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ワインバー アンブラコミュの【一押しグラスワイン】

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かねてから考えておりました、高級ワインをより安く提供するという企画を来年の1月より実施致します。

高級ワイン(ボトルで1万円以上のもの)はなかなかオーダー出来ませんし、それをグラスで提供する店ですと、かなりの高級店に限られます。勿論、そのようなお店に行きますとコース(安くても8,000円ほど)のお料理と共に飲む事になり、お会計が一人当たり2万円にも3万円にもなります。

それならば、うちのようなお店でそれがリーズナブルに楽しめればと思いました。極端に言えば、お料理のオーダーはせずにそのおすすめワイン(1杯例えば1,500円)とチャージ(500円)で2,000円のお会計で済む訳です。

オープンから約1年経ちまして、徐々にお客様が増えてきたから可能となりました。今後はこのような事が全てのワインに出来て、更にコストパフォーマンスが高い店となれるよう、頑張っていきます。



そして、それのスタートを飾る年初のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)リボッラ・ジャッラ’03  <ダリオ・プリンチッチ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州  リボッラ・ジャッラ100%

    ボトル12,000円のものを、 グラス1,500円


1988年に副業を辞めワイン造りに専念し、1994年からは自社ブランドとして元詰めを開始したダリオ・プリンチッチ。ブドウは、病害あった時を除き無農薬で栽培し、化学肥料はもちろん除草剤、防虫剤も使用せず雑草も畑に残しています。

「畑に”毒”なんてぶちまけるものか」

「ワインの中に化学薬品を放り込むわけにいかないよ」

しかもそれだけじゃなく、彼は醸造過程においても人工的な添加物を認めず、野生酵母しか使わず、瓶詰め時以外は二酸化硫黄さえも全く添加していません。初めは発酵時にステンレスタンクを使用していましたが、1999年からは大きなオーク樽での発酵に切り替えました。ダリオは、ラディコンのように、良い年を選んで試験的に二酸化硫黄を全く添加しないワインにも挑戦しています。



(赤)ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ’99  <ジュゼッペ・クインタレッリ>
    ヴェネト州  コルヴィーナ・ヴェロネーゼ70%、ロンディネッラ25%、モリナーラ5%

    ボトル14,000円のものを、 グラス1,700円


機械化されたワイン造りが主流の現代において農作業から醸造、ラベルを貼る作業まで手作業で行われています。醸造に関しても自然酵母での自然な発酵はもちろん、発酵後もあえて何もしません。自然に任せたワイン造りに専念するヴェネトの超一流生産者です。

ワイン造りで重要な事は何と聞いたところ、「良い畑、良い葡萄の樹、良い環境、低い収量。良い労働者。なにより良いワインを造り続ける情熱と余計な事をしないでゆっくり待つ忍耐力である。良いワイン造りには時間も必要です」という答えが返ってきたそうです。

このヴァルポリチェッラは一般的な造り手のアマローネ(格上の高級ワイン)に匹敵します。

コメント(46)

★5月のおすすめグラスワイン

(白)ヴィトフスカ・セレツィオーネ'03 (1000ml) <カンテ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 ヴィトフスカ100%

    ボトル11,000円(750ml換算)のところ、グラスで1,500円


エディ・カンテ曰く「常に自由な発想の下、可能な限りナトゥラーレ(自然)であり健康的で美味しいワインを造りたい。勿論、大量生産や派手なマーケティングも出来ない。人に何を言われようが、良いワイン造りの為には徹底して努力を惜しまない。」

古いバリックによる発酵、(酸化防止剤無添加)ノンフィルター。バリックで12ヶ月熟成後、ステンレスタンクで6ヶ月、瓶内にて60ヶ月の熟成を経てリリース。





(赤)オペラ・プリマ'NV  <ロアーニャ>
    ピエモンテ州、 ネッビオーロ100%

    ボトル11,000円のところ、グラスで1,500円



畑では100年以上前から化学肥料は勿論、有機肥料も使ったことがない。春先に刈り込まれる下草がその役割を果たしてくれるのだという。様々な雑草やハーブ、葡萄以外の植物との共存がより複雑な自然環境を生み出し、病害や害虫への耐性も自然に備わってくると。亜硫酸以外の一切の添加物を使用せず(SO2の添加は瓶詰時のみ、発酵時はなし)、野生酵母のみで醗酵。100日にも及ぶ長期のマセレーションという今時珍しい造り。

2〜4年間フランス産の縦型の大樽で熟成後ヴィンテージごとのキュヴェをブレンドし(??は2000年のキュヴェと2001年のキュヴェを2006年にアッサンブラージュしたのち、2008年にボトリング)

Giancarloさん
楽しんで頂けました?
また楽しいワインを色々と開けますので、お楽しみになさって下さい。
あと、リクエストありましたら、気兼ねなく仰って下さい。

★6月のおすすめグラスワイン

(白)リボッラ・ジャッラ'03  <ラ・カステッラーダ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 リボッラ・ジャッラ100%

