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Standard Jazz Songコミュのブラジル音楽とジャズ

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【雑談はこちらに】 トピックですばらしいご投稿をいただきましたので、あらためて独立したトピックとして作りました。


ジャズとブラジル音楽とは古くから関係を持っていました。
ブラジルの曲や音楽スタイルがジャズに取り入れられたり、ボサノヴァのようにジャズとコラボレイションを持って一つの音楽様式になったり、ブラジル出身の音楽家がジャズの世界で活躍したりと、相互に影響しあってきたところがあります。

これまで取り上げてきたトピックの中で、元はブラジル音楽らしいものに次のものがありました。

【ジュディ・ウェックスラー】
Convince Me / Joyce Moreno
A Certain Sadness / Carlos Lyra
A Little Tear / Eumir Deodato

【デニース・ドナテリ】
Sails (Velas Icadas) / Vítor Martins / Ivan Lins

【ダイアン・リーヴス】
Like A Lover / Dorival Caymmi

【アン・ハンプトン・キャラウェイ】
I Like To Love You / Oscar Castro-Neves

【フリーダ・ペイン】
The Island / Ivan Lins / Victor Martins / Alan Bergman and Marilyn Bergman

いずれも美しい曲で、上記の歌唱を聴いただけではブラジル音楽とは気がつかない曲でした。

これらの曲がボサノヴァ以降のブラジルの新しい世代の音楽になるのかもしれないと考えるようになりました。

ボサノヴァそのものは1950年代末に登場して、米国で知られるようになり、ジャズと大きな関係を持って、一時代を画する音楽のスタイルになりました。
アントニオ・カルロス・ジョビン、ヴィニシウス・ジ・モラエス、ジョアン・ジルベルト等の作品が大きく取り上げられました。

ブラジル音楽といいますと、ショーロ、サンバ、ボサノヴァ、ノルデスチ等の名前は聞いたことがあるのですが、わたしには系統的な知識はありません。

またMPB(ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ)と呼ばれる音楽もあるようです。

どうやらジャズの世界に自然に取り入れられてきている音楽が「ボサノヴァ以降の新しい世代の音楽」と分類される音楽(曲)ではないかなぁと考えるようになりました。

そこで、このブラジルの新しい世代の音楽の作曲家、歌手、演奏家等をもう少し系統的に知りたいなぁ、判るようになるとすばらしいだろうなぁと考えています。
さらに彼等彼女等の作品とジャズへの影響あるいは浸透について判るようになれば、これは新しいスタンダード・ジャズ・ソング誕生の坩堝と言えるのかもしれないとも思っています。

このコミュニティで系統的な解説をいただける方がいらっしゃるのなら、参加者の皆さんにとっても、すばらしい知識になり、音楽の世界への理解が一層深まるかもしれないと考えています。

このトピックでは、ブラジル音楽の全体観的な話題を取り上げてみたいと考えています。
ブラジル音楽の作曲家、シンガーソングライター、演奏家、歌手等については、個々の人についてのトピックを作っていただいて、そちらで詳しく紹介していただければと考えています。

できるだけ多くの方々の薀蓄を傾けていただければと願っています。

コメント(143)

>>[100]

トロピカリアは短いムーヴメントでした。mpbのスターというべきでしょうね。
>>[103]

ドキュメンタリー映画、ぜひ見たいです。
レンタルビデオになんか絶対にないです。
もしかしたら、ブラジル映画祭で取り上げられるかもですね。
そしたらビデオ販売もあり得るけれど、どうかなー。
ブラジル人の知人にDVDを頼むテもあるけれど、リージョンが違うから、
日本では見れないのではないかしら?

