ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ワンコイン未満読書コミュの【サバイバル】「身近なもので生き延びろ」西村淳(新潮文庫)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
420円。

新潮社のサイト
http://www.shinchosha.co.jp/book/115354/

南極にも行っていた西村淳さんによる、災害時その他のサバイバル指南。
文庫書き下ろしですが平成20年には発行になっていたので、3.11の便乗本では全くありません。
だから・・・ああ、もっと前にこの本を知っていたらどれだけ良かったか、と思います。

・簡易トイレを作りましょう

とか、

・生活用水を確保せよ
・火を起こせますか?

とか、

・寒さは知恵で乗り越えよう

とか、とにかく覚えていたら命が助かる情報満載です。

でも・・・あとがきを書いた不肖宮嶋さん(西村さんの参加していた越冬隊に幸か不幸か取材に行っていたカメラマン)の解説がトンデモナイだけでなく、本文もかなりトンデモナイ脱線に満ちていて、なんか、肝心のテーマから脱線ばっかりしてるんじゃないか、と疑心暗鬼にかられるような、あまりにも面白すぎる文に、抱腹絶倒させられっぱなしで、中身はひょっとしたら記憶に残らないかもしれません。

まぁいざとなったらいざとなるさ、くらいのつもりで、何回も繰り返して読んでおいて、もし仮に自分が混乱のまっただ中に置かれるという望まざる自体が来てしまったら、この中から幾つかが記憶の片隅から喘鳴に蘇ってくれば儲け物、そうはいかなかったら人生コレまで、とあきらめもつく、くらいの気持ちで、楽しんでしまえばいい本なのではないでしょうか?

これは覚えておくといいかも知れない、ということばかりなのですが、思わず目を見はったのは(さもないことなのかも知れないのですけれど)

「入浴できない環境で、いちばん効果的なのは足湯である」

という事実を教えられたことでした。

最終章の「震災ストレスを吹き飛ばせ」は、ご著者の頭の中をいろんなことが駆け巡ったのでしょう、最も長い上に最も悩んだような文章になっていて、書かれたときのご著者の優しい気持ちを垣間見させられる気がしました。非難しなければならない環境の中、知らぬ同士の雑魚寝の迫間でどうやったら周りの人に嫌な気持ちをもたれずに安眠できるか、等々の記述は、今回の一連の災害の時誰もが知っていたらどんなによかったか、と思わされました。

もっと高い値段のどんなサバイバル書よりも有益だと思っております。

とにかくハチャメチャな文章がすごく面白いのですけれど・・・その内容は淑女にはお薦めしかねるかも知れず、引用はしないでおきたく存じます。(^^;

コメント(1)

なんか中身の入ったツナ缶に穴明けてコヨリを入れるとランプになるらしいですね。
そういうこと書いた本?

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ワンコイン未満読書 更新情報

ワンコイン未満読書のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング