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DrスワンプコミュのGREASE BAND

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なんだ、eggmanはこんな王道から入りやがって。
なんて、思わないで下され。


イギリススワンプをやろうと思って、
アンドウェラとかブリンハワースとか
引っ張り出して聞いてみたんだけどさ。

いいんだよ、これが。やっぱり、グリースバンドは。

音源としては、ウッドストックコンサートで
ジョー・コッカーのバックバンドとして
ステージに立ったのが最初だと思います。

グリースバンドをやろうと思って、
色々と資料を探したんだけど、実はあんまり無い、
ということがわかりました。
なんでかというと、ぜんっぜーーーーーん売れなかったから
なんだよね。
これだけ、商業的に大失敗して
後世に名を残したロックバンドもいないのではないか
と思うくらいセールスで失敗しています。

で、合計2枚のアルバムを残して、あっけなく解散してしまったわけ
なんだけど。

2枚目なんか、持ってるけどどっか行っちゃったよ。

グリースバンドはだから、
この1枚目だけでいいということです。

知らない人が見たら、
1枚しか聞けないレコード出してるバンドなんて、
なにが評価できるの?と、
思われるかもしれないけど。

グリースバンド。

ジョー・コッカーのバックバンドとして
ウッドストックコンサートに出演しました。



ちなみに、イーグルスのホテルカリフォルニアの中で
ドン・ヘンリーがこう歌っています。

「スピリッツをくれないか」
「このホテルのバーには1969年以降、
スピリッツは置いてございません。」

僕は高校生の頃、この詞を読んで、何のことかさっぱり
わかりませんでした。

後に、様々なロックに関する本や雑誌から
この一節は次のようなことを意味しているんだ
ということがわかりました。

つまり。

スピリッツとは、蒸留酒、ジンとかウォッカのことを
指しているんだけど、同時に「精神」という意味
もあります。
1969年から置いてない、ということは
どういうことか、というと。
1969年、つまり、ウッドストックコンサート以降
スピリット(=精神)は置いてない、崩壊したよ

え、何の精神だって?

ロック(氷)でしょう。

このアルバムは1976年12月リリースだから
1969年はちょっと前。でも、記憶に新しい時代。
じゃ、76年はどんな時代なのか?
ロックが商業的に成功を収めて、ひとつのビジネスとして
ジャンルを形成し始めた頃。

それはそれでいいことなのだよ。
なぜならば、良質な音楽を大手資本が
カバーしてくれるということだからさ。
と、今なら素直に言えるわけ。
でも、ロックの起源を考えると、
それはとても大きな二律背反として
行く手を阻むものになる。

ドン・ヘンリーは売れてしまっているから
そういう皮肉すらも商業ベースになっていることを
やっぱり、計算していたかもしれない、
なんて考えると、スピリッツはもう無い、
ってわけになるのかもしれないね。

つまり、ダブルミーニング。

さて、グリースバンドは1969年に、
ジョー・コッカーのバックバンドで
デビューした職人系バンドであり、単独では
1971年にアルバム「グリースバンド」をリリース。
したり顔で、音楽を語るビートニクを横目でいなし
イギリスにいながら、アメリカ南部に深い憧憬を持ち
サウンド面においても、スワンプ魂を持ったバンドです。
よく、ザ・バンドとボブ・ディランの関係と比較されるが
とにかく売れなかったので、あまり意味はないし
比較するのもかわいそうじゃないですか・・・
なんて思いたくもなります。
しかし、オンタイムで聞いてなくとも
どこかの奇特な方が、こうやって再販をしてくれているわけです。

いつも、気になるのは、再販したCDも売れているのだろうか
なんてね。親心。

だって、いくらいい企画をレコード会社の企画マンが立てて
リリースまで漕ぎつけたとしてもだよ。
売れなかったら、次の企画は無いよね。


新譜の場合、ケースにもよるかも知れないが
5000枚が利益ラインのようです。

たとえば、グリースバンドのような再販の場合、
版権関連が切れているわけなので、
案外安価に制作されているのが実情のようです。

つまり、本当にレコード会社の担当さんの趣味で
作られるケースが多いみたい。

この場合未確認情報ですが、だいたい1000枚くらいしか
作らないみたいです。

て、ことは。

目にしたら、迷わず即買い、が基本ですね。


全編だるーいサウンドと、もしかしたら、ヘタ?
みたいな特に歌なんだけど、僕はもんくなく
これはイギリススワンプでのナンバーワンとさせていただきます。

たとえば、「Mistake No Doubt」とか
「All I Wanna Do」などは百歩譲って
他のバンドもやれる曲なんだけど、
「Down Home For Momma」は
グリースバンドにしかやれない曲なんです。
ザ・バンドだったら、「Caledonia Misson」
てなわけです。
あるいは「RAG,MAMA,RAG」かな。
この辺りのミドルテンポのノリは、僕はもう中学生の頃から
大好きで、大好きでたまらなかったけど
誰一人好みが合う人はいなかったし、
話ができなかったのです。
そもそも、このサウンドがスワンプロックという
カテゴリーであることすら、知らなかったわけだし。

でも、今聞くと、グリースバンドのほうがすごく
魂入っている感じがします。
なぜなんだろうか。

ENGLISHMAN IN SOUTH

てな感じです。

あ、大きな間違いを発見。
コミュの冒頭に長々と書いた紹介文の中に
グリースバンドのギタリスト、ジミー・マッカロックは
ウイングスに加入して・・・・
とありますが、正しくは
グリースバンドのギタリスト、ヘンリー・マッカロックは
ウイングスに加入。
「レッドローズ、スピードウェイ」制作に参加しました。
ウイングス初期の代表作「マイラブ」のレイドバックな
ギターは、ヘンリーのものです。

でも、すぐに脱退し、ウイングスは、こんどこそ
ジミー・マッカロックを入れて、黄金期を迎えます。

ま、ウイングスの話はいいとして。

無人島に持っていくなら、絶対候補に上がる
1枚、です。

コメント(4)

レココレハートスワンプ特集でも このアルバムが載っていて ずっと欲しかったのですが まだCD化されてない時でレコードは高く やっとCDになったけどこれまた高く(涙)悩んでたとこ 2インで安く輸入盤が出て買いましたハート ストレートにNew Morningが好きでよく聴きましたハート再び聴き直してみるといいですね〜(*^o^*)ジョーコッカーのバンドやロニーレインのバンドにも加入してて よく考えたら凄いバンドですねハート 次回は どんな スワンプアルバムが登場するか楽しみにしてまーすハート達(複数ハート)
Yuu

ご忠告ありがとうございました!
ま、でも中身が中身だけになかなか読んでくれないかもしれないが・・・
待ってました!
いろいろと、情報もくださいね。
彼らのCDを聞いてると、本当にアメリカンルーツミュージックに
対して、憧れと尊敬を持っている、という
感情をストレートに感じ取れるんだよね。

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