シコ、ベターニャは、ブラジルでは神。
日本ではほとんど無視されています。
逆にジョアン・ジルベルトは、あちらではそれほど人気がない。
日本では神。
このことは、ブラジル人と日本人のメンタリティの違いを
表していると思い、興味深いです。
>>[106] ドキュメンタリー映画

米アマゾンにはあります。
リージョンコード1

http://www.amazon.com/s/ref=nb_sb_noss?url=search-alias%3Dmovies-tv&field-keywords=Maria+Beth%C3%A2nia%3A+M%C3%BAsica+%C3%A9+Perfume


ポルトガルアマゾンにもあります。
リージョンコード2

http://www.amazon.com/s/ref=nb_sb_noss?url=search-alias%3Dmovies-tv&field-keywords=Maria+Beth%C3%A2nia%3A+M%C3%BAsica+%C3%A9+Perfume&rh=n%3A2625373011%2Ck%3AMaria+Beth%C3%A2nia%3A+M%C3%BAsica+%C3%A9


日アマゾンでは扱っていません。

リージョンコード1でも、リージョンフリーの装置や、コンピュータなら、日本でも再生できるかもしれません。


CDBabyでの扱いは調べていません。

>>[107] 海外のアマゾンで購入する方法

クレジットカードがあって、言語が理解できるのなら、海外のアマゾンで購入する方法があるようです。

http://www.j-love.info/amazonnew/amazoncom001.htm
>>[108] 裏技

Content Scramble System(CSS)を解除できるDVD Decrypter、DVD Shrinkなどのソフトウェアであれば、特定のリージョンコードが付されたDVDをリージョンフリーにして複製することもできる。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89

コンピュータならいろいろ出来るようです。
>>[109]

うわー!!! 凄いです!
そんな方法もあったのか!
日本で見れるのはリージョン2らしいから、ポルトガルアマゾンでokです。
ポルトガル語、簡単ならわかりそうです。

今、ライブ準備、海外出国準備その他で忙しいので、帰国したら調べてみます。
チャーリー・バードはブラジル音楽を取り上げたアルバムを何枚も出しています。

それらの中から3枚のアルバムのジャケット写真です。


>[111] チャーリー・バード

まだまだありました。

もっとあるようですね。


ステイシー・ケント様のアルバムに "Brazil" という得体の知れないアルバムがあります。

正式には Quatuor Ebène: Brazil (with Stacey Kent and Bernard Lavilliers) となっています。

トラックはこんな構成です。
さわりだけならここで聴けます。
https://www.jpc.de/jpcng/classic/detail/-/art/brazil-digi/hnum/4221690

1. Bernard Lavilliers: O'gringo Start
2. Stacey Kent (geb. 1968): So Nice Start
3. Stacey Kent (geb. 1968): I can't help it Start
4. Quatuor Ébène: Ana Maria Start
5. Stacey Kent (geb. 1968): Fragile Start
6. Bernard Lavilliers: Guitar Song Start
7. Aguas de Março Start
8. Quatuor Ébène: Bebê Start
9. Stacey Kent (geb. 1968): The ice hotel Start
10. Bernard Lavilliers: Salomé Start
11. Quatuor Ébène: Libertango Start
12. Stacey Kent (geb. 1968): Smile Start
13. Brazil String Orchestra: Brazil odyssey

現物が手元にないのでどんなものなのかがよく判らないのですが、ステイシー・ケント様のアルバムはオムニバスの山で、下手に手を出すと後悔すること間違いなしという感じなので、現在は彼女のアルバムに手を出す気にはなれません ^^;
CANDIDoから Stacey kent Collection というアルバムが3枚も出ています!
みんなオムニバスです。
あまりにもひどいレコード会社の営業姿勢です :-(

