初めて、コミュ二ティを作る気になりました。きっかけは、松本道弘氏と西山千氏の同時通訳をめぐる対談本で、「バージンロード」という言葉が和製英語の傑作キャッチコピーであることを、松本氏が指摘していたこと。英語では単にaisle (通路)でしかないものが、日本語では、直訳すれば「処女道(童貞道)」だが、カタカナだと蝶のように美しく変態してしまう日本語。考えてみれば、「英語で処女道なんて言う訳がない!」けれど、松本氏に言われるまで、僕は和製英語と気づかなかった! こんな傑作カタカナ語コピーが、まだまだ日本語にはありそうです。この和製英語(カタカナ語)は、近代、特に戦後の日本文化を考える上で欠かせない要素だと思います。
僕の日記で取り上げたものだと、田中康夫の『なんとなく、クリスタル』から来た「クリスタル」。戦後の主として日米の混血児たちを表す「ハーフ」。そのハーフにちなんで作られた「ニューハーフ」など。「ナイター」は古典的ですが、原語のナイトゲームに近すぎる。
今、暫定で、東西まで分けずに暫定番付を付ければ、
横綱:バージンロード(英語ではaisle)
大関:ロマンスグレー(僕が今、仮に英語にするとa handsome gray-haired manとか)、ニューハーフ(これはどう英語にするか?)
関脇:ナイスミドル(例えばnice-looking middle-aged...とか?)
――など。
「和製英語」に限らず、他の外国語風のカタカナ語でもOK。「カタカナ語を通じて現代日本文化を考えよう!」というコミュにしたいと思います。
気楽にコメントお願いします。
困ったときには