    ボトル10,500円のところ、グラスで1,500円


オーナーのニコロ・べンサはスタニスラオ・ラディコンやダーリオ・プリンチッチと同級生であり、栽培と醸造の両面で互いに影響を受けあっている。べンサ兄弟は自然環境や生態系に悪影響を及ぼさぬよう有機農法を実践している。ワイナリーにおいても出来る限り人為的な工程を経ずに醸造。全ての工程で温度管理をせず、木製の開放醗酵槽でのマセレーションと野生酵母による醗酵を行い、大樽や使い古した小樽で熟成。2酸化硫黄の添加も瓶詰め時に少量のみ、ノンフィルターで瓶詰めなど伝統的な醸造法を用いている。





(赤)ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ'01  <カナリッキオ>
    トスカーナ州、 サンジョヴェーゼ・グロッソ100%

    ボトル12,500円のところ、グラスで1,600円



創立は1988年。現当主とその父により始められたワイナリーで家族経営。17世紀から存在していた古い畑を36ha所有し、そのうち10haがブドウ畑。丘の中腹で北東に面していて砂を含んだ粘土質土壌。
手摘みで収穫し、温度コントロールせずにステンレスタンクで発酵し熟成は中型の樽で30ヶ月。フィルターは荒い物を使用し軽くかける。
10年の時を経て今まさに飲み頃に。
★8月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)マルヴァジア'06  <ニコリーニ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 マルヴァジア・イストリアーナ100%

    ボトル10,000円のところ、グラスで1,500円

ワイナリーはカルソ地区の最南端に位置し、スロヴェニアとの国境に近い。ニコリーニ家によって営まれるワイナリーではこの地域の伝統的品種である、マルヴァジーア・イストリアーナ、モスカート、レフォスコ、ピッコラ・ネグラなどを栽培している。ワイナリーの年生産約3000本のみ。彼らの造る白ワインはそのアロマティックな香りに加え、カルソ(石灰岩)という土地由来の硬質なミネラルが支える、複雑な味わいのワインとなっている。


(赤)ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ'02  <ブルネッリ>
    トスカーナ州、 サンジョヴェーゼ・グロッソ100%

    ボトル10,000円のところ、グラスで1,500円


マウロ・ブルネッリとアンナ・サルヴィが1964年に3haの畑を購入し、ワイン造りを始めた。現在は15haを所有。標高300mの畑からヘクタール当たり、僅か42hl収穫。ブドウを破砕後プレスして20日間かけて発酵。その後ステンレスタンクでマロラクティック発酵。スロヴェニア産の大樽(一部はフランス産バリック)で36ヶ月熟成後、6ヶ月間瓶内熟成。ブルネッロは年産約1万本。
masa4649さん
なるべく今月いっぱいは提供出来るようにします。お時間ありましたら、是非。
★9月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)アリエント'07  <マッサ・ヴェッキア>
    トスカーナ州、 ヴェルメンティーノ100%

    ボトル11,500円のところ、グラスで1,500円

家族によって営まれるワイナリーは、トスカーナの南端グロッセートに位置し、僅か4.5ヘクタールの畑で栽培している。当初から有機農法を実践し、年産1万本。 2007年は良い年であったので、通常はマルヴァジアとブレンドするヴェルメンティーノを単一で醸造した。酸化防止剤は瓶詰め時にほんの少量添加。


(赤)モンテファルコ・ロッソ・リゼルヴァ'03  <アンターノ>
    ウンブリア州、 サンジョヴェーゼ60%、モンテプルチアーノ25%、サグランティーノ15%

    ボトル12,500円のところ、グラスで1,600円


1500 年代からモンテファルコに住んでいるベア家の現当主ジャンピエロ氏が始めたワイナリー。標高400mに位置する畑は現在4.5ヘクタール。自然と人間の共 生を義務と考え、ビオディナミ農法を実践している。収量を抑え、更に厳しく選別したブドウのみを使用するため、年ごとに生産量は大きく異なる。

一押し、今回も、どちらも、素晴らしかったです。素敵な出会いをありがとうございます。
けんさん
昨夜はありがとうございました。
良い造り手のワインはほれぼれしますね。
また明日お待ちしております。
11月のおすすめグラスワインはこちらです。

(白)ヴィトフスカ'02  <ヴォドピーヴェッチ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 ヴィトフスカ100%

    ボトル10,800円のところ、グラスで1,500円

ヴォドピーヴェッツ兄弟によリ1997年よりワイン生産を開始。現在4.5haの畑でカルソ土着のヴィトフスカのみを栽培。畑では一切の化学的な薬剤を使用しない。ヘクタールあたり1万本という高密植の畑から、低収量だが凝縮度の高いブドウを生産。白ブドウながら7日間にわたる、温度管理などを一切行なわない。マセレーションを行った後、皮と種を除き大樽へと移されそこで2年間熟成させる。その後瓶詰め゙されたワインはさらに1年ほど寝かされ、出荷へと至る。



(赤)リペ・デル・ファルコ'95  <イッポリート1845>
    カラブリア州、 ガリオッポ100%

    ボトル9,800円のところ、グラスで1,500円


1845 年設立。カラブリアでも最も古い歴史のあるカンティーナ。チロに100haの畑を所有するが、ブドウはここでの土着品種である、ガリオッポとグレコ・ビア ンコのみ。アリエ産バリックで12ヶ月熟成。良年のみの生産。95年ヴィンテージ(16年熟成のものが今回入荷)
先日の月曜コースで一部で頂きましたが、今日、オールドリキュールに、行く前にいただきます。アンブラなう中(笑)楽しみ、
昨晩はご馳走様でした。
アンブラな、ワインに、海鮮スパゲッティー、ラム、サラダ、美味しくいただきました。
けんさん
ありがとうございました。昨日は結構ワインもお料理も召し上がられましたね。
また、第三段のオールド・リキュールを楽しみにいらして下さい。
12月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)ヤーコット'03  <ラディコン>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 フリウラーノ100%