ということで、このアルバムをお持ちの方がいらっしゃいましたら、補足説明をいただけませんでしょうか。

私事で恐縮ですが、ジャズはあまり知らない私が、某ジャズバーで、
毎月ブラジル音楽を歌うことになりました。
伴奏はオーナーピアニストなのですが、大ベテランでなんでも初見で見事に弾きこなされます。
なのですが・・・この方はブラジル音楽をほとんど知りません。
おそらくジャズ系であれば、なんでもこいの達人なのでしょうが、
曲の解釈やグルーヴ感がまったく違う。
これがジャズとブラジル音楽の違いなんだなあ、と痛感。
違いをうまく説明できないので、違和感を抱きながら歌っています。
まあ、これはこれで・・・間違いだとは言えないし。
ブラジル音楽の魅力は、やわらかさ、繊細さ、軽やかさ、詩の文学性、、、
ブラジル人は、やわらかで、繊細で、軽やかで、文学的だから。
やっぱりアメリカの国民性とは違う気がします。

フランスやイタリアの人達は、ブラジル音楽をとても好みますよね。
彼らには、ブラジル人との共通性はあるような気がします。
同じラテン系の民族ですものね。

私が初めて聴いたマリア・ベターニャのアルバムには、
フランスの大女優、ジャンヌ・モローの朗読が入っていました。
私の好きなシコ、マリア・ベターニャは、フランスではとても人気があるのです。


>>[114]

>某ジャズバーで、毎月ブラジル音楽を歌うことになりました。

これは面白そうですね :-)
ぜひ動画を拝見したいと思います。

歌い手の方は、

>やわらかさ、繊細さ、軽やかさ、詩の文学性

を強く意識した歌唱なのに、ピアニストはテンションコードをゴンゴンと入れる、なんてことになれば、大うけかもしれません :-)

>>[114]

興味深いお話し、ありがとうございます。

私自身のジャズという音楽に対するイメージは、スポーツに例えればボクシングの殴り合いです。ぶつかり合いの中で、どちらのアピールが強いかの競い合いがある。そして、そこから感動を呼ぶサムシングが生まれる。良い悪いではなく、ジャズはそんな歴史を経て現在に至っている音楽だと思います。

一方、ラテンアメリカ音楽の場合は、(喧嘩するよりも)サッカーのようにパス交換をして一緒にゴールを目指した方が楽しいでしょう?という発想が根底にあるように思うのです。そこには欧州スタイルの規律と調和を重んじる文化の反映もあるでしょうね。

米国では野球やアメフトのようなヒーローがはっきりしているスポーツが好まれ、サッカーがなかなか人気を得られなかった(理解されなかった)のは、上で書いたようなアメリカの国民性の反映ではないかと思ったりもします。

どこかしらに歩み寄りのきっかけが有り、そこから聴き手に感動を与えるような音楽ができあがったら素晴らしいと思います。
>>[116]

ボクシングとジャズのたとえ、良い得て妙ですね。
納得です。

どちらが悪いということではないでしょうが、
私自身は、ジャズの丁々発止という感じが苦手かもしれません。

でもチェット・ベイカーやヘレン・メリルの歌唱は大好きなのです。
とくにチェット・ベイカーの歌唱は、ボサノヴァに影響を与えたという説がありますね。
>>[119]

ボクシングに例えるのは適切だったかな?と思いますが、1930年代頃のジャズでは同じようなことが行われていたことは事実です。「カッティング・セッション」がそれにあたります。

詳しい内容はデューク・エリントン楽団のトランペッターとしても有名なレックス・スチュアートが著した『ジャズ1930年代』の中で紹介されています。一部引用します。

ニューヨークという戦場での、この音楽的な戦い(すでに名のあるミュージシャンとの他流試合)が「カッティング・セッション」であり、これはまさにその名のとおりのものだった。ミュージシャンが楽器を手にするとき、目指すのは相手の演奏を圧倒(カット)することであり、しかも、その結果ミュージシャンの自尊心や評判に残される傷は、肉を抉る切り傷(カット)に等しかったのだ。

