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うつ病を考える家族会コミュの傷つかないルール

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人それぞれ、育った環境が違うから、どんな環境で育ったかによって、こころの作られ方が違ってくるようです。物凄く過酷な環境、例えば、虐待とかは、当然、子供のこころに大きな影響があるわけですが、そうでもなく、ごく一般的な家庭に見える環境でも、子どものこころに大きな悪影響があることがあるようです。

その家庭というのは、物凄く、親が子どもに期待している家庭です。子どもに自由がなく、子どもが親の顔色を伺っていて、親の自尊心や親の劣等感を満たす役割を担わされている家庭です。子どもへの愛情のつもりが、いつしか過剰な期待となっている家庭は、どこにでも存在するぐらい、非常に多いと思っています。

そんな過剰な期待を背負った子どもは、将来、こころに問題を抱え易い傾向があるようです。

親の期待に何でも応えられるほど子どもは万能ではありません。人間の本能として、認めて欲しい、かまって欲しいという気持ちは子どもにもあります。だから、子どもは子どもなりに頑張って親の期待に応えようとします。それでも出来ないことはたくさんあるのです。出来ない時に、子どもは、傷つくのです。どう考えても、自分の能力を超えていて出来ないことはあります。それでも、それを強いる親であれば、子どものこころには、傷つかないためのルールが出来上がります。虐待ほど酷くはないし、期待は、愛情の一部であることは間違いないと思われるので、社会的には、問題になることはありませんが、こころの問題を抱えてしまう人を増やしてしまう一因になっています。

傷つかないためのルールとは、自分を守るためのルールですね。どういうものかといえば、はじめから、ダメだ、出来ないというネガティブな発想です。最初から、出来ると思っていると出来ない時に、傷ついてしまうのです。そのバックアップとして、ダメだ、出来ないというネガティブ発想をするようになるみたいです。

傷つかないルールを持った人は、新しいこと、慣れないことをする時には、必ず、できないだろうから入って行くので、ストレスが大きいのです。自ら楽しむために、積極的になることができません。人から丁寧に教えられたことでないとできません。自ら進んでやる積極性がないのです。

楽しむために積極的になれないと、どうなるかといえば、生きる自信がなくなるのです。生きる自信とは、自分をありのままに表現し、それが認められた時にはじめて身につくものです。時には自分を表現しても認められないこともあります。認められない経験は、自分を知るという意味で大切です。認められないことで、自分の能力や限界を知るのです。

傷つかないルールを持つということは、ネガティブな決めつけをして、それを信じ込んでいる、自己催眠状態、自己洗脳状態と同じです。自分を守るための決めつけなので、非常に頑固で融通がきかないところがあります。

人生には、必ず、自分で考えて、解決しなければならない壁が訪れる時があります。そんな時に、傷つかないルールを持った人は、人を責めます。自分は真面目に頑張っている。自分は悪くない。悪いのは、相手だ。そう思い込むことで、自分を守ろうとします。相手はストレスを与えた人ですね。最初はそうなんですが、最近、厄介なのは、うつ病の存在です。ストレスを背負ってしまうと、誰でも、うつ病になってしまう可能性があるわけです。うつ病になるとどういう訳だか、一番身近な存在である家族が悪いと思い込むようになります。ストレスを与えた相手からは、うつ病になることで、避けることができた。だけど、病気は治らない。辛さは変わらない。そうなると、人間関係が狭くなっているうつ病の方には、家族以外に標的はいなくなるからだと、私は考えています。

妻がうつ病だった頃、私も、相当絡まれました。妻には強固な、傷つかないルールがありました。親が悪い。旦那が悪い。そんな話を毎日のように聞かされていました。傷つかないルールはこころの中にあるので、自動的に働きます。どんなに上手く説得しようとしても出来るものではありません。生きる為に必死であればあるほど傷つかないルールは強固になるんですね。

うつ病は、病気であることは間違いありません。脳に異常が起きている病気です。辛さはかなりのものがあります。しかし、治療をしてもなかなか治らなかったり、再発率が高いのは、傷つかないルールをこころに持ってしまったことにあるのではないかと考えています。

私の妻のうつ病が治る過程とか、自分自身の経験から言えることですが
人のこころは、徹底的に落ち込むと、底が見えて、まあいいかと思えるようにできているみたいです。心底納得して、もう良いかと思えるものです。

何とかして、この苦しみから逃れたいと思うと、苦しみが苦しみを生む連鎖になります。家族を巻き込み、身動きが取れなくなってしまいます。真面目に生きているのに、こころの辛さが蓄積されて行くのです。相手への恨みは、怒りとなりこころに蓄積されます。うつ病が長くなると、必ず、こころの奥に怒り抱えてしまいます。

傷つくことを怖れないこと。傷つくいた時は徹底的に落ち込むこと。
まずは、自分の傷つかないルールを知ることかが
こころを健康にするためには、大切なことだと思っています。

コメント(1)

大変ご無沙汰してます。

このお話はまさに今の夫です。

細かく書けないけど、ピタリと当てはまりました。

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