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ネイティブなんてあきらめろ!コミュのNo. 230 日本人がネイティブになれることは永遠にない

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No. 230 日本人がネイティブになれることは永遠にない

私の長女は高校2年生のとき、1年間ニュージーランドへ留学した。ニュージーランドへは6名ほどの日本の女子高校生と一緒に行き、現地ではバラバラにホームステイし、ほとんど日本人がいない英語漬けの環境で過ごした。

帰国の際はまた6名が合流し、一緒の飛行機で帰国した。機中では、まだ全員英語モードが支配しており、「日本語って変だ。舌がひっかかる」とか、「ツバキが出てきちゃう」などと話しながら、にぎやかに帰国したようだ。

飛行場で出迎えた家族の日本語に戸惑いながら帰国初日を終え、翌日ニュージーランドのホストファミリーに電話する時にはもう英語モードの方が「ひっかかる」感じになっていく。1週間もすると英語は本来の第二言語の地位に戻り、1ヵ月後にホストファミリーが来日したときなど、もう英語はカナクギ流になっている。

長女は元々、アメリカに渡った私と一緒に0歳から5歳までアメリカで生活し、帰国後も自宅で外国人による英会話レッスンを続けていたから、ニュージーランドでもすぐ英語に同化できた。それでも英語は第ニ言語であり、習得してもしてもすぐに後戻りしようとする。

この事例こそ、私たち日本人がネイティブになれることは永遠にないとわかるよい例だとおもう。

結局英語は、われわれ日本人にとって第ニ言語なのだから、帰国当日から滑らかさは失われ、1週間も間を空けるとすぐ出なくなるという程度が実態なのだろう。極論すれば一日単位でも落ちていく。英会話は習得もそうだが、持続にもエネルギーと根性が要るわけだ。

英会話はちょっと勉強したぐらいでは戻ってしまう。アメリカ留学したって、少しぐらいなら戻ってしまう。自分の経験でも、若いころ2ヶ月間の語学研修に行ったときは、平気で電話でアポを取り、どんどん訪問してインタビューなどこなしていた。しかし帰国して間もなく、英会話力が急速に落ちていくのがわかった。半年後に、道で困っている外国人旅行客にアドバイスしようとしたら、突然どもって絶句状態になってしまい、我ながら驚いたことがある。ヘタになるのは簡単なのだ。

海外赴任を経た後は、一定以上に到達したのか、英会話力の落ち方も半分程度で止まり、安定している。いきなり英語で電話が掛かってきてもすぐ英語モードにスイッチングできる。外国の見ず知らずの人に電話する状況になっても、下手になってはいるが、別に支障ないし、緊張もない。この点は、要は中身が大切、と居直ったからかもしれない。自信だけが支えかもしれない。ただ滑らかさには欠ける。5分程度たつと潤滑油が効いてくる感じはあるが・・・。

このように下手になるのは簡単なのだ。どこまで身につければ戻らないのか・・・、それは私にとって永遠の謎である。

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