ナラ・レオンのアパート(高級マンション)に集ったハイソな若者たちが中心となって生み出したボサノヴァの世界と比較すると、やはりボクシングだなと思いました。

コンクール好きな欧州だったら、採点表を持った人達が並んで演奏を聴いたかも知れませんね。

冗談はさておき、チェットのように攻撃的ではない人ももちろん居ますね。ビリー・ホリディとの共演で名高いレスター・ヤングがまず思い浮かびます。拙発言の >>21 で紹介済みのポール・デスモンドも柔らかい音色が持ち味で、ボサノヴァがフィットするアルト奏者だと思います。

もちろんラテンアメリカにもコロンビアとベネズエラに跨がるジャーノス地方のホローポのように、壮絶なバトルが特徴の音楽もありますね。例えば2人(以上)の歌手が即興の歌詞をぶつけ合う "Contrapunteo" など。



ホローポは最初聴いた時、甘くて切ないとか、南国的で陽気といったラテン音楽のイメージとはまったく違っていてショックを受けました。が、今は一番好きな音楽のひとつになっているから不思議です。

たとえバトルではあっても、それは相手を完膚なきまでに叩きのめすものではなく、競い合いながら共同作業で場を盛り上げていき、最後は仲良く握手で終わるところがラテンアメリカテイストなのだろうなと理解しています。
>>[114]

そのかみ、さる女性とライブを聴きにいったときのお話。
ピアノがギャルギャルピコリンと演奏すると、ドラムがドスドスココドスパシャテカテカと突っ込むと、ベースがボブボブボボボボと絡んでくるところを目の当たりにして
『ジャズってセックスに似ているわね』
と名言を吐かれました。

それ以来『ジャズはセックスだ!』と密かにつぶやいています :-)



動画はポルトガルの歌姫で紹介されていますマリア・アナドンのものですが、ピアノの Tomoko Ohno さんが、実に心地よいドキドキする不協和音を送り込んできますね。
この人のピアノはこのあたりがすばらしいところがあります。
こんな演奏を受ければ歌っている方もそれにインスパイアされて乗り方が変わってきませんでしょうか。
このあたりがジャズの面白さ楽しさの一つではないかと考えています。
>>[120]

>もちろんラテンアメリカにもコロンビアとベネズエラに跨がるジャーノス地方のホローポのように、壮絶なバトルが特徴の音楽もありますね。例えば2人(以上)の歌手が即興の歌詞をぶつけ合う "Contrapunteo" など。

実は、まったく同じスタイルの伝統芸能がブラジルにもあり、サンバの父みたいに言われているノエル・ホーザは、そこから影響を受けたとも言われています。
多分、ジャズファンの方には、タニア・マリアなんかがお気に召すんだと思います。


ジョイスなんかもいいのでは?



ジョイス、以前ブルーノートに来たとき、
ボサノヴァのスタンダードを数曲歌って、
「ボサノヴァ!」と言いました。
その言い方には「はい、ボサノヴァ歌ったわよ。これで満足? もう勘弁してね」
というニュアンが込められていて、
それから楽しそうに、自分のスタイルで歌い始めました。

エルメート・パスコアウやジスモンチはどうでしょうか?


>>[126]

はい、拙コメントの >>[44] でタニア・マリア >>[33] でエルメート・パスコアルを取り上げました。ジョイスやジスモンチの音楽もジャズを聴き始めてから10年以内で耳に届いています。

タニア・マリアは80年代以降にコンコード・ピカンテからリリースされた作品に度肝を抜かれたジャズファンが多いと思います。でも、実は70年代のパリでトリオで活動していた頃に録音したものがいいと言われていて、実際にそうでした。

ジョイスはレコードを何枚か持っていましたが、最近になって初めてライブを体験し圧倒されました。リーダーシップが抜群で、リハを完璧にやってから(おそらく)のステージなので、無駄が一切ないことに驚かされました。

エルメートは同じく来日公演のライブで衝撃を受けてファンになりましたが、ジャズファンの耳には80年代以降のブラジル制作の音源はあまり届いていないような気がします。

エグベルト・ジスモンチはECMのアーティストと見なされていますが、ブラジル制作の音源では歌からシンセまで何でもこなしていて別人みたいでびっくりしました。才能の塊みたいな人ですね。