    ボトル11,000円のところ、グラスで1,600円

1995年より畑では除草剤や化学 肥料などの使用をやめ、より自然で環境に配慮した農業を心がける。適切な時期にブドウを間引きながら1haあたり5000kgをいう厳しい収量制限をされ たブドウは完熟を待って収穫される。1995年からは、白ブドウに70年代までは一般的に行われていた木製の開放発酵槽で1日4回の攪拌をしながら2〜3 週間のマセレーションをアルコール発酵の最初から最後まで行う。その後3000リットルの大樽で24ヶ月熟成させノンフィルターでボトリングされる。二酸 化硫黄は無添加。



(赤)ソ・サン'06  <ラ・ビアンカーラ>
    ヴェネト州、 トカイ・ロッソ100%

    ボトル9,800円のところ、グラスで1,500円


1989 年よりワイン造りを始め、現在では7haの畑から年間約4万本を生産している。土壌は火山岩質でミネラル分に富んでおり、斜面も日照条件のよい南東・南西 向き。畑では“無施肥”による有機農法を実践し、2002年から一部の畑でビオディナミ農法も試し始め、収量制限を行ったブドウから凝縮度の高いワインを 生産している。ヴェネト州でも一部の地域でのみ栽培されているトカイ・ロッソに可能性を感じたアンジョリーノはなだらかな斜面にある畑(ベリーチ)を購 入。ファーストヴィンテージは2003年で当初の生産量は僅か300本。18ヶ月間大樽にて熟成。
こんばんは、今日は,一押しも、ご馳走様でした。
何時もながら風味、香り、素晴らしかったですね。ありがとうございます。
1月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)ペルペトゥオ・ディ・チェレーザ'NV  <グッチョーネ>
    シチリア州、 トレッビアーノ100%

    ボトル11,800円のところ、グラスで1,500円

ビオディナミ農法、標高500mの粘土質土壌の畑で栽培。毎年、229リットルの熟成しているペルペトゥオを取り出し、小さな木樽に移し、その年のVERUZZA(トレビアーノ100%の白ワイン)で満たします。そして熟成した後瓶詰を行います。
ソレラシステムと違う点は一つの樽で熟成する点です。
瓶内で6ヶ月間熟成熟成。年産僅か450本。



(赤)ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ'02  <ジュゼッペ・クインタレッリ>
    ヴェネト州、 コルヴィーナ70%ロンディネッラ25%,モリナーラ5%

    ボトル14,000円のところ、グラスで1,700円


ヴァルポリチェッラ・クラシコ地区の中心部に位置し、12ha急勾配にあるブドウ畑(樹齢20〜30年)から、年間僅か60000本程のワインを生産している。

ヴァ ルポリチェッラは安くて大量生産の赤ワインというイメージがありますが、このジュゼッペ・クインタレッリのものは全くの別物!! 機械化されたワイン造り が主流の現代において農作業から醸造、ラベルを貼る作業まで全て手作業で行い、醸造に関しても自然酵母での自然な発酵はもちろん、発酵後もあえて何もしま せん。あえて手を加えていない、自然に任せたワイン造りを行っています。このワインの特徴はヴェネトの伝統的な手法リパッソを行うことによって強靭な酒質 を持っている点。複雑味が増し、10年以上の熟成にも耐えることが出来るワインが生まれます。

また、美味しそうな(笑)タイミングみて伺います。
2月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)リボッラ・ジャッラ'03  <ダーリオ・プリンチッチ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 リボッラ・ジャッラ100%
    ボトル10,500円のところ、グラスで1,500円

1993年から自家瓶詰めを開始。技術的なことの多くはスタンコ・ラディコンから教わりながらワイン造りに対する考えを同じくしていった。それからの10年間ワインは全く売れず、友人であるラディコンやラ・カステッラーダ等が世界的にも注目を集める中、自宅1階部分で居酒屋を営みながら、量り売りで自らのワインとサラミを販売し生計を立てていた。栽培も醸造も自然任せ。35日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。(清澄は、瓶詰め前にステンレスタンクで休ませることで十分)酸化防止剤は瓶詰め前に20〜22mg(1リットルあたり)のみ添加。



(赤)”ヴィラ・ジェンマ” モンテプルチアーノ・ダブルッツォ'05  <マシャレッリ>
    アブルッツォ州、 モンテプルチアーノ100%
    ボトル13,500円のところ、グラスで1,600円

このワインが生産されるアブルッツオ州は、アドリア海とアペニン山脈に挟まれてい。ジャンニ・マシャレッリとマリナ・チヴェティッチの所有する畑は、アドリア海から約50kmの内陸部にある。マシャレッリの両親から引き継いだこれらの畑は、ぶどう栽培に優良な傾斜と寒暖差を持っており、アブルッツォのワイン造りの中心地となっている。
ヴィッラ・ジェンマはマシャレッリの最上級のワイン。樽発酵後、小樽(新樽100%)で18〜24ヶ月熟成し、さらに12〜18ヶ月瓶熟成を経てリリース。エミディオ・ペペ、エドワルド・ヴァレンティーノと並ぶアブルッツォの偉大な造り手だったが、2008年7月31日に心臓麻痺で他界。
3月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)フリウラーノ'04  <ラ・カステッラーダ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 フリウラーノ100%

