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ジョウトの双星気まぐれ事件簿コミュのミニ同窓会?ジム視察の旅

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チャプター1・ソウシロウさん、お仕事ですよ〜。


春。様々な物やが生まれ、色んな事が始まる初々しい季節。ソウシロウの部隊に新人が入ったり、ミオリがまたコンテスト荒らしを企てたり(オイ)、人により様々な楽しみが起こるのである。
そんな春のある日の夜。ソウシロウは春に入った新人の履歴書に目を通したり、ミオリとフィオは携帯ゲーム機の最新作を一緒にやっているし、ブラーネは本棚の近くで読書をしたり…と、季節は変わろうとも変わらぬ日常を過ごしていた。
フィオ「ミオリ!右だよ右、2匹来てるよ!」
ミオリ「オーケーオーケー!…って、コイツ嫌いなんだよね〜。フィオ、そっち片付いたらお願い!」
フィオ「合点!」
ポケモンバトルのような息の合い方で、ミオリとフィオはスパスパ攻略していけば、
ソウシロウ「キキョウのヒエン地区5−32ー3…か。すまないブラーネ、ジョウトの地図…取ってもらえるか?」
ブラーネ「ジョウトですね、了解です。」
超能力で地図を浮かせ、ソウシロウの方に飛ばす。ソウシロウはその方を見ずに、片手でキャッチする。
ソウシロウ「おう、サンキュー。」
言葉数は少ないが、抜群のコンビネーションを見せるソウシロウとブラーネ。どちらも自身の相棒ではないのだが…。とそこに、
??「ガウゥッ。」
部屋の外から誰かが来た。
フィオ「ふむふむ。ソウシロウ、ヘルガーが電話持ってきたよ。」即座に通訳するフィオ。
ソウシロウ「こんな時間に電話とは…まぁ本部からだろうな、何の用件だか…。おいミオリ、ドア開けてやれ。」
ミオリ「ほいほーい。」
ゲームの手を止め、ドアを空けてやるミオリ。すると、尻尾に電話を器用に巻き付けたヘルガーが入ってきた。
ミオリ「ヘルガー…アンタ、いつの間にそんな芸を…?」
ソウシロウ「フィオの影響と、お袋の悪知恵だなコリャ。」
ソウシロウに電話を渡すと、あぐらをかいているミオリの元に入っていく。頬を近付けじゃれるミオリとヘルガー、それを横目で見て少し笑いながらソウシロウは電話に出る。
ソウシロウ「もしもし、ソウシロウだ。…ふっやはりな。…あぁいや、何でもない。ところで何用だ?……あぁ、もうそんな時期か…。」
通話するソウシロウの声を拾い、少し思案するフィオ。
フィオ「そんな時期…?あぁ、アレの事かな。」
ブラーネ「アレ…とは何ですかフィオ?」
フィオ「そっか、ブラーネはまだ知らないのか。」
相づちだけだが、トントン拍子で話は進んだ様で、ソウシロウはすぐに電話を切りヘルガーに投げ渡した。
ソウシロウ「フィオ、ほぼお前の予想どおりだな。本部から“ジム視察”の要請だ。」
フィオ「やっぱりね。」
ミオリ「ジム視察〜?なんじゃそりゃ?」
わざとらしくか本気なのかが少し気になるが、ミオリは首を横に倒し聞いてきた。
フィオ「何って…読んで字のごとく〜だって。」
ソウシロウ「各地のポケモンジムがしっかり運営されているかどうか、抜き打ちで…って言う訳でもねぇが、直接見に行くのさ。」
フィオ「大体毎年春、年に1度必ずやってるんだよね。」
ミオリ「そうか。去年の今頃は確か、ポケモンコンテスト荒らしをしてたからなぁ〜。」
ソウシロウ「どんなイイ思い出だそりゃ。」
皮肉たっぷりのトーンでツッコむソウシロウだった。
ブラーネ「ミオリの思い出はどうでもいいですが…、なかなか面白そうな仕事ですね。」
ミオリ「どこをどう見るのか分からないけど、私も興味出てきた!」
ソウシロウ「やはり食い付いたな。…どうだ、お前らも参加するか?」
ソウシロウの一言に、一気にミオリの表情が晴れる。
ミオリ「マジでマジでマジで!?行っていいの?一緒に?」
ソウシロウ「あーなんつーか、連れてってやるから少し落ち着け。」
顔をグイグイ寄せるミオリを、片腕で押し退けるソウシロウ。その横でブラーネが、少し不安そうにうかがってきた。
ブラーネ「お気持ちはありがたいですが、勝手に付いていっていいのでしょうか?」
ソウシロウ「無論、平気だ。フィオ、レンジャーマニュアルの347ページ・第16項を見せてやれ。」
フィオ「…ふぇっ!?300…何ページ?」
急な振りに焦りながらも、何とかそのページを見付け、ミオリとブラーネに見せてやった。
ブラーネ「ええと…16項、視察官の選定について。ジムの視察官は4級以上の資格を有する者、もしくは準2級以上の資格を有する者とその同伴者を認めるものとする…。」
それをブラーネが読み上げると、ソウシロウが何かの免許を出してきた。
ソウシロウ「んんっ!…まぁ、そういう事だ。」
ミオリ「リーグ認定視察資格…1級…。」
ブラーネ「…さすがは半端な事が嫌いな事だけありますね。」
フィオ「これで、ミオリとブラーネは視察官になることができたのでした〜的な話。」
ミオリ「よく分かりました〜的な話。」
ソウシロウ「明日は朝早いぞ、起き遅れるなよ?」
捨て台詞の様に吐き捨て、部屋を出るソウシロウ。部屋には1人、冷や汗をかいてる人物がいた。
ミオリ「…早起きかぁ〜…。」
ブラーネ「ミオリ、時間になったら叩き起こしますからね?」
ミオリ「…お手柔らかに…。」