ジャズミュージシャンにカバーされているブラジルの作曲家は意外と限られると思います。10指にも満たないかな。カエターノやシコ・ブアルキもあまり耳にしませんね。

ブラジル人ですら殆ど知らないミュージシャンに対して強い関心を持っている日本人はある意味すごい思います。
エリアニ・エリアス (Eliane Elias) この人をどこに(どのトピックに)入れるべきか少し迷いました。

あるときはすばらしいジャズピアニストとして紹介されるエリアン・エリアスなる人がいて、あるときはボサノヴァを軽く歌い流しているエリアン・エリアスなる人がいて、あるときはジャズ・ヴォーカルを歌っているイリアーヌ・イリアスなる人がいて、わたしの中ではこれらが同一人物とは思えていませんでした(汗)

Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Eliane_Elias

彼女はブラジル、サンパウロで生まれ育って、ブラジルで音楽活動を始めています。
1981年、米国ジュリアード音楽院に入っています。
まもなくジャズやフュージョンの人たちとアルバムを出しています。
これはピアニストとしての活動です。
1995年には“Best Jazz Solo Performance”としてグラミー賞に輝いています。

彼女がヴォーカルのアルバムを出したのがいつのものなのか、系統的な知識はないのですが、1998年には"Eliane Elias Sings Jobim"というアルバムを出していますので、この頃にはすでにヴォーカリストとしての活動が続いていたのでしょう。

その後もピアニストとして、ヴォーカリストとして、数々の賞を受賞し、現在に至っているようです。

アルバムはたくさん出ています。

All Music
http://www.allmusic.com/artist/eliane-elias-mn0000171220/discography

amazon
http://www.amazon.com/s/ref=nb_sb_noss_2?url=search-alias%3Dpopular&field-keywords=Eliane+Elias&rh=n%3A5174%2Ck%3AEliane+Elias

ご本人のサイトです。
http://elianeelias.com/

お姿もなかなか妖艶な美人ですね :-)

ジャズピアニストとしての動画です。
1時間と少しあります。



ヴォーカリストとしての動画はここにたくさんあります。
https://www.youtube.com/watch?v=r0x2HqDjS6M&list=RDr0x2HqDjS6M#t=2

ブラジルの人が米国に移住して活動を続けると、われわれの耳には米国流の名前の読み方が伝わってくるのですが、ポルトガル語ではかなり違う読み方なのが悩ましいところですね。

この動画の冒頭でポルトガル語で名前が紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=fJslbjCzVJk
エリアナ・エリアスと聞こえます ^^;

はて、ブラジルではどの名前が本物なのでしょうか?
ポルトガル語にお詳しい方、教えてください。

チェット・ベイカーへのトリビュートアルバムがあるのですね。
これは聴いてみたい!
>>[131] エリアニ・エリアス (Eliane Elias)

FB
https://www.facebook.com/ElianeEliasMusic

tw
https://twitter.com/4ElianeElias
>>[126]

ブラジルのお酒やカクテルにはこんなものがあるそうなのですが、お気に入りはございますでしょうか。

http://matome.naver.jp/odai/2140401287136137801
>>[133]

私はお酒はあまり飲めないので、良い回答はできませんが、
日本ではカシャーサは51をよく見かけます。
ブラジルでもっとも有名なカクテルはカイピリーニャですね。
カシャーサにライムとお砂糖を入れたもの。
カイピリーニャとは「田舎娘」の意味。由来はわかりません。
バチーダも人気ありますね。
>>[134]

ありがとうございます。
カシャーサは今度探して試してみます。

カイピリーニャはクラッシュアイスが溶けた分だけしかアルコール分が薄まらないので、かなり強そうなカクテルのようですね。

これも試してみたいと考えています。
ライムが手に入らないときはカクテル用のライムジュースを使ってみます。

パチーダのココナッツミルクで割ったものにも興味があります :-)