    ボトル9,800円のところ、グラスで1,500円

ニコロ・ベンサは同じオスラヴィアに住むスタニスラオ・ラディコンやダーリオ・プリンチッチと同級生であり、ブドウ栽培とワイン 醸造の両面で互いに影響を受けあっている。自然・土地・伝統に最大限の敬意を払い、自然環境や生態系に悪影響を及ぼさぬよう有機農法を実践している。ワイ ナリーにおいても畑同様の哲学から、出来る限り人為的な工程を経ずに

醸造。全ての工程で温度管理をせず、白ワインにもこの地方でも70年代まで一般的に

行われていた、木製の開放醗酵槽でのマセレーションと野生酵母によるアルコール醗酵を行い、大樽や使い古した小樽で熟成、2酸化硫黄の添加も瓶詰め時に少量のみ、

ノンフィルターで瓶詰めなど伝統的な醸造法を用いている。。
(赤)パトリリオーネ'03  <タウリーノ>
    プーリア州、 ネグロ・アマーロ95%、マルヴァジア・ネラ5%

    ボトル12,800円のところ、グラスで1,600円


タウリーノ社は、1972年創業。プーリア州サレント半島の中心にあるワイナリー。初代のコジモ・タウリーノ氏の醸造哲学を今も引き継ぎ、ロゴの「雄牛」同様に

力強さの感じる生き生きとしたワインを生産している。このパトリリオーネは

カンティーナのフラッグシップワイン。良年のみの生産。樹に実った状態で半ば

乾燥させた状態のブドウを原料。(よって約20日ほど遅く収穫される。)オーク

バリックで最低14ヶ月、瓶熟で最低8ヵ月後にリリース。
(白)リボッラ・アンフォラ'04  <グラヴネル>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 リボッラ・ジャッラ100%

    ボトル13,500円のところ、グラスで1,600円

ヨスコ・グラヴネルは1985年に父フランチェスコから、1901年より続くカンティーナを継承。以降オスラヴィアという土地を代表した、フリウリのワインのみならず、イタリアワイン界に多大なる影響を与えてきた生産者である。現在20haより35,000本の生産。自然農法を軸にした独自の栽培法と驚異的な低収量によるブドウ栽培を行っている。醸造法は収穫後、除梗した果実をそのままアンフォラ(テラコッタ製の甕)の中に入れる。果皮と一緒の状態で自然酵母による醗酵を行う。地中に埋まっているアンフォラは、醗酵中も自然と温度が上がらず、人為的にコントロールする必要がない。約6か月に及ぶマセレーション(果皮の浸漬)醗酵後、圧搾。そして再度アンフォラに戻し、計12ヶ月アンフォラで過ごしたワインは、6000〜8000Lにもなる大型の木樽に移し、48ヶ月の熟成を行う。オリ引きは毎年12月に行う。フィルターを通さずにビン詰め。




(赤)サグランティーノ・ディ・モンテファルコ'03  <パオロ・ベア>
    ウンブリア州、 サグランティーノ100%

    ボトル14,500円のところ、グラスで1,600円

1500年代から、モンテファルコに住んでいることが古文書の記録から確認されて
いるベア家の現当主ジャンピエロ氏が始めたワイナリー。単位面積あたりの収量を抑え厳選されたブドウからのみ醸造を行うため、年によって生産量は大きく異なる。フィルタリングがワインの風味やエキスを減少させると考える彼は、それを全く行わない。圧倒的な果実の凝縮感をもつこのワインは、40日近くにもおよぶ長期間のマセレーションによって得られた太い骨格によって支えられている。
すいません。上記のサグランティーノは1杯1700円でした。
5月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)エクストロ'NV  <カンテ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 ???(品種は不明)

    ボトル10,500円のところ、グラスで1,500円

カンテはトリエステ(スロヴェニアとの国境の港町)の近く、カルーソに位置する。この一族は1840年 頃からこの地でワインを造っている。現当主のエディ・カンテはカルーソ協会の初代会長であった。カルーソは石灰質が豊富な土壌で、ボーラと呼ばれる北から 副風と合わさり、この地独特のテロワールを形成している。このワインはカンテのインスピレーションから産み出された、その名の通りエクストラ(規格外、特 別)なワイン。飲み手の想像を膨らませる為に、品種構成は秘密となっている。古いバリックによる発酵。酸化防止剤無添加。ノンフィルターにて瓶詰め。




(赤)ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ'99  <レ・キウーゼ>
    トスカーナ州、 サンジョヴェーゼ・グロッソ100%

    ボトル15,000円のところ、グラスで1,700円


レ・キューゼは元来ビオンディ・サンティ家の所有で、同家のワインの中でも最高のリゼルヴァの生産が行われていた畑。1990年シモネッタ・ヴァリアーニがこの畑の相続を受け、夫と共に新たにレ・キューゼをスタートさせた。東北東向き、標高300mの表層に粘土層を有す泥灰・石灰質土壌の6haの畑。10月上旬に手摘みしソフトプレス。温度管理タンクによる発酵後、20〜30hlの樽で40ヶ月熟成。
6月のおすすめワインはこちらです。