ミオリの最初の相手は、早起きとのガチンコファイトのようである。



・・・・・・・・・・・・



翌朝・8:30、レンジャージョウト本部。
受付「おはようございます、ソウシロウ隊長」
ソウシロウ「おはよっす、今日も朝からご苦労様。」
受付嬢と軽く挨拶を交わし、視察の内容を確認しに奥に進むソウシロウ。その後ろから、
ミオリ「うぅ〜…、究極眠い〜。」
フィオ「早朝はホントグズグズだよね、ミオリってさ。」
いかにも、服だけ着替えただけのミオリと、それに呆れているフィオ・ブラーネが入ってきた。
ブラーネ「同行とはいえ、仕事なんですからしっかりしてください。」
ミオリ「ふぁ〜い…。」
心…ではなく、意識ここにあらず…である。
受付「おはよ、フィオ君。何と言うか…大変ね、毎度毎度。」
フィオ「いやはや、お騒がせいたします〜毎度毎度。」
ソウシロウ「本当だよ…毎度毎度、飽きないヤツだ。」
書類の様なものをもって、ソウシロウが戻ってきた。
ソウシロウ「今回はなかなかの当たりを引いたな。」
フィオ「おぉ、マジで!?くじ運まで強いって、ソウシロウ卑怯すぎるって。」
ソウシロウが、ハハハ…と笑うのを見つつ、横からブラーネが入ってきた。
ブラーネ「フィオ、運がいい…とはいったいどういう事です?」
フィオ「うん。ジムの視察って、1組が3・4ヶ所のジムを2日ぐらいかけて回るんだ。しかも、ソウシロウみたいに上位級の視察員になると、カントー・ジョウト・ホウエン・シンオウ全てのジムの視察責任があるんだ。」
ブラーネ「上位級ならではのリスクとリターンと言うわけですね。」
フィオ「そうだね。で、ソウシロウのくじ運がイイっていうのは…、ブラーネはカンがイイから気付いたんじゃない?」
ブラーネ「えぇ、大方見えましたよ。視察先が近隣か、最適な視察ルートを構築可能な配置になったか…のいずれか理由ですか?」
フィオ「ご名答!」
ソウシロウから書類をあずかるフィオ。
フィオ「どれどれ?…なるほどね、回りやすい…か?」
横からブラーネも覗き込む。
ブラーネ「カントーのタマムシジム、ホウエンのフスベジム、シンオウのクロガネジムとキッサキジム…。一見すると、回りにくそうな配置ではないですか?」
ソウシロウ「ふふ、一見すれば…な。」
不敵な笑みを浮かべるソウシロウ。
ソウシロウ「今の時期の気候と、俺のみが知る極秘ルートを使えば楽に回れる。」
フィオ「うひゃ〜、まさか…無茶なトコ通るわけじゃないよね?」
ソウシロウ「まさか、至って安全なルートだ。」
ブラーネ「信じる他、無いでしょう…フィオ?」
フィオ「…だね。」
何かの覚悟を決めたフィオだった。
ソウシロウ「さぁ、それじゃ最初のジム…キッサキジムに行くぞ。ミオリを叩き起こして、全速力だ!」
フィオ「合点!」
ブラーネ「了解です。」


こうして、ソウシロウ一行のジム視察の旅が始まる。

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