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ネイティブなんてあきらめろ!コミュのNo. 217 英語は通用力:現場で英語を鍛えよう

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No. 217 英語は通用力:現場で英語を鍛えよう

私は大手損害保険会社に勤務し、入社して一息ついたあたりから英会話を志向し、英会話レッスンを受けていた。勤勉実直なほうではなかったが、当時まだ日本では珍しかった外国人プログラマーが会社にくると声をかけたり、それなりに積極的に取り組んでいた。1980年に会社として初の語学研修生制度が発足したとき、研修生の一人に選ばれた。日頃の素行から望外のことであったので、狂喜した想い出がある。

2ヶ月間イギリス、フランスやヨーロッパ各国の保険事情を研修し、アメリカでは一般家庭にホームステイした。このとき、ホストファミリーの坊やの英語には本当に苦労した。この坊やの口からでてくる英語は、英米人なら子どもの頃から慣れ親しんでいるのに、学校ではおしえない単語ばかりだったのだ。その後ロサンゼルスおよびニューヨーク勤務となり、アメリカ人コンピュータ技術者を採用し、大規模な保険システム構築に携った。開発指揮はすべて英語でせねばならず、英語の世界にどっぷり浸かり、以来今日に至るまで英語と縁が切れることはない。

さて、前述のように、仕事でネイティブスタッフにどんどん英語で指示し、難しいシステム開発をリードしなければならなくなった。なにしろ保険の業務を知ってるのは私だけだったから、大勢の優秀なコンピュータ技術者を集め、システム設計からその背景、細かい手順等すべて指示しなければならなかった。だから、少なくとも業務面では完全にコミュニケーションがとれていただろう。また何年間も、大勢のチームを率いていたから、業務ばかりでなく私的な会話も取れていたと思う。帰国してからもネイティブの人たちと仕事の接触があり、今でも英語を使うことには全く抵抗がない。同時通訳をしたり、英語でのスピーチでは何時間でも話していられる。英文レターを書くのも苦痛がない。ヘタだがいくらでも書ける。国際電話で見ず知らずの人に電話するのも痛痒を感じない。

しかし、発音がネイティブとかでは絶対にない。英語力も今では学生時代より落ちているかもしれない。ただ、「通用力」は圧倒的に増している。

この「通用力」が磨かれたのは、英会話スクールなどの勉強ではなく、語学研修生としてヨーロッパ各国やアメリカを旅した際に、言葉のキャッチボールや、飛び込み訪問や電話のアポ取りなどの「やりとり」を通じて受けた皮膚感覚による。

もちろん訪問先へ行くにも辞書を抱え、学生時代以上に勉強も続けたが、英会話ではこれらの基礎勉強が役立つ以前に、なりふりかまわずしゃべらなければならなかった。むしろ英語力は一定レベル以上になったら、それ以上勉強しても、全然伸びなくなったように思う。アメリカ口語イディオムとか、頭に叩き込むほど勉強したが、水道が漏れるようにポロポロと忘れてしまい、いざという時出てこない。これでは英会話で安心して使えない。要は会話のキャッチボールを通じて悟った「会話勘」のようなものが大事で、それはデスクでの勉強とは相当違うものだ。

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