも話は同じである。たとえば若いころの吉本隆明が日本語訳の聖書が気に入らないからとて、こともあろうにルイ・スゴンの仏訳を基本にした、などというのは、たとえ無知が原因であるにもせよ、噴飯ものである）。
翻訳は何語であろうと所詮翻訳なので、原典の意味を大まかに伝える以上のことはできない。原典からの距離の遠さは、日本語訳だろうと英語訳だろうと大差はないのである。英語ならギリシャ語と同じ言語系統に属するから、かなり原典に近いだろう、と思われるかもしれないが、意外とそうでもない。同じヨーロッパ語の中でも英語は際立って特異な言語である（動詞の人称変化がほとんど消滅した、名詞形容詞の性もほとんど消滅し、格変化も消えた。等々。ヨーロッパ語でありながらこれらの要素が消滅すると、非常に不便である。英語が論理的にひどく曖昧で、わかりにくい理由はそこにある）。加えて同じ言語系統に属するが故に、かえって、異なる点がうまく表現できない、ということがある。その典型的な例が時制である。日本語のように、文法の基本に時制が存在しない言語であれば、逆に翻訳しやすいこともあるが、基本的に時制が存在していて、しかもギリシャ語にあって英語に無い時制を表現するとなると、これは厄介である。現にアオリストの訳について、英語訳は非常に苦労している（後述568頁以下参照）。文法についてさえ他に大量に問題がある。ましてや語義となると、ヘレニズム期のキリスト教ギリシャ語と現代ヨーロッパ語の間には大きな距離があって当然なのだ。
確かに、ヨーロッパは聖書の翻訳（翻訳だけでなく、その全般的な研究）に関して分厚い伝統がある。しかし日本語での聖書の翻訳もすでに百年を超える歴史と経験を持っているのであり、加えて、最近の聖書学の急速な発達は世界的に翻訳の水準を高めた。だから、現在存在している日本語の翻訳は、翻訳としてはすでに十分に評価しうるものなのである。もちろん、どんな翻訳だろうと欠点があり、常によりよきものを求めていく必要がある、という意味では、現存の日本語訳もまだまだ改訂の余地はあろう。また、日本語訳そのものが変化していくので、五十年、百年たてばまた新たな翻訳も必要となろう。しかし、現時点では、我々はともかく満足すべき日本語訳所有している、と言える。
以上、日本語の訳は気に入らないとて、英語の翻訳を信用しようとする姿勢はおよそ根拠がない。もちろん、ほんやくというものはそもそも限界のあるものであるから、異なった翻訳が多数存在するならば、それらを相互に比較検討することによってより正しい理解が得られるのは確かである。その場合には、異なる言語での翻訳を参照するのが、幅を広げる意味で、役に立とう。そして、その場合には確かに、分厚い伝統をもっているヨーロッパ語の諸翻訳を参照することは大いに意味を持つ（もっともそれならば、英語訳より前に、ドイツ語訳やフランス語訳を参照する方がいいだろうけれども）。というよりも、そもそも、現存のどの翻訳も帯に短したすきに長しであるから、どれか一つの翻訳にだけ頼るのは、本当は、やめた方がいい。従って、可能ならば、自分の知っているいくつかの言語の翻訳を読み比べるのは、大いに意味があろう。しかしそれは、日本語訳に欠点があるからではなく、どの言語の翻訳であろうと同じ問題なのである。 ”
（「書物としての新約聖書」 田川建三著 勁草書房 pp.487-489 1997年第1版）
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