(白)ヴィトフスカ'07  <ニコリーニ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州  ヴィトフスカ100%
    1杯…1500円

ムッジャというイタリアの東端の港町にあるワイナリーではこの地域の伝統品種より凝縮したワインを生産している。生産量の殆どを瓶詰めせずに売ってしまう為、年の生産量は僅か3000本程。ヴィトフスカはこの辺りと隣国のスロヴェニアで栽培される希少なブドウ品種。絶滅を免れ、近年は栽培が増えてきている。



(赤)オペラ・プリマ’NV  <ロアーニャ>
    ピエモンテ州  ネッビオーロ100%
    1杯…1500円

バルバレスコ村の中心に位置するワイナリー。畑では100年以上前から化学肥料は勿論、有機肥料も一度も使った事が無い。様々なブドウ以外の植物との共存が複雑な自然環境を生み出し、病害や害虫への耐性を備えてくれる。そして、ここではフィロキセラの被害を受けていない古代のネッビオーロが生きているのが特徴。樹齢40年以上のバルバレスコを名乗れる畑のブドウを使用し、2000年と2001年のキュヴェを2006年にブレンドしたユニークな造りのワイン。
(白)ヤーコット'03  <ラディコン>
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 フリウラーノ100%
ボトル11,800円のところ、グラスで1,600円

1995年より畑では除草剤や化学肥料などの使用をやめ、より自然で環境に配慮した農業を心がける。適切な時期にブドウを間引きながら1haあたり5000kgをいう厳しい収量制限をされたブドウは完熟を待って収穫される。1995年からは、白ブドウに70年代までは一般的に行われていた木製の開放発酵槽で1日4回の攪拌をしながら2〜3週間のマセレーションをアルコール発酵の最初から最後まで行う。その後3000リットルの大樽で24ヶ月熟成させノンフィルターでボトリングされる。二酸化硫黄は無添加。



(赤)モンテファルコ・ロッソ・ロゼルヴァ'03   <アンターノ>
ウンブリア州、 サンジョヴェーゼ、サグランティーノ
ボトル9,600円のところ、グラスで1,500円

アンターノはモンテファルコの老舗のワイナリーで、ウンブリアには何処にでもあるごく普通の農家。元々は小作人として働いていたが、現当主フランチェスコの父ミルツィアデが1969年に30haの土地を購入し、75年より醸造を開始。本来あるべきサグランティーノの味わいを求め、ワイン作りは土壌から始まり、畑でのケアがクオリティーを左右するという父親の教えの通り、生活の大半を畑で過ごしている。強い粘土質の土壌で標高は250m。樹齢は10〜35 年。収穫はタンニンの完熟を待って9月末から10月に入る。発酵は野生酵母のみでステンレスタンクで行い、30ヶ月間大樽で熟成させる。ボトリング前の酸化防止剤の最低限の添加以外、いかなる添加物も使用しない。ノンフィルターで瓶詰め。年産僅か3000本。

8月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)マルヴァジア'07  <ニコリーニ>
   フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、 マルヴァジア・イストリアーナ100%

   ボトル9,800円のところ、グラスで1,500円

ワイナリーはカルソ地区の最南端(トリエステの南)に位置 し、スロヴェニアとの国境に近い。ニコリーニ家によって営まれるワイナリーではこの地域の伝統的品種である、マルヴァジーア・イストリアーナ、モスカー ト、レフォスコ、ピッコラ・ネグラなどを栽培している。ワイナリーの年生産約3000本のみ。彼らの造る白ワインはそのアロマティックな香りに加え、カル ソ(石灰岩)という土地由来の硬質なミネラルが支える、複雑な味わいのワインとなっている。




(赤)クエルチョーレ'06   <マッサ・ヴェッキア>
   トスカーナ州、 サンジョヴェーゼ80%、アリカンテ20%

   ボトル12,000円のところ、グラスで1,600円

ファブリッツィオとその家族によって営まれる彼らのワイナリーは、トスカーナ州の南端グロッセート県にある。1986年より、標高200〜450mのところに ある2.1haの畑から始め、現在は3haでブドウを栽培。土着品種であるヴェルメンティーノやサンジョヴェーゼ、アリカンテを中心に、土壌やブドウの特 性をより自然な形でワインに表現できたらと考えている。当初から一切の化学肥料を使わない有機農法を実践、現在では家畜の飼育・その家畜に与える餌の生 産・ワラや残根と家畜の糞尿から完熟堆肥の生産、これらの全てを自分たちでまかなう循環型農法を実践。ワイン造りでは、野生酵母のみを使用して木製の開放 醗酵槽での30日間のマセレーションと醗酵を行う。その後1000Lと500Lの使い古しの樽にて30ヶ月熟成を行う。2酸化硫黄の添加はゼロ。温度管理や化学合成物による人為的なコントロールをせずに醸造を行う。


    
10月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)リボッラ・ジャッラ'04 マグナムボトル
<ラ・カステッラーダ>  
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
リボッラ・ジャッラ100%
ボトル9,500円(通常ボトル換算)のところ 1杯・・・1,500円