パッソア・ブラジルの色もきれいですね。


お酒の話が出て来ましたので次は料理のお話をと思ったのですが、よく考えてみたらメキシコ料理のお店には何度も行っていますがブラジル料理は…記憶に残っていません。
きっとお店もあるだろうと思うのですが…

この辺りを眺めても、ピンと閃きません ^^;
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E6%96%99%E7%90%86

現地で召し上がられた料理で特にお気に入りのものはございますでしょうか?

>>[135]

ブラジル料理の代表は、なんと言ってもシュハスコ。ブラジル式バーべキューです。
岩塩とハーブで味つけをするので、肉のおいしさを堪能できます。
日本でもお店はたくさんありますが、ひとつあげるなら表参道のバルバッコワですかね。

それから、豆と肉のシチューのようなフェイジョアーダ。
もともと奴隷の食べ物だったので、テイルや内蔵の肉を使います。日本人はそのへんが駄目、という方が多いので、アレンジしているお店も多いです。
白い豆を使う地方もあるのですが、おおかたは黒い豆、フェジョン プレッタを使うので、見た目がぜんざいみたいで、あずきの餡を使う和菓子はブラジル人にとってカルチャーショックみたいです。
「豆が甘いなんて信じられない!」というブラジル人の言葉を何度か聞きました。
それほど、ブラジル人にとっては豆と言えばフェイジョアーダなのかな、と思います。
ちなみに、とても消化が悪く、お腹が張るので、金曜日の夜に食べるのがブラジル人の常識です。翌日はお休みでないときつい。

それからバイーア地方の名物、ムケッカ。魚の料理です。
このへんになると、日本で食べられる店は少ない。

私はリオに1ヶ月いて、ほとんど料理上手なメイドさんの手料理を食べていたので、
リオの有名店などはあまり知りませんが、
お金持ちの友人が連れていってくれたコパカバーナのシーフードレストランは、
セレブやや芸能人がくるようなお店で、
内装もアーティスティックで素晴らしいのですが、
何種類ものエビ、蟹、魚の料理が次から次へと運ばれてくる。
さながらわんこそばのように、お皿が空になるとギャルソンが新しい料理を持ってきます。
ここはきっとリオでも有名な一流店なのだと思います。

私にとって親しみ深いのはサウガードでしょうか。
ブラジルのファストフードです。
ブラジルにはハンバーガーはあまりなくて、
サウガードと呼ばれる、パイにお肉や野菜やチーズを料理したものを詰めて売っています。
持ちやすく食べやすい三角形が多く、日本のおにぎりみたいな感覚でしょうか。

パステウ(パイ)、コシーニャ、キビなどのスナックは、日本のブラジル系ライブハウスではたいがい食べることができますね。



他に、パステウ(パイ)、コシーニャ、キビなどのスナックは、日本のブラジル系ライブハウスではたいがい食べることができますね。


手前味噌ですが、8月19日、西荻アパレシーダという店で、
トーク&ライブをやります。
テーマはカエターノ・ヴェローソとシコ・ブァルキ。
20年以上リオに住み、ブラジル人と結婚して家族がリオにいる翻訳家、海老沢研さんの解説で、
ブラジル人の視点から、この2大スターを語ってもらいます。
海老沢さんは仕事で直接、彼らと接触した経験もお持ちです。
ディープな話が聞けると思いますよ。
ノヴ吉田(G、Vo)、海老沢研(G、Vo) 、藤花(パンデイロ)、mico(Vo)のメンバーで、
カエターノ、シコの曲を演奏しつつ、曲の分析、解説などもしてもらいます。
あまり日本では演奏されない、珍しい曲も多いと思います。

