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ネイティブなんてあきらめろ!コミュのNo. 13 チンギスハンの野望:言葉と伝達

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No. 13 チンギスハンの野望:言葉と伝達

チンギスハンの侵攻がヨーロッパの深くまでおよび、モンゴル語がヨーロッパの言語に大きな影響力を与えていたらと想像することは、スペイン語に残るアラビア語の痕跡を見れば興味深いことだ。

さて、約800年前に、アジア・中東からヨーロッパまで、ユーラシア大陸全域に亘り、人類史上空前の地域を支配したチンギスハンの特徴は、指揮命令を末端まで徹底させた情報支配とされる。一番の謎は、文字がない時代に、部下たちがモンゴル・中国・タタール・アラブ等々の人たちに、どの言葉を使って、最低限命令を伝えることができたのだろうか? 文字がない以上、まず使者・伝令は命令(とその文脈・背景も含め)を諳んじるしかなかったであろう。コミュニケーションのポイントは古来から、5W1H(When, Where, What, Who, Which, How)だっただろう。文字だけでなく、情報の客観性・正確性担保の尺度たる時計・カレンダー・地図もなかった。

使者・伝令チームが敵国や味方に、指示命令を伝えに行ったとしても、相手がルスだったり、予想外の反応をした場合、本部のチンギスハンに判断を仰ぐ余裕も無い場合もあったろう。その場合、本部も命令を携えた使者・伝令も柔軟な判断力・応用力を駆使して、どうにかして使者・伝令の目的を果たしていたに違いない。使者・伝令が他言語の達人だったとは思えない。おそらく、身振り・手振である程度のコミュニケーションは図れ、支障は生じなかったのであろう。チンギスハンが縦横無尽に駆け回った広大な地域を、敵味方を構わず往来するイスラム商人や、旅芸人もこの時代の重要な登場人物である。情報伝播の担い手であったが、やはり無数の言語に対応していたに違いない。

彼らは日本をも攻略しようとした。攻略主力部隊は中国・朝鮮かも知れぬが、日本への使者・伝令は、未知の国日本に対し、何語でどのように彼らの意思を伝えようとしたのだろう。それ以前に戦争指揮そのものが、いかに蒙古語から各国の混成軍に伝えられたのだろう。もし日本が敗北していたなら、日本の言語はいかになり、いかにコミュニケーションすることになったであろう。その際も敗戦国として、今の英語に対するように、蒙古語のRだのLだのと、くだらないことを言っていただろうか?

古来、「言語が人類だけに許された最大のツール」ということを思い出せば、「話者は伝え、受け手が判断」が言語の最大効用だったろうに、現代、文字も辞書もあるのに、なぜコミュニケーションが図れないか、虚心に帰らねばならない。言語にお茶や生け花適な様式美は要らない。伝わればまずよし、である。

RとかLとか、どうでもいいようなことを挙げつらうより、まずコミュニケーション第一、通じればよし、と言葉の原点に帰るべきだろう。

発音が悪いと日本人として恥など、トンデモない!

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