スロヴェニアと国境を接するオスラヴィアで、前当主が経営するレストラン用に始められたワイン造りは1985年から彼の息子たちに引き継がれた。弟のニコロ・ベンサは同じオスラヴィアに住むスタニスラオ・ラディコンやダーリオ・プリンチッチと同級生であり、ブドウ栽培とワイン醸造の両面で互いに影響を受けあっている。ベンサ兄弟は自然・土地・伝統に最大限の敬意を払い、自然環境や生態系に悪影響を及ぼさぬよう有機農法を実践している。ワイナリーにおいても畑同様の哲学から、出来る限り人為的な工程を経ずに醸造。全ての工程で温度管理をせず、白ワインにもこの地方でも70年代まで一般的に行われていた、木製の開放醗酵槽でのマセレーションと野生酵母によるアルコール醗酵を行い、大樽や使い古した小樽で熟成、2酸化硫黄の添加も瓶詰め時に少量のみ、ノンフィルターで瓶詰めなど伝統的な醸造法を用いている。
 


(赤)”リペ・デル・ファルコ” チロ・ロッソ・クラシコ・スペリオーレ'95
<イッポリート1845>  カラブリア州
ガリオッポ100%
ボトル9,800円のところ 1杯・・・1,500円


1845年設立。カラブリアでも最も古い歴史のあるワイナリー。チロに100haの畑を所有するが、ブドウはここでの土着品種である、ガリオッポとグレコ・ビアンコのみ。アリエ産バリックで12ヶ月熟成。良年のみの生産。インポーターさんの最後の在庫を分けて頂きました。17年熟成したガリオッポを是非お楽しみ下さい。


年の最後を締める12月のおすすめワインはこちらです。


(白)サッソカルロ’07  <バッケレート>
トスカーナ州  トレッビアーノ80%、マルヴァジア20%
1杯…1,500円

ワイナリーが所有する土地は150ha。内、ブドウ畑はたった8haで60haはオリーヴ畑。そして90haの森林を残し自然環境を維持している。薬剤の代わりに緑肥・豆類を植えある程度育ったら浅く耕し、その枯れ草を畑に撒きっぱなしにすることによって豊かな土壌と強く生命力に溢れる葡萄樹をつくると共に、土壌からの過剰な水分蒸発を防ぎ、ここ何年かで深刻化している暑さによる旱魃からも守っている。醗酵はセメントタンクでブドウに着く自然酵母のみ。醗酵時は温度管理もしない。自然に任せた醗酵過程は何も足さないし、何も引かない。勿論、醗酵時のSO2添加もなし。フィルターをかけずに瓶詰め。300本のみの入港。




(赤)カ・デル・メルロ’01  <ジュゼッペ・クインタレッリ>
ヴェネト州  コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、他
1杯…1,700円(←安すぎです)

ヴァルポリチェッラ・クラシコ地区の中心部に位置し、12ha急勾配にあるブドウ
畑から、年間僅か6万本程のワインを生産している。山の頂上付近に広がる「カ・デル・メルロ」と呼ばれる単一畑から作られ、メルロとはこの地方に生息する黒鳥に由来する。このテロワールがヴァルポリチェッラと同じような個性を与える一方で、使用されるブドウ品種の割合が若干異なる。生産量は極小量。
1月のおすすめグラスワインはこちらです。

(白)リボッラ・ジャッラ'03
<ダーリオ・プリンチッチ>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
リボッラ・ジャッラ100%
ボトル11,500円のところ、グラスで1,600円

1993年から自家瓶詰めを開始。技術的なこ との多くはスタンコ・ラディコンから教わりながらワイン造りに対する考えを同じくしていった。それからの10年間ワインは全く売れず、友人であるラディコ ンやラ・カステッラーダ等が世界的にも注目を集める中、自宅1階部分で居酒屋を営みながら、量り売りで自らのワインとサラミを販売し生計を立てていた。栽 培も醸造も自然任せ。35日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。(清澄は、瓶詰め前にステンレスタ ンクで休ませることで十分)酸化防止剤は瓶詰め前に20〜22mg(1リットルあたり)のみ添加。



(赤)サグランティーノ・ディ・モンテファルコ '03   
<パオロ・ベア>
    ヴンブリア州
    サグランティーノ100%
ボトル14,500円のところ、グラスで1,700円

1500年代から、モンテファルコに住んでいることが古文書の記録から確認されているベア家の現当主ジャンピエロ氏が始めたワイナリー。単位面積あたりの収量を抑 え厳選されたブドウからのみ醸造を行うため、年によって生産量は大きく異なる。フィルタリングがワインの風味やエキスを減少させると考える彼は、それを全 く行わない。圧倒的な果実の凝縮感をもつこのワインは、40日近くにもおよぶ長期間のマセレーションによって得られた太い骨格によって支えられている。

4月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)ヴィトフスカ'04
   <ヴォドピヴェッチ>
   フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
ヴィトフスカ100%

   ボトル12,500円のところ、グラスで1,600円

ヴォドピーヴェッツ兄弟によリ1997年よりワイン生産を開始。現在4.5haの畑でカルソ土着のヴィトフスカのみを栽培。畑では一切の化学的な薬剤を使用し ない。ヘクタールあたり1万本という高密植の畑から、低収量だが凝縮度の高いブドウを生産。白ブドウながら7日間にわたる、温度管理などを一切行なわない マセレーションを行った後、皮と種を除き大樽へと移されそこで2年間熟成させる。その後瓶詰め゙されたワインはさらに1年ほど寝かされ、出荷へと至る。