アパレシーダは、経営者は日本人ですが、ブラジル音楽評論家だけあって、
ブラジル事情に精通していて、
お店はさながらリオのボチキン(酒場)のようです。
店内では、現地でも入手できないようなCDや、レコード、DVDなども販売しています。
上記のスナックを始め、種類豊富なブラジリアンドリンク、もちろんフェイジョアーダも
食べることができます。
よろしかったら、いらしてください。
Coleman Hawkins に "Plays Desafinado: Bossa Nova and Jazz Samba" というアルバムがあります。

1963年のリリースです。

全曲のさわりはこちらで聴けます。
http://www.allmusic.com/album/desafinado-bossa-nova-and-jazz-samba-mw0000204404

選曲を見ると面白いのですが、ボサノヴァは曲じゃない、演奏スタイルなんだ、というメッセージが伝わってくるように見えます。
また、1963年というリリース年にも注目して欲しいのですが、俺はスタン・ゲッツよりもず〜っとキャリアがあるんだぞ、というようなメッセージが伝わってくるようにも見えます。

コールマン・ホーキンスの演奏の方も、彼のスタイルの特色の一つ、よれよれ感をあんまり強調していません。
このあたりもスタン・ゲッツにはまだまだ負けんぞという自負の表れと見るのは読み過ぎでしょうか(汗)

彼自身の作曲による "Stumpy Bossa Nova"(太くて短いボサノヴァ?)という曲も入っています。


ボサノヴァ以降のブラジル音楽を知りたい方へ。

Talk & Play ふたたび

Chico & Caetano

ギターと歌とトーク  海老沢研
歌          mico
ギターと歌      ノヴ吉田
パンデイロ、フルート 藤花

チャージ 2000円+オーダー
2015年8月19日(水)19:30〜

西荻窪アパレシーダ
東京都杉並区西荻南3−17−5
Tel: 03-3335-5455
http://aparecida.pokebras.jp

〔シコとカエタノ〕
今、カエタノ・ヴェローゾは同じバイーア州出身の盟友ジルベルト・ジルとヨーロッパをツアー中である。アムステルダムにはじまり、ロンドン、パリ、マドリッド他19都市で、ブラジルから来た今年73才になる二人の、ギターと歌だけの演奏を数千人から時に数万人の聴衆が熱狂的な喝采で迎えている。2012年のシコ・ブアルケのロングランショーはブラジル9都市で15万人の観客を動員した。シコは1944年生まれ、現在71才だ。
カエタノとシコがブラジル音楽界に登場したのは1965年頃。以来50年近く活躍してきた現役の「アイドル」なのである。あえて「アイドル」と呼んだが、もちろん彼らはただの「アイドル」歌手ではない。
シコ・ブアルケは著名な歴史学者の父と、権威ある国語辞典『アウレーリョ』の編纂をした言語学者の伯父を持つ、知識階級の名門の出。カエタノ・ヴェローゾは20代前半でブラジル大衆音楽(MPB)の歴史を大きく変えた、トロピカーリアというムーヴメントのリーダー。両者とも自ら作詞作曲した曲を演奏するシンガーソングライターであるという点で、米国の同時代人のポール・サイモンやボブ・ディランと比較すればイメージしやすいであろう。
もともとブラジルの大衆音楽(ポピュラー・ミュージック)はその多様性とクオリティにおいて世界レベルで群を抜いており、その伝統は地域性と歴史的側面において強く存在感を持つ。シコもカエタノもその伝統を無視することなく、いやむしろ進んで過去に学び、世界の音楽シーンに敏感に反応しながら独自のリズム、メロディー、スタイルを作り出してきた。そして彼らの作品は今日もまだ進化し続けている。
両者の作詞術はきわめて独特だ。シコはブラジル社会を反映するような民俗学的・社会学的内容を持つ歌詞に、恋愛と人生と芸術を託す。哲学科出身のカエタノはブラジルと世界の状況を強く意識し、政治と社会の中の人間心理をコンセプチュアルでアブストラクトな手法で、自由に表現する。彼らは大衆音楽を通じて芸術の普遍的な表現に成功してきた、稀有な「アイドル」なのである。
カエタノの来日公演は2度、シコにいたってはまだ日本にきたことはない。残念だけれど、たぶん年齢からいってもう日本で彼らの公演を見ることはできないだろう。

2015年8月1日Talk & Play 海老澤研 
ブラジル人作曲家のソングブック・アルバムをご存知でいらっしゃいましたらご紹介いただけませんでしょうか。

対象になるのは、一人の作曲家(作詞家でもかまいません)の曲ばかりを集めたアルバムで、一人のジャズ・アーティストが全トラックを手がけているものです。

単なるブラジル音楽を集めたものや、オムニバスアルバムは対象外です。

アントニオ・カルロス・ジョビンのソングブック・アルバムはいくつかあるようなのですが、他の作曲家のものは調べてもなかなか判りません ^^;

このトピックで今まで登場した作曲家のものなら、何かありそうな気がしています。

こちらの方に書いておきます。

決定盤 ボサ・ノヴァCD100選 / 柿木 央久 (著)

という書籍があるのですが、タイトルに偽りありとも言われていて、ブラジルでのボサのCDだけでなく、MPBやジャズでのボサのCDの紹介にかなりの量が割かれているそうです。

ちょうどこのトピック【ブラジル音楽とジャズ】の参考になる書籍かもしれません。

興味をお持ちの方はぜひどうぞ。



『アフリカ系と欧州系の統合、ブラジルの「ボサ・ノヴァ」の方が先だった』

柿木央久(かきのき・てるひさ)さんの短いエッセイがあります。

http://www.sankei.com/west/news/160203/wst1602030002-n1.html

「ところが工業化とともに都会の中産階級が成長するにつれて、ブラジル人としてのアイデンティティーが求められるようになる。その拠り所のひとつがアフリカ系音楽だった。

 そのような背景の中、1950年代末に生まれたボサ・ノヴァは、ヨーロッパ系の最先端のハーモニーとブラジル特有のリズムを融合させたものとして、当時の首都リオ・デ・ジャネイロなど都会の人々の、特に若い世代の間で人気を集め、さらに欧米や日本でも人気を得た。その後ブラジルが軍事独裁の国になった影響でいったんボサ・ノヴァの人気は下火になるが、85年に民政に復帰した頃から再び人気が復活する。」
気になる記事を目にしましたので、こちらに投稿しておきます。

http://www.sankei.com/west/news/170806/wst1708060005-n1.html

前回、「ボサ・ノヴァ」の演奏・歌唱スタイルはつまるところ「ジョアン・ジルベルトの個性的表現である」ということを書いたが、これを逆に「ジョアン・ジルベルト」の方から見るとどうなるか。

 実は、彼ははじめは「ボサ・ノヴァ」のスタイルとは対照的に、朗々と歌うタイプの、当時としては本流のスタイルの歌い手だったという。その後挫折を経て、二十代の半ばをすぎてリオ・デ・ジャネイロに再登場したときに、のちに「ボサ・ノヴァ」と名付けられるスタイルを身につけていた。以来六十年にわたって同じスタイルを貫いているので、ジョアン・ジルベルトについては「ボサ・ノヴァ」というジャンルがだいたい当てはまる。

 一方、作曲家のアントニオ・カルロス・ジョビンの場合は、コアな「ボサ・ノヴァ」時代は三十代半ばのわずか数年のことで、四十代にアメリカで発表した一連のアルバムはむしろ「ジャズ」に分類されることが多いかもしれないし、それ以外にもオーケストラを多用したクラシックのような作品も多い。最晩年の十年ほどはまたボサ・ノヴァに新しい境地を切り拓いたが、「ジョビン」イコール「ボサ・ノヴァ」という枠には収まらない。

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