(赤)ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ'00   
   <レ・キューゼ>
   トスカーナ州
サンジョヴェーゼ・グロッソ100%

   ボトル13,000円のところ、グラスで1,600円

レ・キューゼは、元来ビオンディ・サンティ家の所有で、同家のワインの中でも最高の「リゼルヴァ」の生産が行われていた畑。設立当初から農薬・化学肥料等 の使用は一切行わず、伝統的な手法を用いてワイン生産を行っている。東北東向き標高300mで、表層に粘土層を有す泥灰・石灰質土壌の6ha畑。収穫は 10月上旬に手摘みで行う。ソフトプレスし、温度管理タンクによる発酵(30℃以下 15日間)をして、その後20〜30hlの樽で40ヶ月熟成。年産僅か4000本。
7月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)ヤーコット'04
    <ラディコン>
    フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
フリウラーノ100%
   ボトル10,500円(750ml換算)のところ、グラスで1,500円



1995年より畑では除草剤や化学肥料などの使用をやめ、より自然で環境に配慮した農業を心がける。適切な時期にブドウを間引きながら1haあたり5000kgを いう厳しい収量制限をされたブドウは完熟を待って収穫される。1995年からは、ピノ・グリージョ以外の白ブドウに70年代までは一般的に行われていた木製の開放発酵槽で1日4回の攪拌をしながら2〜3週間のマセレーションをアルコール発酵の最初から最後まで行う。その後3000リットルの大樽で24ヶ月熟成させノンフィルターでボトリングされる。二酸化硫黄は無添加。




(赤)ラ・クエルチョーラ'07   
    <マッサヴェッキア>
    トスカーナ州
サンジョヴェーゼ80%、アリカンテ20%
    ボトル12,500円のところ、グラスで1,600円


1986年より、標高200〜450mのところにある2.1haの畑から始め、現在は3haでブドウを栽培。土着品種であるヴェルメンティーノやサンジョヴェーゼ、アリカンテを中心に、土壌やブドウの特性を より自然な形でワインに表現できたらと考えている。当初から一切の化学肥料を使わない有機農法を実践、現在では家畜の飼育・その家畜に与える餌の生産・ワラや残根と家畜の糞尿から完熟堆肥の生産、これらの全てを自分たちでまかなう循環型農法を実践。ワイン造りでは、野生酵母のみを使用して、木製の開放醗酵 槽でのマセレーションと醗酵を行い、春先の樽の移し変え時か瓶詰め時の二酸化硫黄の添加もごく少量に抑えるなど、温度管理や化学合成物による人為的なコントロールをせずに醸造を行う。

9月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)マルヴァジア・ディ・ボーザ’05
    <カンティーナ・ソチャーレ・デッラ・プラナルジア>
    サルデーニャ州
マルヴァジア・ディ・ボーザ100%
    ボトル9,200円のところ、グラスで1,400円


サルデーニャ島の西部フルッシオに、この地域の風土や特性を反映したワイン造りを目指して1968年に創設された協同組合。イタリアで数多く生産されるマル ヴァジアのうちの1つ、マルヴァジア・ディ・ボーザを標高200-300mの険しい斜面にて栽培し、葉が木全体を覆うように成長するアルベレッロ仕立てを 採用。この仕立ては、夏の強い日差しを避けるのに適しており1日の寒暖の差が激しいことや、地中海から吹く風などの特殊な気象条件にも適合している。完熟 したブドウを破砕後にマセレーションを行い、その後シェリーの製法と同じようにオークの小樽をいっぱいに満たさずに熟成される。ときにフロールと呼ばれる 菌膜が張り、それがワインの損傷を防ぎ独特の香りを生み出している。




(赤)ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ'03   
<ジュゼッペ・クインタレッリ>
    ヴェネト州
コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、モリナーラ

    ボトル14,000円のところ、グラスで1,600円


ジュゼッペ・クインタレッリは、ヴェネトの地で造られるヴァルポリチェッラ、アマローネを語る上で最も重要な生産者の一人であることは間違いない。機械化され たワイン造りが主流の現代において、農作業から醸造、ラベルを貼る作業まで全て手作業で行われている。醸造に関しても自然酵母での自然な醗酵は勿論、発酵 後も敢えて手を加えず、自然に任せたワイン造りに専念する。一部のワインにはバリックも極少量使用するが、基本的に伝統的なスロヴェニア産の古大樽を使い、ゆっくりと長い年月を経て完成に至る。
2月のおすすめグラスワインはこちらです。


(白)ジャッロ・ディ・トカイ’09 マグナム
   <ヴィニャイ・ダ・ドゥリーネ>
   フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
   トカイ・ジャッロ100%
   ボトル9,500円(ノーマルボトル換算)のところ、グラスで1,500円

医者を目指し勉強していたロレンツォは、今までの生活を全て投げ捨て、ブドウ栽培、そしてワイン造りに転じた。ブドウ畑は一切除草せず耕さず(無農薬・不耕 起栽培)、施肥もしない(無肥料)、そしてブドウの低収量をかかげた。『太陽と水と大地のミネラル分だけが僕らのワインを造っているんだ。だから樹に無理 はさせず、その樹の能力分だけをならせるようにしている。一本の500gから700gしか取らないんだよ。』と。ありのままの自然を受け入れてテロワール を表現する究極の自然農法。発酵前に温度管理せずに浸漬を行う。250リットルの樽で熟成。瓶詰めまでの11ヶ月間澱と接触させておく。無濾過



(赤)ラ・バルラ'06   
   <カーゼコ・コリーニ>
   ピエモンテ州
   バルベーラ100%
   ボトル9,000円のところ、グラスで1,400円

1836 年から現在の土地に居を構えるコリーノ家は、冬の長いピエモンテの伝統に則って、代々手工業と農業の兼業を行ってきた。5代目で、現当主のロレンツォが瓶 詰めを開始。ロレンツォは地質学を専門とする農業博士でもあり、彼の畑は、ライフワークとも言える“持続可能な農業”の実験の場ともなっている。一切の農 薬を使用せず(年数回ボルドー液を使うのみ)、無施肥、不耕起、無除草を実践、樹齢の高い樹から、圧倒的な凝縮感、熟度のブドウを収穫している。セラーで も、人為的関与はできる限り避けるようにしており、長期間の醗酵・マセラシオンを行い、できるだけ樽の移し替えも行わず、醸造から瓶詰めまでのどの過程に おいても酸化防止剤を使用しない。

7月のおすすめグラスワインはこちらです。

(白)マルヴァジア・・ディ・ボーザ’03
   <カンティーナ・ソチャーレ・デッラ・プラナルジア>
   サルデーニャ州
   マルヴァジア・・ディ・ボーザ100%

   ボトル9,300円のところ、グラスで1,400円


イ タリアで数多く生産されるマルヴァジア種のうちの1つ、マルヴァジア・ディ・ボーザを標高200-300mのプラナルジア地区の険しい斜面にて栽培し、ブ ドウの葉が木全体を覆うように成長するアルベレッロ仕立てを採用。この仕立ては、夏の強い日差しを避けるのに適しており1日の寒暖の差が激しいことや、地 中海から吹く風などの特殊な気象条件にも適合している。完熟したブドウを破砕後にマセレーションを行い、その後シェリーやマルサラの製法と同じように オークの小樽をいっぱいに満たさずに熟成される。ときにフロールと呼ばれる菌膜が張り、それがワインの損傷を防ぎ独特の香りを生み出しこのワインを地域の 独自性の濃いものにしている。



(赤)スキオペッティーノ'02   
   <モスキオーニ>
   フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
   スキオペッティーノ100%

   ボトル10,500円のところ、グラスで1,500円


標高150m、南東向きの土地に、現在所有している約14ヘクタールの畑の植樹密度は、4,200本/ha、及び、5,800本/ha(こちらの方が新しい畑)という超高密度。葡萄は全てグイヨー式で仕立てられ、除草剤や乾燥剤等、化学薬品を一切使用しない有機農法を実践している。垣根の間には野草が生い茂り、地中の生態系に対する悪影響を考え、剪定・グリーンハーベスト・摘房・収穫に至るまで、全て手作業で行う、という拘りよう。収 穫した葡萄は、4kg用のケースもしくはトレー(80x120cm)に丁寧に入れられ、モストの収穫量が約半分になるまで十分に陰干された後、プレス。果汁は6,000リットルの開放型発酵槽に移され、天然酵母により自然発酵。(温度コントロールは基本的に行わない)定期的にピジャージュを行い酵母を活性 させながら、完全にアルコール発酵が終了した後、今度はフレンチバリックに移され、13ヶ月熟成。更に1年大樽で熟成後、無濾過・無清澄でボトリング。 その後、6ヶ月〜8ヶ月熟成してリリース。

12月のおすすめワインはこちらです。

(白)サッソカルロ’11
   造り手…バッケレート
   産地…トスカーナ州
   品種…トレッビアーノ80%、マルヴァジア20%
   1杯…1,400円
   カルミニャーノの街から西に3km、プラートにあるモンタルバーノの丘にバッケレートは位置する。そこはトスカーナらしい緩やかな丘に手つかずの自然が残っている。所有面積は150ha。うち葡萄畑はたった8haで60haはオリーヴ畑。そして90haの森林を残し自然環境を維持している。化学肥料は使わず薬剤の代わりに緑肥・豆類を植えある程度育ったら浅く耕し、その枯れ草を畑に撒きっぱなしにすることにより豊かな土壌と強く生命力に溢れる葡萄樹を作ると共に土壌からの過剰な水分蒸発を防ぎ、暑さによる旱魃からも守っている。
10月中旬まで収穫を遅らせたトレッビアーノとマルヴァージアのブレンド。5日間程度のマセラシオンを
行う。醗酵はセメントタンクで自然酵母のみ。醗酵時のSO2添加はしない。



(赤)ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ’04
   造り手…ラ・フォルトゥーナ
   産地…トスカーナ州
   品種…サンジョヴェーゼ・グロッソ100%
   1杯…1,500円
   1907年創業の歴史のある家族経営の小規模な造り手。フォルトゥーナはイタリア語で幸運を意味する。モンタルチーノの中心街より南東に位置するカステルヌオーヴォ・デッラバーテの約10haある畑から約1万本生産しています。平均樹齢は20年。
9月下旬に収穫し100hlのボッテ(中樽)にて24ヶ月の熟成。その後瓶熟6ヶ月してリリース。


皆様の御来店、心よりお待ちしております。
ワインバー アンブラ

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